GB COLUMBIA 33SX1682 モーリス・シャープ ルイス・レイン クリーヴランド管弦楽団 グリフス フット オネゲル ハンソン フルート曲集

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「 GB COLUMBIA 33SX1682 モーリス・シャープ ルイス・レイン クリーヴランド管弦楽団 グリフス フット オネゲル ハンソン フルート曲集」を通販レコードとしてご案内します。

34-12907

商品番号 34-12907

通販レコード→英ダーク・ブルー・アンド・ブラック銀文字盤[EPIC オリジナル]

私がジョージ・セルが率いたクリーブランド管弦楽団の演奏を好むのは、当時のモーリス・シャープのフルート、マーク・リフシェイのオーボエの音色が好きで堪らないからです。― もちろん、ジャン・ピエール・ランパルやジェームズ・ゴールウェイ、ハインツ・ホリガー、ローター・コッホらのように有名ではありませんが、セル指揮クリーヴランド管の1958年録音のドヴォルザークの〈交響曲第8番〉、1964年録音のブラームスの〈交響曲第3番〉あたりは一度聴いてみる価値はあります。特にフランスやアメリカには無名だが、アッと言わせられるような木管奏者がたくさんいる。ヘルベルト・フォン・カラヤンが晩年モントリオール交響楽団の首席フルーティスト奏者を強く所望したのは有名なお話、これを断られザビーネ・マイヤーをごり押ししたのも有名で、これが「ベルリン・フィル入団騒動」に発展してカラヤンのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団での実績の黄昏の始まりとなった。おそらく一番録音が多いのは、フルートではランパル、オーボエではホリガーでしょう。そして現在一番活躍しているのは、フルートではエマニュエル・パユが筆頭、オーボエではハンスイェルク・シェレンベルガー、フランソワ・ルルー、アルブレヒト・マイアーといったあたりか。セルの最大の業績はオハイオ州の地方都市クリーヴランドのオーケストラを、大都会のニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス各オーケストラに比肩する、いや場合によっては凌駕する全米屈指の名門オーケストラに育て上げたことではないでしょう。その演奏スタイルは独裁者と揶揄されたセルの芸風を反映して、驚くべき透明さや精緻とバランスを持って演奏することであったという。セルはまたオーケストラのある特定のセクションが目立つことを嫌い、アンサンブル全体がスムーズかつ同質に統合されることを徹底したとも云う。こうしたセルの演奏からまず伝わってくるのは、あたりを払うような威厳であり作品の本質を奥底まで見つめようとする鋭い視線が窺える。絶頂期のクリーヴランド管の音色の美しさも特筆すべきもので、オーケストラ全体がまるでひとつの楽器のように聴こえます。本盤の指揮は、セルに影のように付き従っていたアソシエート・コンダクターのルイス・レイン(1923年12月25日〜2016年2月15日)。彼はセルのオーケストラに対する姿勢について『一にも二にもリズムが最優先し、それに綺麗で正確なイントネーションを求め、さらに自然で誰が聞いても柔和なアンサンブルの緻密さを加えて自分なりに納得のいく音を完成していく』と語る。つまりセルの理念の実行舞台がクリーヴランド管だったわけである。セルの心の中には多分、アメリカにおけるメカニックで澄み切った音色とヨーロッパの優雅にして膨らみのあるアンサンブルの機能をいかに合致させていくかということに一つの目標を置いていたと思う。だからアメリカ広しといえども、その欧州的体質が存分に膚で感じられるのはクリーヴランド管弦楽団の音質だけである。〝運命〟でも〝未完成〟でも〝イタリア〟でも実に膨よかな音を醸成するのである。レコードでは1960年代後半に発売されたLPの数々は全てこの点で完全に〝欧州化されたクリーヴランド〟を満たしていたのである。これぞセルの極意、セルが指揮していないクリーヴランド管が演奏しているレコードを聞く醍醐味です。

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