GB EMI ALP1093 ヤッシャ・ハイフェッツ ベンノ・モイセイヴィチ ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ9番「クロイツェル」

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「 GB EMI ALP1093 ヤッシャ・ハイフェッツ ベンノ・モイセイヴィチ ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ9番「クロイツェル」」を通販レコードとしてご案内します。

34-19673

商品番号 34-19673

通販レコード→英ラージ・ドッグ・イン・セミサークル金文字盤

ハイフェッツらしいいかにも直線的なクロイツェル ― ベンノ・モイセイヴィッチは見事にヤッシャ・ハイフェッツの個性 ― 終始とどまらない快速演奏に合わせて弾いている。チェルニーの弟子にして、イグナツィ・パデレフスキやアルトゥール・シュナーベルの師で、ロシア・ピアニズムの基礎を作ったテオドル・レシェティツキ門下の逸材であったことを納得出来るテクニック。独奏者として多くの録音を残しているが、室内楽や伴奏でより本領を発揮するタイプなのではないか、と思わせる演奏になっている。本盤のセッションから遡ること2年。1949年6月13日にロンドン、アビーロード第3スタジオにおいて、HMVによる正規の録音を行っていたが未発売になっている。一説ではハイフェッツが録り直しを要求したらしい。ハイフェッツの伴奏者として有名だったのは、エマニュエル・ベイとブルックス・スミスでした。ベートーヴェンは生涯で10曲のヴァイオリン・ソナタを書いたが、その中では、第5番『春』と並んで知名度が高く、ヴァイオリニストのロドルフ・クロイツェルに捧げられたために『クロイツェル』の愛称で親しまれているが、ベートーヴェン自身のつけた題は『ほとんど協奏曲のように、相競って演奏されるヴァイオリン助奏つきのピアノ・ソナタ』である。ベートーヴェン以前の古典派のヴァイオリン・ソナタは、「ヴァイオリン助奏つきのピアノ・ソナタ」であり、とても優雅で、音楽好きな貴族らが好むために書かれたような雰囲気を持っているピアノが主である曲が多いが、この曲はベートーヴェン自身がつけた題の通り、ヴァイオリンとピアノが対等であることが特徴的。技術的にも高度なテクニックが要求される。嫉妬心にかられ妻を殺してしまった夫の悲劇が描かれている、ロシアの文豪レフ・トルストイによる小説『クロイツェル・ソナタ』は、この曲に触発されて執筆された作品で、その中で、夫の妻はピアノを弾き、この曲をヴァイオリニストと共演します。そして夫はこの曲の第1楽章について、「これは貴婦人の前で演奏してはいけない曲だ」と述べます。貞節な淑女の心をも挑発してしまう恐ろしい曲だ、ということを言いたかったのです。この曲に期待するのは、品の良い演奏よりも、心乱されたいもの。本盤の内容もジプシー風の情熱を前面に出したハイフェッツが優位にある。まだ若くテクニックや覇気が前面に現れて後年の録音を上回る出来だ。だが、モイセイヴィッチの演奏も絶好調で老巧な表情付けはレシェティツキ門下の奥義に他ならない。ロマンティシズムを漂わせた個性的な ― 玄人好みの演奏。この『クロイツェル』は規模が大きく、ヴァイオリン・ソナタの最高傑作で王者の風格をそなえているからか、この演奏以降も有名録音盤は数多あるものの、未だ以ってヴァイオリニスト+伴奏者という形態になりますが、もしこれが伴奏者ではなく「ピアニスト」であったら。ハイフェッツの横に並ぶ形で、ラフマニノフと並ぶ巨人であったモイセイヴィッチの唯一の室内楽録音である。「クロイツェル・ソナタ」のベストを争う ― もう一度念を押しますが、玄人好みの、演奏の一つだ。→コンディション、詳細を確認する

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