GB COLUMBIA SCX3545 ルイス・レイン クリーヴランド・ポップス・オーケストラ ムジカ・アメリカーナ

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「 GB COLUMBIA SCX3545 ルイス・レイン クリーヴランド・ポップス・オーケストラ ムジカ・アメリカーナ」を通販レコードとしてご案内します。


34-5139

商品番号 34-5139

通販レコード→英ダーク・ブルー・アンド・ブラック銀文字盤[EPIC オリジナル]

私が客演指揮したなかで3度のリハーサルのあと言うべきことがなくなった唯一のオーケストラ― ヘルベルト・フォン・カラヤンは1967年のザルツブルク音楽祭の折りクリーヴランド管弦楽団でプロコフィエフの交響曲第5番を振っている。そして、クリーヴランド管のシェフに就任したクリストフ・フォン・ドホナーニに送った祝電の中で称賛している一文だ。オーケストラの卓抜した優秀さではカール・ベーム盤でのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とオトマール・スイトナー盤でのシュターツカペレ・ドレスデンが第1級のオーケストラであるのは言うを待たない。しかし殊、「機能性」に絞って言うなら、このクリーヴランド管は、それら何れをも上回っているように思う。ジョージ・セルは凄いオーケストラを作り上げたものだ、とにかく耳を澄ませば、どの声部も聞こえてくるのだ。セルの最大の業績はオハイオ州の地方都市クリーヴランドのオーケストラを大都会のニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス各オーケストラに比肩する、いや場合によっては凌駕する全米屈指の名門オーケストラに育て上げたことではないでしょう。その演奏スタイルは独裁者と揶揄されたセルの芸風を反映して、驚くべき透明さや精緻とバランスを持って演奏することであったという。セルはまたオーケストラのある特定のセクションが目立つことを嫌い、アンサンブル全体がスムーズかつ同質に統合されることを徹底したとも云う。セルがクリーヴランド管に就任してきた1946年当時、オーケストラのメンバーは88人だった。それを長い年月をかけて〝うまく扱う個人的プレーヤーではどうにもならない〟の信念を基本にしてメンバーを自分の好みに従うように入れ替えていき、器用とか、うまいというだけの理由では一人たりとも団員を採用せず、オーケストラの一員として如何にその機能を果たすかに基本を置いて人集めをしていった。こうしたセルの演奏からまず伝わってくるのは、あたりを払うような威厳であり作品の本質を奥底まで見つめようとする鋭い視線が窺える。絶頂期のクリーヴランド管の音色の美しさも特筆すべきもので、オーケストラ全体がまるでひとつの楽器のように聴こえます。名人肌のオーケストラと違い、誠実なセルの性格を反映してか楽団員一人一人が原曲の意図に忠実に従い、音楽の純妙な燃焼に全力を尽くしたクリーヴランド管の音に指揮者とメンバーの結びつきが、こんなに大切な要素を持っていると、このレコードからも感じられる。

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