US COLUMBIA MS6426 ブルーノ・ワルター ニューヨーク・フィルハーモニック ミルドレッド・ミラー エルンスト・ヘフリガー マーラー 大地の歌

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34-19163

商品番号 34-19163

通販レコード→米未開封盤

記念碑的名演 ― マーラーと親密だった弟子として、早くから作品紹介に務めたブルーノ・ワルターのマーラー演奏には特別な説得力があります。直接教えを受け止めて、マーラーの副指揮者を務めたワルターならではの深い理解に基づく美しく雄大な名演奏です。マーラーの『大地の歌』は、ワルターの指揮により初演と初録音が行われた作品です。20世紀の悲劇。数多くの優れた音楽家が、ナチス・ドイツの暴挙を嫌い、憤怒の涙を流しながら、ヨーロッパからアメリカに亡命した。フルトヴェングラーと並び称されたドイツの大指揮者、ワルターもそのひとりである。一度も来日しなかったのに、今もなお日本で最もファンの多いワルターの指揮した『大地の歌』は現在、ライヴも含めると複数の録音が知られています。しかし、その中での双璧は1952年、キャスリーン・フェリアーが歌っている英デッカのモノラル録音と本盤ステレオ録音の2種のセッションでしょう。ワルターはグスタフ・マーラーに才能を認められ、20世紀初頭にウィーンとミュンヘンの宮廷歌劇場で名をあげた。ナチス台頭後もしばらくヨーロッパにとどまっていたが、1939年に渡米、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽顧問を務めた。戦後、ヨーロッパの楽壇に復帰し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などを指揮。心臓発作で倒れてからは演奏会の数も少なくなり、彼が作り出す音楽をステレオ録音で遺したいという米コロムビア社の若き俊英プロデューサー・ジョン・マックルーアからの誘いに絆されます。ワルターのステレオ録音は臨時編成のコロムビア交響楽団により開始されましたが、『大地の歌』はワルターの希望により、1960年4月あえてニューヨークで収録されました。嘗ての手兵ニューヨーク・フィルはマーラーの演奏に関しては別格の完成度を見せるオーケストラで、奇数楽章が18日、偶数楽章を25日に分ける変則的な録音で行われた。この作品は、主に中国の李太白の漢詩のドイツ語訳を歌詞にした6つの歌で構成されている。第3曲「青春について」は、一見明るいものの、永遠の美に憧れつつ、酒で憂さを晴らすような無常観が流れている。奇数楽章と偶数楽章をテノールと、他の歌手が交互に歌い交わす形式なので録音もミルドレッド・ミラー、エルンスト・ヘフリガーそれぞれに行われている。そうした録音スタッフの気合の入れようも名録音を遺そうという力となって名演奏を支えている。

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