GB DECCA SXL2187 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦楽団 ヘンデル オルガン協奏曲集 VOL.2

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GB DECCA SXL2187 カール・リヒター ヘンデル・オルガン協奏曲集 VOL.2

商品番号 34-19186

通販レコード→英ワイドバンド ED1 盤[オリジナル]

劇場のオルガンの神秘的な音色で魅了された聴衆は、ヘンデルの演奏を見るために押し掛けた。 ― 偉大なバッハ音楽の布教に生涯を費やした20世紀バッハの第一人者カール・リヒター(ドイツ、Karl Richter, 1926.10.15-1981.2.15)は独アルヒーフ、ドイツ・グラモフォン2大レーベルに膨大なバッハ作品を録音しているのは周知の事実です。勿論、指揮者としてだけでなくオルガニスト、チェンバロ奏者としても数々の名録音を残してくれました。カラヤンのバッハ録音の少なさからも判りますが帝王カラヤンと言えども、このリヒターの分野には入ってこれなかった。若くしてバッハ所縁のライプチッヒの聖トーマス教会、ミュンヘンの聖マルコ教会のオルガニストに就任した頃から、1981年に生涯を閉じるまでバッハ一筋。リヒターは若い頃に、ロンドン・レーベルでヘンデルの「オルガン・コンチェルト」全12曲を録音している。このバッハの化身とも言えるリヒターを遠くイギリス海峡の向こうから早くに注目していたのが英デッカであった。商魂逞しいことは他社の追随を許さない。この商魂から生まれたのが本盤。ドイツ・グラモフォンの本拠地ミュンヘンに直接乗り込んでのセッション、聖マークス教会のオルガンが、一点の曇りもなく輪郭をハッキリ描いて響き渡って参ります。本盤、第2集は5番から8番を収録。有名なハープ協奏曲にも編曲されているものも含んでいます。7月の鑑賞会のあと、ヘンデルの話になったがヨハン・ゼバスティアン・バッハとゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル、二人の音楽は対照的だ。新進を目指していたバッハに比べて、ヘンデルは均整のとれた美を良しとしていたのではないか。ヘンデルの器楽曲は、オペラやオラトリオの谷間に咲いた花という感じだが、ほとんどが珠玉の名作である。むしろ器楽曲にヘンデルの古典的な才能がよく現れている。その最高傑作はハープ協奏曲変ロ長調である。この作品こそヘンデルの古典主義の最高峰であり、その典雅さは古代ギリシア彫刻に近づいている。そしてメロディーから感じられるほのかなロマンチシズムは、ギリシア神話の愛の物語を連想させる。本盤の作品4第6の協奏曲はハープ編曲版の方が、はるかに有名であるが元々はオルガンのために作曲されている。オーケストラの弦楽器は弱音器を装着し、さらにフルートも編成に加わっていることで何とも涼しげな音色となる。しかもこの変ロ長調という調性がさらに涼感を高めているように思う。1736年2月19日、ロンドンのコヴェント・ガーデン劇場で初演されたオラトリオ《アレクサンダーの饗宴》の上演に際し、幕間に演奏された。演奏したのはウェールズ出身の若手ハーピスト、ウィリアム・パウエル。これには理由があって、ロンドンにおいては当時、オペラが次第に不人気になってきており、ヘンデルは次にオラトリオに取り組むことにしたのである。そして、この試みは成功したのであるが、聴衆はヘンデル自身が演奏する幕間のオルガン協奏曲を非常に楽しみにしていたという。ところが、ここでヘンデルが上演しようとしたオラトリオそのもののクライマックス部分にヘンデルが登場してオルガンが高らかに奏されるパフォーマンスになっていたそうで、その幕間にオルガン協奏曲を演奏しないことで聴衆にフェイントを仕掛けた。それが今日ではハープの重要なレパートリーの一つになっているというから、何が幸いするのかわからないものである。ヘンデルは1738年、ロンドンで出版した《オルガン協奏曲集》に第6番として本来の姿で含めており、そのため、オルガンの演奏として聴く機会も多い曲なのであるが、その2年前のハープ協奏曲としての異稿も遺ることとなった。この曲は、「ハープ協奏曲」というジャンルの初めての曲として、とても大きな価値を持つと言われている。

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