FR VSM 2C181-52 291-2 エリーザベト・シュヴァルツコップ ジュスキント レッシーニョ シュミット ガリエラ フィルハーモニア管 オペラ歌曲集 AIRS D’OPERAS

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34-9904

商品番号 34-9904

通販レコード→仏カラー・スタンプ・ドッグ盤

クラシック嫌いの人にも是非とも聴いていただきたい ― エリーザベト・シュヴァルツコップはリリック・ソプラノの範疇に入るだろうか、優しくも羽毛のような歌声。単に耳に優しいだけではない。言葉の意味を一語一語慎重に吟味しつくし、歌の背後にある深い意味までを掘り下げる。21世紀に入り惜しまれつつ亡くなった、その知的な歌いぶりは、作品によってはまると絶大な感動を呼び覚ます。ここに収められた1950年代後半はシュヴァルツコップが録音に積極的に取り組んだ時期、だがオペラでは役を限定しつつある頃で、この後はオペラを離れドイツ・リートの分野で輝く。柔らかくて情のある美しい声、残されたオペラが少ないだけに聴き逃せない盤。最も得意としていたのは、その声質からしてもモーツァルトの楽曲であったと言えるのではないだろうか。オペラの録音というのは完璧なものなんて滅多にないもので、どこかに穴があるものだが、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団での歌劇「フィガロの結婚」などにおいても素晴らしい歌唱を披露しており、シュヴァルツコップとモーツァルトの楽曲の抜群の相性の良さを感じることが可能だ。シュヴァルツコップというと、切ってもきれないのが、〝カラヤン〟とEMIのプロデューサー「ウォルター・レッグ」だろう。1953年に、英コロムビア・レコードのプロデューサー、レッグはシュヴァルツコップのマネージャーと音楽上のパートナーとなり、EMIとの専属録音契約を交わした〝歌の女王シュヴァルツコップ〟を作り上げた。レッグは夫ともなったが、ワンマン・エゴタイプの厳しい人物で、シュヴァルツコップの歌に惚れ込みEMIに数々の録音を残したことの功績は大きい。レッグが創設した「フィルハーモニア管」に呼ばれていた〝カラヤン〟も、シュヴァルツコップの歌唱を高く評価し、3者のプロジェクトも多く残された。リヒャルト・シュトラウスの楽劇「ばらの騎士」はその代表であろう。何と言っても、マルシャリン。若いカラヤンとともに、爛熟の世紀末ウィーンの色香を、諦念とわずかな望みの中に漂う希望を鮮やかに表出している。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮で、1954年8月のザルツブルグ音楽祭における公演・モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の映画が撮影されるときに、同じプロジェクトの監督から「ばらの騎士」の映画化を持ちかけられて、レッグはマルシャリンを選び、ドンナ・エルヴィラはリーザ・デラ・カーザの10月に撮影した映像を後から差し込むことで映画完成された経緯にも、マルシャリンへの入れ込みようを強く感じる。もし、レッグと出会わず、これがデッカのジョン・カルーショーであったなら、ウィーンでの録音やワーグナーもあったかもしれない。

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