US RCA LSC2581 ヴァン・クライバーン フリッツ・ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス ピアノ協奏曲2番

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「 US RCA LSC2581 ヴァン・クライバーン フリッツ・ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス ピアノ協奏曲2番」を通販レコードとしてご案内します。

34-29252

商品番号 34-29252

通販レコード→US シェード・ドッグ初出オーディオファイル盤

ストラヴィンスキーはライナーの指揮するシカゴ交響楽団を「世界で最も柔軟で正確なオーケストラ」と呼んだ。 ― 1958年、第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したヴァン・クライバーンは一躍アメリカのヒーローとなり、パレードなどの華々しい社会現象を引き起こしたのは有名な話です。《ブラームス・ピアノ協奏曲第2番》は、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団で1960年のライブ・レコーディングと1961年のセッション・レコーディングの2度ありますが、本盤は1961年シカゴ、オーケストラ・ホールでのセッション・レコーディング盤となります。本盤は1963年発売。英デッカ・プレス盤。嫌味のないピアノだが、それよりも巨匠ライナーが指揮するシカゴ響の堅牢な伴奏に耳を奪われる。たくましく分厚い充実した響き、厳しく意思的なフレージング、今ではなかなか聴けなくなってしまった音楽に支えられて、前年のライヴ・レコーディングとは一変、晩年の境地を感じさせる絢爛豪華な名演を聴かせてくれます。
ライナー=シカゴ響、初期の「クリーン」(ライナーの口癖)な音楽。 ― 鉄壁のアンサンブル、てきぱきした進行、いかにもライナー&シカゴ響の演奏です。フリッツ・ライナーにとってベートーヴェンとブラームスの交響曲全曲は得意とするレパートリーで、シカゴ交響楽団在任中もベートーヴェンの交響曲を全曲演奏していますが、スタジオ録音は交響曲第2番、4番、8番を欠く、奇数番号の5曲と第6番『田園』のみで、ブラームスは第3番のみ、ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲は忘れられない名盤があるものの交響曲はベートーヴェンともに全集が完成しなかったのが惜しまれるほどの名演です。コンサートではブラームスの交響曲全曲も好んで演奏しています。シカゴ響音楽監督就任コンサートとシカゴ響との最後のコンサートシーズンには、交響曲第2番がプログラムに含まれていました。然し乍ら、この時期RCAは交響曲第1、2、4番の3曲をシャルル・ミュンシュ&ボストン交響楽団でステレオ録音していたことが理由にいえます。

アルトゥーロ・トスカニーニとレパートリーも多く重なりブラームスの交響曲4番などを聴くとライナーがよりも厳格だったのでは、と思わせるくらい厳しい表情を見せています。

シカゴ響と言えば、サー・ゲオルク・ショルティの時代におけるスーパー軍団ぶりが記憶に新しいところだ。ただ、ショルティがかかるスーパー軍団を一から作り上げたというわけでなく、シカゴ響に既にそのような素地が出来上がっていたと言うべきであろう。そして、その素地を作っていたのは、紛れもなくライナーであると考えられる。もっとも、ショルティ時代よりも演奏全体に艶やかさがあると言えるところであり、音楽性という意味では先輩ライナーの方に一日の長があると言えるだろう。演奏自体は必ずしも深みのあるものではなく、その意味ではスコアに記された音符の表層を取り繕っただけの演奏に聴こえるのは、カール・ベームやヘルベルト・フォン・カラヤンら同時代の演奏と比べているからだろう。しかしライナーといえば金管楽器や木管楽器の力量も卓越したものがあり、異様に凝縮したオーケストラのアンサンブルの鉄壁さは言うに及ばず。全ての楽器が完璧なバランスで結晶化して鳴り響き、感動的なクライマックスを築いていました。
虚飾を拝し、恐ろしいまでの緊張感の漂う筋肉質の演奏が多いイメージですが、この演奏は厳格なまでの音の彫琢はそのままで、ロマンティックで極めて柔軟なフレージングが聴かれる名演でした。弦楽器の大きな広がりの中で浮き沈みする各楽器の音の妙が印象に残ります。

シカゴのオーケストラ・ホールは、ボストン・シンフォニー・ホールよりも録音に向いていたようで、このホールで収録された1950年代・1960年代のライナー=シカゴ響の録音はいずれも高いクオリティに仕上がっており、オーケストラのトゥッティの響きと各パートのバランスの明晰さが両立した名録音が多いです。1958年ステレオ時代の到来と共に、アメリカRCAはライナー指揮シカゴ響と専属契約を結び、数々の名演奏を録音しました。〝Living Stereo〟は最も自然でありスリリングな録音で、現在でも他の録音に全く劣らないものです。製作陣はRCAの一軍、リチャード・ムーア&ルイス・レイトン。個々のパートまではっきり分離するステレオは、生の音とはやや趣を異にするとはいえ、やはりすごい。スタジオ録音とはとても思えない熱気を孕んでいる。一発取りをしたとしか思えない怒濤の極みです。アンサンブルを引き締めながら、強靭な造形が生む緊張感の素晴らしさがハッキリと感じ取れます。

1961年シカゴ、オーケストラ・ホールでのリチャード・ムーアのプロデュース、ルイス・レイトンのエンジニアによるセッション、ステレオ録音。
US RCA LSC2581 ヴァン・クライバーン ブラームス「ピア…
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