「 JP CBS-COLUMBIA OS322-3 ブルーノ・ワルター ニューヨーク・フィルハーモニック エミリア・クンダリ モーリン・フォレスター マーラー 交響曲2番「復活」(2枚組)」を通販レコードとしてご案内します。
マーラーの音楽の本質をつく、芳醇で雄大な名演。ワルター初のステレオ録音であり、コロムビア・ステレオ最初期の名録音として今でも光り輝いています。
巨匠ブルーノ・ワルターはナチスに追われアメリカに亡命する以前、ウィーンでマーラーの副指揮者を務め、さまざまなアドバイスを受けました。この出会いはワルターの人生に少なからぬ影響を与え、彼はマーラー後期の作品の初演なども手がけました。本盤は、マーラーをあたかも師であるかのごとくリスペクトし続けたワルターのみに可能な、マーラーの音楽の本質をつく、芳醇で雄大な名演です。
一時は引退を表明して80歳を越えた晩年のブルーノ・ワルターは米国は西海岸で隠遁生活送っていたが、米コロムビア社の若き俊英プロデューサー・ジョン・マックルーアに説得されドイツ物中心にステレオ録音開始。この『復活』は、その彼のステレオ録音の最初の1枚となったものです。マーラーの弟子であったワルターが、それまでの手兵ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮してステレオで最初にとりあげたのが『復活』だったというのはまさに僥倖であったといえるでしょう。日本の北斎に譬えられたように、まさに80歳にして立つと言った感じ。引退していたワルターを引っ張り出し、『マーラー直弟子のワルターが伝えるマーラー解釈の神髄。』とコピーが常套句になっていますがワルターの心情はどうだったのか、と考えます。この録音はニューヨーク・フィルとウェストミンスター合唱団。あとに続くレコードのためのオーケストラのとは違ったんじゃないか。ドイツものとしてマーラーを録音できることに特別な思いを強くしたのではないか。録音は穏和な表情の中にどことなく哀感が漂うような、独特の味わいがあります。低音域を充実させたドイツ的なスタイルで、ロマンティックな情感を適度に盛り込みながら柔らかくたっぷりと歌わせたスケール感豊かな名演。マーラーも、巨匠ワルターの芸風に最もしっくりと馴染む作曲家の一人だったように思う。マーラー直系の愛弟子ですから、当然と言えば当然ですが、同じユダヤ人として時代を共有したものでなければなし得ない強い共感に満ちあふれた演奏を聴かせている。歴史的名盤といえる録音だ。ワルターのステレオ録音が聴けるとは、米コロムビア社の英断に感謝せずにはいられません。
- Record Karte
- エミリア・クンダリ(ソプラノ)、モーリン・フォレスター(アルト)、ウェストミンスター合唱団
- 1958年2月17,18,21日ニューヨーク、カーネギー・ホール録音。
- CBS/SONYになる前の1960年代、日本コロムビアからのリリース初出。
CDはアマゾンで
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