英デッカのオペラ第一黄金期を象徴する傑作。ウィーン・フィルの美音は他とは全く別次元の高みに達している。ソニックステージ効果満点。歴史悲恋が身に迫る。
カテゴリー: Bärenplatte
【オリジナル盤、モノラル】カラヤンのヴェルディ/「アイーダ」抜粋 GB DECCA LXT5597 モノラル
英デッカのオペラ第一黄金期を象徴する傑作。ウィーン・フィルの美音は他とは全く別次元の高みに達している。ソニックステージ効果満点。歴史悲恋が身に迫る。
カラヤンのプッチーニ/「トスカ」全曲 GB DECCA 5BB123/4 STEREO 2LP
音による演出の巧者、カルショウ・プロデュースの“ラジオ・ドラマ”的オペラ。プライスとステファノの組み合わせが魅力的。それにスカルピアを歌うタッディの悪役ぶりはなかなか凄味がある。そして、カラヤンのドラマの構築がまた見事というほかない。
小澤のアイヴス/「宵闇のセントラルパーク」、交響曲第4番 DE DGG 2530 787 STEREO
辛辣な批評で知られたハロルド・チャールズ・ショーンバーグは、「アイヴズの音楽は、それ自体がアメリカ音楽史である」と記している。今日は名声を嫌ったアイヴズが生まれた日。音楽を評価するうえで忌まわしい言葉の一つが「素敵」 (nice) であり、「大人のように自分の耳を使え」と語ったアイヴズ語録は有名。
ケンペのワーグナー/「タンホイザー」序曲ほか FR TRIANON UTRE6160 STEREO
堅固な構成感、優れたバランス感覚、そして作品の深い読み、どれをとっても抜群で、しかも表現力豊かなのがわかる。また各声部の透明で豊かな響きは、もともとオーボエ奏者であった感性から来るものだ。
カラヤン、L.プライスのクリスマス曲集 GB DECCA LXT5657 モノラル
数ある聖歌集の中で屈指の定番として古くから親しまれ、その清澄な美しさは今も色あせない。英デッカの高音質録音も大きな魅力・屈指のオーディオファイル盤。
アドニのショパン/ピアノ作品集 GB EMI HQS1251 STEREO
1970年代のEMIは若手ヴァイオリニストやピアニストの紹介に熱心だった。特にピアニストは鬼才として名前の残る演奏家が多い。ダニエル・アドニも録音が盛んだった。ゆったりと旋律を歌わせて情感の籠った演奏です。
メータのシェーンベルク/「浄められた夜」ほか GB DECCA SXL6325 STEREO
わかり易さを信条にグラマラスな掴み方でありながら、存外リズムはシャープで、荒れ場でも手綱をゆるめず音楽的な緊張感が終始持続しているフレッシュな演奏。
バレンボイムのドビュッシー/「海」ほか DE DGG 2531 056 STEREO
パリ管弦楽団は1967年の創設以来次々と音楽監督が代わったものの、1975年にバレンボイムがその地位に就任してからは、得意のフランス音楽を中心に積極的な活動を展開した。
バーンスタイン「弾き振り」のラヴェル/ピアノ協奏曲ほか DE CBS S72170 STEREO
檄速に爽快感を覚える演奏で、ショスタコーヴィチを感動させた。それはスポーツに酔いしれて熱狂するのに似ている。若き日のバーンスタインの求心力は魅力的。
パールマン、小澤のベルク、ストラヴィンスキー/ヴァイオリン協奏曲 DE DGG 2531 110 STEREO
人生の寂寥感や絶望を、実に清澄な美しい音色で描いて行くが、表面的な美しさにとどまらず、深い内容を掘り下げていこうという真摯なアプローチが素晴らしい。

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