GB LONDON CS6745 ホルスト・シュタイン スイス・ロマンド管弦楽団 シベリウス フィンランディア 夜の騎行と日の出 ポヒョラの娘 伝説

投稿日:

を通販レコードとしてご案内します。

34-14752

音が厚く、すべてが明快に鳴り響き聴き手を圧倒します ― 剥げ頭に大きな御凸、頭が二つあるくらいインパクトの強いキャラクターをもつ広く日本のクラシック音楽ファンに親しまれた指揮者、ホルスト・シュタインはバイロイト音楽祭でワーグナーの楽劇「パルシファル」や「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を振っていることからも実力は双頭なもの。NHK交響楽団では、1973年の定期公演に初出演。ワーグナーを始めとした数々の名演で知られ、1975年からはN響名誉指揮者となり、1998年までの間に16回共演。ヴォルフガング・サヴァリッシュと共に育ててきた功労者。1980年から85年までスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督も務めていました。このシベリウスは就任以前の1970年から少しずつ録音されたもので、両者の良い関係を証明するものでもあります。なかでも「交響曲第2番」や「フィンランディア」などは音が厚く、すべてが明快に鳴り響き聴き手を圧倒します。まるでワーグナーを思わせる壮麗な響きに満ちており、当時の音楽誌でも大絶賛されました。ワーグナーのスペシャリストでもあったシュタインはシベリウスも得意としており、音の重なり、音の層が実に見事で、それは派手・華麗・華美とは無縁。その硬派でがっちりした演奏にはファンも多かったようです。シベリウスは初期の作品などでは独墺系作曲家の影響も受けており、ドイツ的な演奏スタイルが功を奏することが多いのもそのためとも思われます。ドイツ・ロマン派の音楽やオペラで他の追随を許さないエネルギッシュな指揮芸術は、ドイツの正統的なカペル・マイスターの伝統に根ざしており、滋味溢れる深い味わいは感動と充足を誘う。エルネスト・アンセルメに鍛え上げられたラテン的明度と彩度の高いスイス・ロマンド管弦楽団が、その木管の音色の良さを保持したまま珍しくも金管は強力なバスを響かせ威厳をもって鳴らしている。それもそのはず製作陣はデッカ一軍のリチャード・ベズウィック、エンジニアはコーリン・マーフォートがジュネーブまで出張、セッション組んだ録音ですからシュタインの実力が証明されている。ここでシュタインは重みのある充実した演奏を展開、ロマン派オーケストラ作品の傑作としての位置づけを誇示するかのような説得力も持ち合わせています。勝利感に満ちた開放的な最後にはならず、渋い響きでさっさと進む足取り。北欧的なシベリウスとは一線を画した個性的名演です。

続きを読む

from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/3odpCtl
via IFTTT