「 DE DGG 2740 144 カール・ベーム バイロイト祝祭管 ニルソン ヴィントガッセン ヴェヒター ルートヴィヒ タルヴェラ シュライアー ワーグナー トリスタンとイゾルデ(全曲)」を通販レコードとしてご案内します。
実演で燃えるベームの特徴を最高度に伝える演奏として今後も語り継がれていく。 ― 長年、このオペラの最高峰と言われて高い評価を維持し続けている名演奏です。1960年代バイロイト音楽祭黄金期のキャストはもう完璧と言ってよく、この時期まさに絶頂期にあった主役のふたり、ビルギット・ニルソンとヴォルフガング・ヴィントガッセンを中心に、エーベルハルト・ヴェヒター、クリスタ・ルートヴィヒ、マルッティ・タルヴェラ、エルヴィン・ヴォールファールトと素晴らしいキャストが揃い、新進時代のペーター・シュライアーが若々しい美声の水夫役で花を添えています。カール・ベームの強烈な緊張感をみなぎらせた指揮も大きなポイント。「実演で燃えるベーム」の特徴を最高度に伝える演奏として有名なものですが、当初は聴衆無しのセッション録音を企画していたメーカーをベーム自身が「ぜひライヴで」と説得、3日間のゲネプロに1000人の聴衆を招き、1日1幕ずつ通しで収録されたと伝えられています。ベームのテンポも幾分速いがセカセカした感がなく、淡々と物語が進んでいくという聴こえ方。強烈な緊張感をみなぎらせた指揮に改めて拍手を贈りたい。バイロイトでの穴倉演奏という避けられないハンディを負っているものの、音の厚みを伴い、バイロイトの穴倉から湧き上がってくる金管が生々しくズシッ、ズシッと押し寄せてきて、ヘルベルト・フォン・カラヤンのような軽やかさともゲオルク・ショルティのような激しさとも違う、深く濃い音が迫ってきて圧倒されました。
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