JP COLUMBIA OS497C ブルーノ・ワルター コロムビア響 ニューヨーク・フィル シューベルト 交響曲8番「未完成」 ベートーヴェン 交響曲5番「運命」

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「 JP COLUMBIA OS497C ブルーノ・ワルター コロムビア響 ニューヨーク・フィル シューベルト 交響曲8番「未完成」 ベートーヴェン 交響曲5番「運命」」を通販レコードとしてご案内します。

34-25778

商品番号 34-25778

通販レコード→JP CBS/SONY前日本コロムビア社製 1966年3月発売初期盤 米コロムビア同一スタンパー使用盤。

電気蓄音機を聞いている空気に包ませてくれる魅力的な音作り。「未完成」は最高度にロマン的な演奏で、特に第2楽章の美しさはたとえようがない。

ドイツの偉大なる指揮者ブルーノ・ワルターは、20世紀の歴史に翻ろうされた人といえる。シューベルトは彼岸の風に誘惑され死に親しむ様な「未完成」を作ったが、敢然とそこに背を向けグレイトの偉大な世界を湧出させた。

春分の日。熊本は昨夜からの雨が本格的になっているが、東京では天気は持ちこたえていてお花見をしている様子がニュースショーで伝えられている。その朝のニュースショーも、朝8時からのWBC準決勝の中継で、放送開始は12時からとなった。決勝進出に湧いている日本全土だが、お彼岸でもある。
お彼岸の今日に、明日の決勝に期待が高まる明るいニュースを届けてくれた、大谷選手、村上選手、日本人選手たち。そして、岸田首相がウクライナに電撃訪問。ゼレンスキー大統領との懇談が未来を開くか。その様な今日に聴くレコードに、これは最適だった。
『未完成」と『運命」はこの一枚のレコードがあれば、いい。そうも言いたい歴史的大名盤。電蓄で聴いているような、録音は申し分なく、ニューヨーク・フィルとの『未完成』は最高度にロマン的な演奏で、特に第2楽章の美しさはたとえようがない。長年の信頼関係。オーケストラ側からの指揮者への献身。古くはマーラー、トスカニーニから叩き込まれたことがワルターの指揮のもと最高の演奏を生み出した。
ドイツの偉大なる指揮者ブルーノ・ワルターは、20世紀の歴史に翻ろうされた人といえる。シューベルトは彼岸の風に誘惑され死に親しむ様な「未完成」を作ったが、敢然とそこに背を向けグレイトの偉大な世界を湧出させた。一方ワルターはナチにヨーロッパを追われた。だがアメリカでは持ち前の叙情性に加えて晩年には力強い造型と人格が作り上げたとしか言い様のない、愛に満ちた精神的な響きを奏でた。両者とも深い悲しみと喪失感、癒しようのない心の傷をおいながら、偉大な芸術を作りあげたのだ。シューベルトとワルターの魂が重なりあったような演奏と言いたい。
最近では「未完成」もウィーン風の優美な情緒よりも、よりシリアスにシューベルトの内面を掘り下げていく、いわば辛口の名演が増えつつある。先般、近衛音楽研究所がパート譜から起こした戦時下での「近衛版・未完成交響曲」を再現演奏できるようにした。「玉木宏 音楽サスペンス紀行~マエストロ・ヒデマロ 亡命オーケストラの謎」は「戦火のマエストロ・近衛秀麿~ユダヤ人の命を救った音楽家~」を嘗て観た時よりはっきりと「慟哭」の第1楽章、「祈り」の第2楽章を確信したが、ひところは「未完成」の名盤といえばこの演奏が五指に入ったものだった。今聴いても素晴しい。第1楽章は比較的あっさり淡々と進むのだが、第2楽章は遅いテンポで情緒たっぷりに歌い上げる。ウィーン・フィルとの1936年の録音の耽美的なサウンドも忘れがたいが、この色彩感のあるニューヨーク・フィルの演奏は、がさつさのあるアンサンブルと左右チャンネルへの振り分けが明快なステレオ録音は、電気蓄音機を聞いている空気に包ませてくれる魅力的な音作りだ。
ブルーノ・ワルターは1876年ベルリンに生まれ、1962年アメリカに没した大指揮者ですが、生涯に大きな影響を与えたのは1896年のグスタフ・マーラーとの出会いでしょう。ハンブルク歌劇場の音楽監督、ウィーン宮廷歌劇場(現ウィーン国立歌劇場)の楽長、ミュンヘン宮廷歌劇場(現バイエルン国立歌劇場)の音楽監督、ベルリン市立歌劇場(現ベルリン・ドイツ・オペラ)音楽監督、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長等の要職を歴任、ヨーロッパ中を席巻した人気指揮者でした。
ウィーン・フィルやベルリン・フィル、ザルツブルク音楽祭にも度々招かれ、特にベルリンでは『ワルター・コンサート』という特別な演奏会も担当していた。1933年、ナチス政権樹立後はドイツから出ざるを得なくなりウィーンへ。そして、38年にオーストリアが併合されるとスイスのルガーノへと逃れ、さらにはフランスの国籍を得てドイツ・オーストリア帝国の手が及ばないように活動を続けた。
第二次大戦の戦火を逃れるためにアメリカへ脱出し、常任のポストには就かずにニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場でタクトをとることになります。戦後はヨーロッパ楽壇にも復帰しますが本拠はアメリカで、1960年、ロス・フィル及びヴァン・クライバーンとの共演を最後に『演奏会活動』からは引退。が、コロンビア・レコードがドイツ、オーストリアの交響曲を体系的に録音したいというアプローチに共感し、レコーディングだけに組織されたコロンビア交響楽団との中身の濃い数々の名演がレコードに刻み込まれることになります。
『運命』は、お仕着せのコロムビア交響楽団との録音になったことは惜しいところだ。こちらもニューヨーク・フィルで録音してほしかった。この猛々しい『運命』に於いても、好々爺は柔和な表情をつける。変奏の名手であったベートーヴェンは、優しさから力強さまで、主題に隠された要素を巧みに引き出している。その第2楽章の、丁寧な表情付けは聴きどころ。こまかいところではカラヤン指揮の、ベルリン・フィルのアンサンブルの上手さに叶うところではない。
  • Record Karte
  • 1958年ニューヨークでのステレオ・セッション録音。
  • 1966年3月発売初期盤日本コロムビア社製, STEREO 1枚組 (170g)重量盤, 米コロムビア同一スタンパー使用盤。見開きジャケット。

販売レコードの写真

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ニューヨーク・フィルハーモニック
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