DE PHILIPS 6598 274 クララ・ハスキル ウィレム・ヴァン・オッテルロー ハーグ・レジデンティ管 シューマン ピアノ協奏曲/子供の情景/色とりどりの作品

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「 DE PHILIPS 6598 274 クララ・ハスキル ウィレム・ヴァン・オッテルロー ハーグ・レジデンティ管 シューマン ピアノ協奏曲/子供の情景/色とりどりの作品」を通販レコードとしてご案内します。

34-18020

商品番号 34-18020

通販レコード→独レッド銀文字盤

聴き手を瞬時に陶酔の中へ誘う ― 集中力と感性を傾けて聴くことなしに、作曲者や演奏者を評価するのは暴挙である。これはシューマンの協奏曲に限った話ではないが、ひとたび聴くと一層そういうことを痛感させられる。ディヌ・リパッティのことを高く評価していたアルフレッド・コルトーの演奏は、唖然とするほど個性的。第3楽章冒頭の解釈に思わず仰け反るだろう。聴くほどに癖になること必置。これはシューマンの世界を咀嚼した人ならではの炯眼と評するべきだろう。今まさに音楽が生まれ、楽譜が書かれたばかりという印象を受けるサンソン・フランソワのインスピレーションに突き動かされたような第3楽章のコーダも忘れがたい。クララ・ハスキルがウィレム・ファン・オッテルローと組んだ1951年の録音は詩情あふれる名演奏で、力み返ることなくふわっと飛翔している感じがする。第1楽章の展開部など、聴き手を瞬時に陶酔の中へ誘うポエジーに溢れている。オッテルローのサポートも良い。ステレオ録音では音色の表情の付け方が実に細やかで、力強さもあるルドルフ・ゼルキンのレコードが比肩する存在だ。ルーマニア生まれで、病と闘いながらも演奏活動を続けた孤高のピアニスト、クララ・ハスキルを我々は今一度聴き直すべきです。音楽ファンに忘れがたい感動を与えた彼女の詩情に満ちた気品あふれる比類ないモーツァルトだと断言出来ます。チャーリー・チャップリンが生涯に会った天才はわずか3人にすぎなかったといった ― ウィンストン・チャーチル、アルバート・アインシュタイン ― その一人に数えられたほどでした。ハスキルは芸術・文化の中心パリでピアノを学びました。15歳でパリ音楽院を卒業した後、若くて美しい天才的なピアニストが華々しく活躍する様を想像しますが、実は闘病生活を虐げられていたということです。病気との戦いは彼女の人生を大きく支配するものとなりました。病気に加えて第二次世界大戦はユダヤ人であるハスキルに過酷な運命をもたらしました。同じルーマニア出身のリパッティとは深い友情に結ばれていたようです。しかし、そのリパッティの天才は若くして白血病に奪われてしまいました。というような彼女の生き様から、逃れられない運命に直面したときの人間の強さと孤独感を聞き取ることが出来ます。そして一方で限界に追い込まれたときの人間の本当の友情、やさしさを感ずることも出来ます。彼女は屈指のモーツァルト弾きであると讃えられますが、素晴らしい録音を残したのはモーツァルトのみならず、ベートーヴェンや、ショパン、シューベルト ― ドイツ・ロマン派の作曲家の演奏でも捨てがたい味わいがある。硬軟をあわせ持った絶妙なバランスが素晴らしく、薫りたつようなロマンティシズムも魅力。本盤は音楽ファンに忘れがたい感動を与えた彼女の詩情に満ちた気品あふれる比類ない、シューマンの演奏を聴かせてくれる。モノラル録音ながら、高貴な香りは些かも色褪せることはない。

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