NL PHILIPS A01473L ブルーノ・ワルター コロムビア交響楽団 ベートーヴェン 交響曲1番 2番

投稿日:

「 NL PHILIPS A01473L ブルーノ・ワルター コロムビア交響楽団 ベートーヴェン 交響曲1番 2番」を通販レコードとしてご案内します。

34-7859

商品番号 34-7859

通販レコード→蘭プラム銀文字盤

自殺を乗り越えたベートーヴェンの精神が、こんな明るい曲を作らせた。 ― 私たち音楽ファンがブルーノ・ワルターを身近に思えるのは、引退後に行われた一連のステレオ録音のお陰である。膨大なレパートリーをデジタル全盛の現在でも十分通用する音質で楽しめる至福には、天に感謝せずにおけない。第2次世界大戦が終結し、ゲシュタポに逮捕される寸前のタイミングで財産も置き去りに演奏会の途中で楽屋裏から逃れることで、ナチス・ドイツの迫害を避けてアメリカへ渡っていたワルターが戦後の平和の到来により精力的に活躍を続けた彼が演奏会から引退した後、落ち着きを得てロサンゼルスで録音に専念した1959年初頭の録音。ワルターとオットー・クレンペラーのレパートリーはモーツァルトとマーラーの音楽が大きな柱の一つになっている。周知の通り、ともにユダヤ人であるワルターとクレンペラーはマーラーの直弟子にあたり、マーラーを熱心に取りあげていた。ワルターの演奏は情緒的とされながら、音の出し方は似ている。ワルターは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の楽員によく極端な対象を要求した。例えばモーツァルトの交響曲のピアニッシモのところで、オーケストラがまだ弾きはじめないうちに中断して、『皆さん、もう大きすぎます』と言うことがあった。また『フィガロの結婚』の序曲の練習では、やはりオーケストラが弾き始める前に中断して、『皆さん、もうテンポが遅すぎますよ』というのであった。こうしたことはワルターの個性というより、同世代の指揮者の特徴である。ワルターの演奏スタイルを簡潔な言葉で表すと、戦前の典雅、戦後の雄渾、晩年の枯淡ということになると思う。どれも魅力があるが、ニューヨーク・フィルハーモニックとのモノラル録音では固まりとなってぶつかってくるような音は出さず、その出す音色は綺麗に磨き抜かれていることを強く感じる。ニューヨーク・フィルと言わなければヨーロッパのオーケストラの演奏だと錯覚しそうな仕上がりで、コロムビア交響楽団の明るくやや野太い音色はアメリカの機動力に優れたオーケストラのグラマラスなイメージというより、 ― 曲の全体としての流れを大切にしていて、録音するときも細切れに録音したりせず、1楽章を通して録音していたらしい。このワルターの芸術を残すために結成されたコロムビア響は当時のアメリカ在住の演奏家を選りすぐったもので、満足できるまでスタジオを使用することが出来たことも温厚なイメージの演奏の数々となったのでしょう。特定は難しいが曲により、ウィーン・フィルのメンバーも加わっているという。なお、モノラル時代にニューヨークで振ったコロムビア響の実体はニューヨーク・フィルで全く別物なのだ。 ― 一頃のハリウッド映画の音楽の響きがする。ワルターはポートレイトから受ける温厚な紳士のような印象で、その音楽を記録したレコード、CD。特にCDはかなりの割引感で受け止められているんじゃないかしら。一度で良いからSPレコード盤で聴いて欲しい演奏家です。

続きを読む

from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/cEgChVB
via IFTTT