US RCA LE-6006 アルトゥーロ・トスカニーニ シャルル・ミュンシュ ピエール・モントゥー フリッツ・ライナー エーリッヒ・ラインスドルフ A Treasury of Music 交響曲集 Vol.2

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34-14957

商品番号 34-14957

通販レコード→米ブラック銀文字盤 Educational Series

A Treasury of Music ― ドイツがUボートに注いだ音響技術は、第2次大戦後のイギリス・デッカでレコード録音に活かされ、アメリカRCAのステレオ再生方式と技術開発をしのぎあった。〝Educational Series〟は学校や、音楽教育で使用されることを目的に製作されたので、実際にこの時代のレーベルを見つけるのは難しいものです。「A Treasury of Music」にはフォーク・ダンスの伴奏用実用面が有名ですが、クラシック音楽の作曲様式の学習のための「An Anthology of Major Forms and Styles」や標題音楽を集めた「Program Music」がありました。本盤「The Symphony Volume 2」は1964年発売。モーツァルト・交響曲第40番ト短調 K.550、シューベルト・交響曲第9番ハ長調 遺作、ブラームス・交響曲第3番ヘ長調 作品90、チャイコフスキー・交響曲第6番「悲愴」ロ短調 作品74、シベリウス・交響曲第2番ニ長調 作品43に当時の現代音楽として、ピストン・交響曲第3番、ブラックウッド・交響曲第1番、プロコフィエフ・交響曲第5番 作品100がアルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団(モーツァルト、シューベルト)、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団(ブラームス、チャイコフスキー)、ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団(シベリウス)、シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(ピストン、ブラックウッド)、エーリッヒ・ラインスドルフ指揮ボストン響(プロコフィエフ)の当時のアメリカを代表する指揮者が手兵を演奏した録音から選ばれている。NHK-FMのステレオ本格放送は1965年からですが、本格放送前に画期的試みによる『立体音楽堂』はラジオの第1放送と第2放送を使いそれぞれ左右の片チャンネルのみを放送、2台ラジオを用意すればステレオ放送が楽しめるという試みでした。その放送でプログラムされた、当時ニュービート派の重要人物として名を上げていたブラックウッドの交響曲は、現代音楽に冷ややかな山崎浩太郎氏をして必聴の名曲といわしめた作品です。オクターブを、13音から24音まで12種類のパターンに分割して、それぞれの音律パターンで作曲する。作曲家兼ピアニストとして活躍するイーズリー・ブラックウッド(Easley Blackwood, b1933.4.21)は、それぞれの音律の微分音程や、その和声法を探求したアメリカの現代音楽家。系譜的にはヒンデミッドとメシアンの直系であり、作風は《交響曲第1番》ではルーセルとオネゲル足したような、渋さのある音楽であり、その咆哮するオーケストラでの不協和なスケルツァンド風のモットーで始まり、対位法的なヒンデミッド張りの音楽ある第1楽章に、木管のユニゾンから謎を問いかけられ幾分の律動の上にうたわれるメロディーがルーセルのような第2楽章そして、スケルツォは対位法によるレントラー風であり、ベルクのヴァイオリン協奏曲を彷彿とするが木管の不協和な組み合わせでのメロディーとリズムであっけなく終り、フィナーレは深刻に盛り上がり陰鬱に瞑想して終るという、幾分後期ロマン派風のフォルムと古典的技法による構成であるが、その向かう先には何か前衛を趣向するところがあり、甘さのない緊張を強いられる驚きと合間の美しさに満たされた世界が展開される。ミュンシュ面目躍如の重厚で色彩感を疎かにしない適正を生かした演奏で、ボストン響の黄金期の名人芸を堪能できます。

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