CH EXLIBRIS EL16 607 ルドルフ・ケンペ チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 ブルックナー 交響曲8番

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34-20055

商品番号 34-20055

通販レコード→瑞ブラック銀文字盤

引き締まった弦楽と、壮麗な金管セクションの見事な融和、立体的なフレーズの受け渡しが強く印象に残ります。 ― ルドルフ・ケンペの数あるレコーディングの中でもきわめて人気が高いのがブルックナー作品で、堅牢な構築美、いかにもドイツ的なチューリッヒのオーケストラのシブい音が作品にピタリとはまっています。ブルックナーの交響曲は、その中に作曲者自身の存在が感じられず、その意味でベートーヴェン、ブラームスやほかの作曲家と決定的に違う。ある程度の崩しがあってもブルックナー指揮者と言われる過去の巨匠はそのことをよく理解し、そのマエストロを通して響き出るブルックナーを承知で魅了されている。あるいは長大な交響曲を面白いと思わせる演奏をする人はサイモン・ラトルはじめ多くいますが、曲自体に語らせる職人芸はケンペならではです。ヘルベルト・フォン・カラヤンやセルジュ・チェリビダッケ、あるいはハンス・クナッパーツブッシュのブルックナーには、指揮者の色が重なるが、「無為を為すブルックナー」とでも言うべきか?造形感覚もあくまで雄大、かと言って大言壮語する訳でもない。わざとらしいところも皆無。しかもその芯には強い力がみなぎっており、ケンペ絶好調時ならではの逞しい音楽づくりが実に快適。この録音が登場した1970年代は、各社から方式乱立の状態で4チャンネル・レコードが発売されていた時期にあたり、2チャンネル収録の音源でも、残響付加などして擬似的に方式転換のうえ4チャンネル・リリースされていたという、今にして思えばなんとも大らかな時代でもありました。ケンペの録音もご多分に漏れず、EMI(Electrola)のリヒャルト・シュトラウスにしても、このEX LIBRISのブルックナーにしても、4チャンネル仕様に変換して発売されました。オーストリアの高級レコード・クラブ「Ex Libris」は、有名レーベルから選りすぐりの名録音を独自の高品質プレスで頒布していた事で知られます。1950年から60年代にかけて、レコードクラブ〝Ex Libris〟として知られており、有名なスイスのスーパーマーケットチェーンでレコードを受け取るのですが、一般的には購入できず、一定の年会費を収めている唯一のクラブ会員が登録店から購入することを許されました。そのメンバーに成るためには、かなり高い料金を支払わなければならず、わずかの裕福高齢者が利用していたレーベルです。オリジナルテープからカスタム・プレス。再生音の印象が違うのが特色です。それぞれレコード・レーベルには音作りに個性があり、発売時の狙いできつめな印象になっているのもありますが「Ex Libris」で聞いてみると自然な音場感で楽しみ易い。盤質も良く、プレス時の不満も感じない面白さがあります。

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