DE DGG 32 938 3 アンネ=ゾフィ・ムター ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

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「 DE DGG 32 938 3 アンネ=ゾフィ・ムター ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲」を通販レコードとしてご案内します。

34-21423

商品番号 34-21423

通販レコード→独ブルーライン盤

高貴でありながら雄大な作風を示し、独創性も存分に発揮された傑作として親しまれている協奏曲。 ― ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのデビュー盤、「モーツァルトの協奏曲」で世界に羽ばたいたアンネ=ゾフィ・ムターが、その翌年、16歳のときに録音したベートーヴェン協奏曲は屈指の名曲だ。優美なこの曲の、美しさに焦点を合わせた正統派の演奏。それでもこの美音を聴くだけでも価値がある。もちろん美意識に優れたカラヤンだからムターの美音を最大限活かすように振っている。最初にヴァイオリン・ソロが出るところからして音色が違う。弱音部分の美しさは言うに及ばず、強奏部分も美しい。かなりしっかり音量も出ているのだが、そんな時も全く濁ったり割れたりしない音色が凄すぎる。カデンツァは定番のクライスラーのものでムターの音色にぴったりである。その音色を別にすれば、ムターの個性が発揮されるようなところはなく、カラヤンの意思どおりの曲作りだろう。後年自らが述懐しているように、この頃はまだ幼く、カラヤンの指揮に全てを委ねていたようだ。従って技巧的に独自性を出しているところはない。要するにカラヤンの意図したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲になっている訳である。そうはいいながら、のみ込まれることなく潮目を読みながら、カラヤンの重厚な指揮の下、のびのびと表情豊かにスケールの大きな演奏を展開しています。ムターがカラヤンと最後に共演したのは、1988年8月15日のザルツブルク音楽祭だった。本盤のジャケットは、カラヤンがムターに何かを教えている様子の写真だが、10年後のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲では、ステージで赤いドレスを着たムターがカラヤンに右手を差し出し、後ろ姿のカラヤンが両手でそれを握っている写真だ。この時点でもうムターは「カラヤンの秘蔵っ子」ではなく、カラヤンとは対等の共演者と成っていた。レコードを録音順にジャケットを並べて眺めると面白い。二人の距離感は、ムターの才能を育て、将来を予想していた撮影されてきたかとドキュメンタリーのようで驚かされる。カラヤンの死により、音楽界から「帝王」はいなくなった、そしていつの間にか、ムターは「女王」と呼ばれている。むしろムターのほうが主で、カラヤンが従だったのかもしれない。ムターもカラヤンの意図を良く理解している。カラヤンの教えに忠実に弾いているのか、2人共に同じ目標を目指していたからか、現在のムターのスタイルも延長線上にあるのでカラヤンの美点を吸収したのかもしれない。ほぼ四半世紀を経たクルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルハーモニックとの演奏では一段と風格を増した堂々たる演奏を繰り広げています。1979年にベルリン・フィルハーモニーで録音された本盤は、ドイツ・グラモフォンが会員向けに頒布したCLUB-EDITION版、通常版は[2531 250]ですが、プレス等に違いはないようで音質に差は感じません。音場はワンポイント録音のような広がりがあり、ドイツ・グラモフォンらしい切れもある。初期のデジタル録音の良さが出た優秀録音盤と言っていい。

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