GB EMI ASD2652 小澤征爾 シカゴ交響楽団 ヤナーチェク シンフォニエッタ ルトスワフスキ 管弦楽のための協奏曲

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「 GB EMI ASD2652 小澤征爾 シカゴ交響楽団 ヤナーチェク シンフォニエッタ ルトスワフスキ 管弦楽のための協奏曲」を通販レコードとしてご案内します。

34-21432

商品番号 34-21432

通販レコード→英カラースタンプ・ドッグ黒文字盤

ボストン響の音楽監督に就任する前の若き小澤征爾の演奏 ― 1969年にショルティが音楽監督に就任し、まさに黄金期のスタート期にあった、シカゴ交響楽団。本盤は小澤征爾がまだ、30歳代の本当に脂の乗り切った時期で、小澤の若さ溢れるタクトに、シカゴ響のパワー炸裂、互いに丁々発止の演奏が息を呑むよう。ヤナーチェク・シンフォニエッタ冒頭のファンファーレ、トランペットのアドルフ・ハーセスを筆頭にブラス軍団のブリリアントかつパワフルなサウンドはスカッとする。人間味溢れる両者の鬩ぎ合いに、オーケストラが生き物のように反応するのがすばらしい。「城塞(シュピルベルク城)」、「修道院(ブルノの王妃の修道院)」、「街路(古城に至る道)」では、ヤナーチェクの故国モラヴィア民謡が盛られている、曲のイメージによって多彩な楽器が繰り出されて民族的メロディをのせていく。終曲「市庁(ブルノ旧市庁舎)」では哀愁をおびたフルートの響きがどこか懐かしく親しみを感じさせる。小澤のアプローチは、純音楽的にリズムの躍動感を大切に、あらゆる楽節をバランスよく表現することに腐心しているようだ。バッハや、ベートーヴェンだと様式だとか、慣習だとかが足枷になりますが、ここではそうした柵を開放して自分たちのスタイルを貫いているのもいいものです。思い切りリズムの躍動感を強調しつつ打楽器と管楽器を前面に立てたクリアで切れのよいサウンドを刻んでいく。ソロも指揮者もオーケストラも、アグレッシヴで瑞々しい感性を持ち合わせていた時代の芸風を知るには恰好の一枚。シカゴ響は録音会場を転々としているが、3階4200席を擁した大劇場としてオープンしたメディナ・テンプルの広大な空間は、シカゴ響の本拠地であったオーケストストラ・ホールのドライで引き締まった響きとは異なり、ここは過剰な残響音のために、混濁を避けるためにマイクは近接され、音は深みに欠ける。彼らは、メディナ・テンプルを嫌ってシカゴ郊外のウィートンのエドマン・チャペルを新たに録音会場に選んだが、期待したような音響が得られずボツになる。再び、メディナ・テンプルに舞い戻ってあらためての録音セッションをこなすことになる。しかし、左右のレンジを広くとった録音が表現の幅をひろげることに成功。弦楽器の豊麗さと管楽器の甘い音響があいまって素晴らしい出来になった。録音技術によって曲想のコントラストがよりはっきりと出ている。巨大な編成のオーケストラによる作品に相応しいゆとりのあるサウンドを無理なく作り出すことができる環境でもあったのだ。また最初と最後のファンファーレでの、ブラスの応答の遠近感の差異も見事に再現されています。限られたスケジュールの中で、満足できる音響を求めて、場所を変えて録音セッションに挑む。スーパー軍団と若き小澤のバイタリティ、その手腕には驚嘆させられる。

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