GB COLUMBIA SAX2462 クリスタ・ルートヴィヒ オットー・クレンペラー フィルハーモニア管 ワーグナー ヴェーゼンドンクの5つの詩&イゾルデの愛の死 ブラームス アルト・ラプソディ

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「 GB COLUMBIA SAX2462 クリスタ・ルートヴィヒ オットー・クレンペラー フィルハーモニア管 ワーグナー ヴェーゼンドンクの5つの詩&イゾルデの愛の死 ブラームス アルト・ラプソディ」を通販レコードとしてご案内します。

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ロマン派の重厚なプログラムを濃密な演奏で ― オットー・クレンペラーは他の多くのドイツ系指揮者同様、オペラ指揮者として様々な歌劇場で指揮をしている。しかし、不幸な亡命生活から残念ながらバイロイト音楽祭に出演することなく終わり、レコードの方でもモーツァルトの一連のオペラと、ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」位しかオペラ全曲の演奏記録は残されていない。そんな事情なのでヴェーゼンドンク歌曲集は、20世紀を代表する名歌手クリスタ・ルートヴィヒの名演もあって貴重なセッション録音です。楽劇「トリスタンとイゾルデ」と並行して作曲されて密接な関係のある「ヴェーゼンドンク歌曲集」は、マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩による「天使(Der Engel)」、「夢(Träume)」、「悩み(Schmerzen)」、「とまれ(Stehe still!)」、「温室にて(Im Treibhaus)」を歌詞に、1857年10月から翌年5月に作曲しました。このマティルデ・ヴェーゼンドンクは、ワーグナーがドレスデンで1849年の革命に参加したため亡命したスイスでのパトロンだったオットー・ヴェーゼンドンクの妻でした。やがてワーグナーはマティルデと不倫することになり、その恋愛の中から生まれたのがこの作品と「トリスタンとイゾルデ」でした。元々は女声とピアノのための歌曲集でしたが、ワーグナー自身が「夢」を1857年12月に室内オーケストラ用に編曲していたのを基に、その後フェリクス・モットルがオーケストレーションをしています。この録音もモットルのオーケストレーションによる版です。クレンペラーはヴィーラント・ワーグナーの招きで戦後再開したバイロイト音楽祭に出演して楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」をやることを決定して配役の相談もしていましたが、クレンペラーの健康上のアクシデントで中止になりました。音楽祭では、こちらも初出演となったヘルベルト・フォン・カラヤンが上演している。また、バイロイトの記念祭でフィルハーモニア管弦楽団と〝ベートーヴェンの第9〟を演ることになりましたが、バイロイト祝祭管弦楽団も〝第9〟をやると言い出したので結局取りやめになりました。他にも1959年のオランダ音楽祭では、やはりヴィーラント・ワーグナーの演出で楽劇「トリスタンとイゾルデ」を上演するはずでしたが例の大火傷のため流れてしまったり、1959〜60年のシーズンにはメトロポリタン歌劇場で「トリスタンとイゾルデ」を指揮する招きがありましたが健康上の問題で実現していません。さらに1960年代の末には西ベルリンのドイツ・オペラで「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を振る誘いがありましたがこれも実現していません。こちらもカラヤンが指揮して、レコード録音を完成しています。クレンペラーの演奏は、大洋から朝日が昇る時に、まず海底に光が広がってから太陽が現れるような明快さが特徴だと思います。境界から太陽が現れるハンス・クナッパーツブッシュのワーグナーとは印象が違って、油絵の具を塗り重ねたようなオーケストラの響きではなく、「浄化」という形容も合いそうです。ロマン派の重厚なプログラムを濃密な演奏で、ルートヴィヒの量感のある劇的な歌いまわしは妙味が滲み出で、クレンペラーの指揮も峻厳極まりない圧巻の演奏といえましょう。「ヴェーゼンドンク歌曲集」と関係の深い、不倫の愛を詠う「トリスタンとイゾルデ」第3幕から「イゾルデの愛の死」とブラームスの「アルト・ラプソディー」を組み合わせているのも素晴らしい。クレンペラーのワーグナーでは貴重なステレオ録音で、オペラ全曲録音ではない故のオーケストラの迫力を前面に押し出しながらも圧倒的にクリアな音質も永遠の名盤に相応しいクオリティです。この時代はモノテイクとステレオテイクが同時進行していました。モノはダグラス・ラター、ステレオはクリストファー・パーカーと違うプロデューサーが其々担当していました。

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