US EVEREST SDBR3008 エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ヒンデミット 交響曲 変ホ調

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「 US EVEREST SDBR3008 エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ヒンデミット 交響曲 変ホ調」を通販レコードとしてご案内します。

34-17082

商品番号 34-17082

通販レコード→米レッド黒文字盤

死後は急速に忘れられつつあるヒンデミットですが、第2次世界大戦の前後はスター作曲家の一人であった。 ― 20世紀の大巨匠指揮者だったヴィルヘルム・フルトヴェングラーの君臨ぶりを語り合う時に、ヒンデミット事件は共に記憶していることが前提にあるほど、SPレコードの時代にヒンデミットは演奏家として、作曲家としてドイツ楽壇の中心人物だった。「ウェーバーの主題による交響的変容」、「画家マティス」、「弦と金管のための演奏会用音楽」は代表作として録音も多い管弦楽曲ですが、パウル・ヒンデミット(1895〜1963)は、ナチスによってその作品が退廃音楽とされ、フルトヴェングラーの擁護にもかかわらずドイツ国内での演奏・活動機会は失われ、命の危険さえも出てきたために、スイスからアメリカに亡命することになります。この交響曲は、ちょうどアメリカに亡命した1940年に書かれ、翌年にディミトリ・ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団によって初演が行われたとなっています。今では演奏機会も少なく、したがって録音数も多くないこの交響曲はかなり派手な金管楽器が鳴り響く第1楽章は比較的短く終わってしまい、暗く陰鬱な弦楽合奏で始まる第2楽章がかなり長く続きます。堅牢な要塞を連想させるようなヒンデミット独特の部厚い響きは、ときとして側まで近寄ることは許しても内側に入るのは拒否しているような感覚になってしまいます。不協和音の連続で人の感覚を刺激するような類の音楽ではありませんのに、意図的に親しみやすさから遠く離れたところにいるような気にさせられます。比較的短い第3楽章は、速いテンポの快活さがあるもののリズム感はどこか攻撃的に感じるところがあり、最後の第4楽章は、さらに攻撃性が強まっていく。せわしなくテンポをを変え、ときおり聞こえてくる部厚い響きには緊張感がありますし、木管楽器を中心に奏される静かな音楽は、無理をして楽しさを装っている裏側の物悲しさのように聞こえます。コーダの前の静かな弦楽合奏の深い絶望感から、最後は大音量で終わりますけれども、どこかすっきりしない終わり方です。典型的なアメリカ映画によくある、明るい未来へと続くハッピー・エンド感は強く感じません。1958年のサー・エイドリアン・ボールトの演奏は、初のステレオ録音になったもので今でもレアで栄誉を浴しています。全曲を通じて余裕のある遅めのテンポを維持し、常に巨匠的な風格を感じさせ、あらゆる音符が雄弁に語りかける。〝イギリス音楽の守護者〟ボールトが英国音楽だけでなく独墺系音楽も得意としていたのが記憶に残るだけでなく、心を揺さぶられる演奏だった。オーディオ評論家の故・長岡鉄男氏が激賞したことでオーディオファンにも高音質で知られるようになった伝説のエヴェレスト(Everest)レーベルは、カルトな人気を誇るアメリカのレコード・レーベル。1958年にニューヨークにて設立されたクラシックをメインにリリースしていたレーベルだったが、ステレオ創世記であった当時に「映画で使われる35mm磁気テープと同じ35mm幅の磁気テープを使用した自社開発の高性能録音機器にて制作した高音質のステレオ作品」を売りに話題を呼び、実際その高音質作品は多くのオーディオマニアを驚かせ、支持を獲得している。また、マーラーの交響曲第5、9番の初のステレオ録音や、死の数日前に録音されたヴォーン=ウィリアムズの交響曲第9番、アーロン・コープランドの初指揮となる交響曲第3番等、レーベルの垣根を超えて貴重な演奏をライセンス契約したリリースでも、歴史的資料を多く排出したという点においても大きな功績を残した。Everestの35ミリ磁気テープ録音は、大編成のオーケストラに威力を発揮する。ステレオ黎明期のモダン・オーケストラの能力を最大限効果を上げ、金管楽器や打楽器を多用しシンバルが派手にならされ豪華絢爛という派手な演奏ですが、聴いた後の爽快感がいい。

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