名曲名盤縁起 聴衆が手拍子で演奏に参加する勇壮なマーチ ― ヨハン・シュトラウス1世〜ラデツキー行進曲

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「 名曲名盤縁起 聴衆が手拍子で演奏に参加する勇壮なマーチ ― ヨハン・シュトラウス1世〜ラデツキー行進曲」を通販レコードとしてご案内します。

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通販レコード→GB NARROW BAND ED4, STEREO 140㌘重量盤, 1976, Stamper 1W/1W

GB DECCA SXL6817 ヴィリー・ボスコフスキー Prosit! 150 years of Josef Strauss

商品番号 34-17906

ボスコフスキーこそが、楽団と共に成長した叩き上げのコンサートマスター(30年も勤めました!)といえる存在で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の面々は、いってみれば家族のようなもの。そんなこともあって、クレメンス・クラウス亡き後のニューイヤー・コンサートを引き継いだのち、25年もの長きにわたってこの名物コンサートを指揮することになったのでしょう。ともかく20世紀のヨハン・シュトラウスの生まれ変わりとしてウィーンの楽団に齎した彼の功績は大きい。名手揃いのウィーン・フィルの面々が、いつになくリラックスした様子でシュトラウス作品の演奏に取り組むさまが、本盤を聴く度に目に浮かびます。

名曲名盤縁起
ヨハン・シュトラウス1世〜ラデツキー行進曲

ウィーン・フィルの名コンマス、ボスコフスキー没 ― 1991年4月21日

元旦に、ウィーン・フィルが楽友協会ホールで開く「ニューイヤー・コンサート」は、世界一有名な演奏会。その立役者が、ウィーン・フィルのコンサート・マスターとして、音楽の都を象徴する活躍を繰り広げたヴィリー・ボスコフスキー(1909〜1991)である。彼は1955年から79年まで「ニューイヤー・コンサート」の顔となり、ヴァイオリンを弾きながらオーケストラを指揮するヨハン・シュトラウス父子のスタイルを再現して人気を博した。
気さくな人柄で日本人にも愛されたボスコフスキーの命日の音楽は、湿っぽくないほうがいい。それならば、今も「ニューイヤー・コンサート」の締めくくりに演奏される〝ワルツの父〟ヨハン・シュトラウス1世の《ラデツキー行進曲》(1848年初演)。ハンガリーの将軍ラデツキー伯爵の凱旋祝賀演奏会のために書かれた、トルコの軍楽を思わせる勇壮なマーチだ。楽友協会の聴衆になった気分で、手拍子をしながら聴こう。

聴衆が手拍子で演奏に参加する勇壮なマーチ

Johann Strauss

(父 1804.3.14 〜 1849.9.25、オーストリア)
(子 1825.10.25 〜 1899.6.3、オーストリア)

jstrauss父ヨハンは〝ワルツの父〟、子のヨハンは〝ワルツ王〟と呼ばれている。父子とも実用的な舞踏音楽であるウィンナ・ワルツの基礎を築いた作曲家として名高い。当時、ウィンナ・ワルツはメッテルニッヒの専制政治下における社会不安のもとで、大流行した。父ヨハンは「アンネン・ポルカ」、「ラデツキー行進曲」など250曲にのぼる作品を作曲し、子ヨハンは父が確立したウィンナ・ワルツをいっそう洗練させ、芸術性を盛り込んだ500曲におよぶ作品を書いた。「美しく青きドナウ」、「ウィーンの森の物語」、「皇帝円舞曲」などのワルツのほか、「こうもり」、「ジプシー男爵」など16曲のオペレッタを作曲している。この一家は全部音楽家で、次男ヨーゼフも、三男エドゥアルトも作曲家兼指揮者であった。

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