GB EMI ASD2468 ジャネット・ベイカー レイモンド・レッパード イギリス室内管弦楽団 ヘンデル イタリアン・カンタータ集

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「 GB EMI ASD2468 ジャネット・ベイカー レイモンド・レッパード イギリス室内管弦楽団 ヘンデル イタリアン・カンタータ集」を通販レコードとしてご案内します。

34-15787

商品番号 34-15787

通販レコード→英ラージドッグ・セミサークル黒文字盤

人間の強さ・弱さをありのままに ―  デイム・ジャネット・ベイカーの解釈は常に緻密・正確で、声のコントロールにも秀でており、声は、キャリアの最初は低音寄りで、次第に高域が充実するという変化を見せ、広範囲なレパートリーを歌いました。イタリア古典歌曲に始まり、バロック・オペラや古典派とロマン派の声楽作品、そしてブリテン晩年の打楽器、ハープシコードを伴うオーケストラ付き大作まで、高度な表現力には定評がありました。ブリテンの劇的カンタータ「フェドーラ」は、ベイカーの歌うベルリオーズの「夏の夜」を聴いて感銘を受けたブリテンが、彼女のために書いた作品でもある。物語は、ギリシア神話にもとづくもの。アテナイ王のテセウスには、純潔の神アルテミスを信仰する潔癖な息子ヒッポリュトスがいた。ところが、中年王テセウスの若き後妻フェドーラは継子のヒッポリュトスを熱烈に愛してしまい、もだえ苦しみ、最後には亭主にも知られて怒られてしまい、それでも好きで堪らずに、自らの命を絶ってしまう。そんな悶え苦しむフェドーラの心情を歌い込んだカンタータです。ブリテンのオペラ「ベニスに死す」にも似て、どこか彼岸の雰囲気も漂い、ベルクの音楽や、シュプレヒシュティンメ的なリアルな迫真感をも感じます。そして、ハープシコードや独奏チェロを伴ったレシタティーヴォなどは、古風な趣きのなかに、恐ろしさも感じます。一方で、切迫した弦のトレモロとティンパニが、フェドーラの激する心を鼓舞激励する。17世紀フランスの劇作家ラシーネが書いた「Phe’dre」~フェドーラをブリテンと同時代のローウェルが翻訳したものを台本とするアルト独唱のためのカンタータ。ブリテンの意図は、ヘンデルのイタリア様式のカンタータをイメージすることにあったという。〝イタリアン・カンタータ〟ですが、カンツォーネとは趣きが異なり、〝オペラ風に歌う歌〟とでもいうべきものです。ヘンデルのイタリアン・カンタータといわれる作品はソロ、デュエット、トリオで歌われるものをあわせて約120曲あまりあり、これらは主としてヘンデルのイタリア滞在期に作曲されたもので、貴族の屋敷内で演奏された純粋な娯楽のためのもので、歌詞の内容は、男女の愛の喜びや苦悩を取り扱ったものが多い。ヘンデルはドイツ生まれですが、20歳台前半に当時の音楽先進国・イタリアに渡り、イタリア音楽を完璧に身につけます。一時ドイツに帰国しますが、すぐにロンドンに行き、晩年には帰化しました。声楽曲の作曲家といえ、オペラやオラトリオは素晴らしいもので、人間の強さ・弱さをありのままに、ドラマティックに表現しています。イタリアン・カンタータは青年時代のヘンデルがイタリアで作曲したものが多く、後年のオペラやオラトリオのエッセンスともいうべきもので、非常に魅力的です。ソプラノ用のソロ・カンタータ「はかない足跡を追って(棄てられたアルミーダ)」(HWV105)は物語性が強く、独奏ヴァイオリンによるプレリュードと、レチタティーヴォをはさんだ3曲のアリアで構成されています。この作品は、16世紀のイタリアの詩人タッソの詩に基づく。時代背景は12,13世紀、十字軍がイスラム軍とエルサレム争奪戦を演じている頃。アルミーダは魔女で、惚れた十字軍の騎士リナルドを魔法で虜にしていましたが、逃げられてしまったので、怒りくるって復讐しようとします。しかし、リナルドを慕う気持ちも強く、愛憎の狭間で想い乱れる、というお話です。ヘンデルは後日、このストーリーを十字軍の騎士を主人公にした、オペラ「リナルド」(HWV7)を作曲しています。このカンタータはヨハン・ゼバスティアン・バッハも楽譜を購入し、ライプツィヒで自身が指揮して演奏した、と伝えられています。最後のアリアはシチリアーノ様式で作られ、特有のリズムと物悲しい旋律は、この作品の聴き所です。

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