DE DGG 2530 563 小澤征爾 ボストン交響楽団 ドリオ・アントニー・ドワイヤー タングルウッド音楽祭合唱団 ラヴェル ダフニスとクロエ

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「 DE DGG 2530 563 小澤征爾 ボストン交響楽団 ドリオ・アントニー・ドワイヤー タングルウッド音楽祭合唱団 ラヴェル ダフニスとクロエ」を通販レコードとしてご案内します。

34-22365

商品番号 34-22365

通販レコード→独ブルーライン盤

情熱と理性の調和。 ― 小澤征爾の旺盛な意欲が思い切りの良い初期の覇気や勢いもあって魅力的だ。これ以降、音楽的な質が高く磨かれるとともに生硬さが耳につくが、老練に期待したい。小澤はウィリアム・スタインバーグの後任として1年間の音楽顧問を経て、1973年のシーズンからボストン交響楽団の音楽監督に就任。日本人指揮者では初めての国際的なレーベルからのリリース。小澤の録音のなかでも記念すべき名盤として知られる。いささか力こぶの入った生真面目な演奏ながら、鋭いリズム感、絶妙なバランス感、オーケストラの掌握力など、小澤の美質が十分に現われた演奏だ。明快な指揮ぶりと鋭敏なリズム感、絶妙なまでのバランス感覚、そしてオーケストラの能力をフルに発揮させて圧倒的なクライマックスを築き上げてゆく彼の手腕は、この指揮者とオーケストラがスタート当初から理想的な関係にあったことが分かります。ボストン響との録音としては既にベルリオーズ『ファウストの劫罰』等もあったが、作曲家の生誕100周年を記念した『ラヴェル管弦楽集』はこのコンビにとって最初の大きなプロジェクトだった。大編成のオーケストラによって夢想的に描かれたラヴェルの『ダフニスとクロエ』は、1974年10月に録音された。小澤がボストン響の音楽監督に就任して間もないころの録音。ドイツ・グラモフォンのカタログ・レパートリ拡充に大きく貢献した録音のひとつがこのラヴェル。シャルル・ミュンシュの薫陶を受けたボストン響の音色を最大限に生かした、ラヴェル演奏のスタンダードと言える名盤。小澤盤では「メロディーとリズムの微妙なせめぎ合い」は殆ど感じられない、メロディーを奏するソロ奏者の手足を縛ったストイックさにこそあるといえる。この後、小澤の指導で弦楽器奏者の弓使いまで変わってしまう、ボストン響の持つそれまでの重厚さと小澤が引き出した明敏なリズム+透明感のあるサウンドが見事に一体となって、ラヴェルの傑作を十全に表現しつくしている。聴き終わった後の満足感。響きの良さで知られるボストン・シンフォニーホールで行なわれた。録音も浅いアンビエンスで、リズムを刻む管楽器を強調する。技術陣もまた小澤の演奏のコンセプトを理解して取り組んでいる。オリエンタリズムに接近しようとしていたラヴェルの音楽を東洋人指揮者が、どう表現して見せたいのか。ヨーロッパの録音チームの好奇心を喚起するほど、レコード録音の面でも新鮮な関係を小澤は創った。ジョージ・セル、レナード・バーンスタイン、ヘルベルト・フォン・カラヤンの時代から、ロリン・マゼールやダニエル・バレンボイムら楽団員としての視点を持って音楽を共同して作り上げていく指揮者らへの変化の時代に、スイッチングを強いられたのが小澤の恵まれたことだ。この時期の小澤指揮ボストン響のラヴェル管弦楽曲集のシリーズは全てひっくるめて素晴らしいと評価できるが、全集には至らず中途半端なコレクションとして結局途中で頓挫、バレンボイム指揮パリ管弦楽団が尻拭いをした。

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