GB EMI ASD648-9 ジョン・バルビローリ ジャネット・ベイカー リチャード・ルイス キム・ボルイ ハレ管弦楽団 エルガー ゲロンティアスの夢

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「 GB EMI ASD648-9 ジョン・バルビローリ ジャネット・ベイカー リチャード・ルイス キム・ボルイ ハレ管弦楽団 エルガー ゲロンティアスの夢」を通販レコードとしてご案内します。

34-22161

商品番号 34-22161

通販レコード→英ラージ・ドッグ・セミサークル黒文字盤[オリジナル]

必ず聴くべきエルガーの作品 ―  自らの死に際して神へ魂を委ねようとするゲロンティアス、彼を神の国へと送り出す司祭、死後の世界においてゲロンティアスの魂を導く天使、ゲロンティアスを迷わせる悪魔たち、神のもとでゲロンティアスの魂を招き入れる苦悩の天使、などが登場して、その物語を「音楽神秘劇」のようにして聴かせるエルガーの才能は、必ずや聴き手に深い感動を与えることだろう。しかし、エルガーが心酔してテキストに選んだジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿(カトリック教会においては教皇・法王に仕える最高顧問)による長編詩による、宗教的な題材、しかも「死と魂の審判」という命題を軸にした精神的にも深みのある内容ゆえ、気軽に聴ける作品ではないかもしれない。物語の主人公であるゲロンティアスは聖書に登場する人物ではなく、テキストも聖書によるものではない。ゲロンティアスは自らが直面した「死」について考え、畏れ、死を受け入れた後は慈愛に溢れた天使に導かれて、主のもとへ少しずつ歩みを進めていく。ワーグナーの舞台神聖祝典劇《パルジファル》にも似た崇高な雰囲気を作り上げていく。敬虔なカトリック教徒であったエルガーの最高傑作と言われるオラトリオ「ゲロンティアスの夢」。サー・ジョン・バルビローリとハレ管弦楽団による1964年録音の決定盤。聴き手は、悩めるゲロンティアスの姿を通じて「死と死後の世界」を疑似体験し、その過程において魂は浄化されながら次のステージへと向かうのである。エルガーが通称「エニグマ(謎)変奏曲」を発表し、イギリス国内においても国際的にも注目を集めたのが1899年のこと。その時点で彼は42歳であり、遅咲きの才能として脚光を浴びた。1900年10月にイギリスのバーミンガムで初演された《ゲロンティアスの夢》は、エルガーの名声を確実なものにした重要な一作である。初演はけっして大成功とは言えなかったがエルガーは手応えを感じたのか、1903年にはイエス・キリストと弟子たち、マグダラのマリアなどが登場する「使徒たち」、1906年にはその続編ともいえる「神の国」を発表。その後には、最後の審判をモティーフとしたオラトリオも構想していたが、これは形にならなかった。が、エルガー版の《ニーベルングの指環》というのはおかしいだろうか。それはさておき、イギリス本国においては「必ず聴くべきエルガーの作品」の筆頭に挙げられ、名だたる指揮者やオーケストラ、さらにはアマチュア合唱団も取り組むほど親しまれている。この大作が初演された1900年は、マーラーが交響曲第4番を書き上げ、ドビュッシーはオペラ《ペレアスとメリザンド》の完成を急いでいた頃。前年にはリヒャルト・シュトラウスにとって最後の交響詩となった「英雄の生涯」が初演され、シェーンベルクが耽美的な「浄められた夜」を作曲している。本盤を機会に、エルガーをイギリス音楽という枠に収めず、広く音楽史の中で再評価するのも一興だろう。

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