GB EMI ASD2582 ダヴィッド・オイストラフ ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ スビャトスラフ・リヒテル カラヤン ベルリン・フィル ベートーヴェン トリプル協奏曲

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高名な三人の独奏者もここでは楽団員だ。 ― ロシアの3大巨匠、ダヴィッド・オイストラフ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、スヴャトスラフ・リヒテルとヘルベルト・フォン・カラヤン率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団という、大手レーベルでなければ、決して実現しない様なオールスターによる《ベートーヴェン・三重協奏曲》。ヴァイオリン協奏曲や、ピアノ協奏曲と比べて、ベートーヴェンといえども馴染みの薄い《トリプル協奏曲》を、当時の日本人の中には初めて手に取ったクラシック・ファンもあったかもしれませんね。「この三人のソロで、カラヤン指揮ベルリン・フィル」だから、いっちょ聴いてみよかい、って。今でも興味惹かれることは変わらないでしょう。当時の人気はものすごく。メーカーの営業マンの話しによれば毎日歌謡曲並みに売れていたとか。熊本のクラシック音楽専門の中古盤店の店主が定番にしている思い出話だが、それほど発売前から大きな話題になりました。日本盤は新世界レコードから、最初に発売。そのレコードの帯には「一体、誰がこの顔合わせを予想しえたか ― 偉大な4つの個性、白熱の競演が生んだ人類の遺産!」の見出しに、縁どりされた〝トリプル・コンチェルト〟とある手描き風書体が印象的。後に日本ビクター音楽産業、東芝EMIからの発売と移っていくのですが、大手レコード会社が販売権を争奪しあった様にも見えてしまう、その時期の大きな販促用のポスターが記憶に残るほどでした。後述する、その背景を解説しながら、蓄音器を楽しむ会が2018年9月30日に熊本鶴屋百貨店で行った、蓄音器と高級オーディオで楽しむレコードコンサートで、この〝トリプル・コンチェルト〟を新世界レコード盤で鑑賞します。兎も角このメンバー以上による、この曲の録音は考えられなく、まさに空前絶後とはこのこと。こどもがレコードを買い易くなるのは昭和50年頃から、まだまだレコードの売上としては若者中心のロックやジャズより、クラシック音楽のレコード購入者が確かな買い手だったのでしょう。カラヤン指揮ベルリン・フィルの録音は星の数くらい沢山あるが、ベルリン・フィルの実力を最高に引き出しているという点では当盤も最右翼でしょう。それは極めてスタイリッシュかつパワフルで録音も素晴らしく、オーディオ的観点からも胸のすく音の洪水。本録音はカラヤンの何時もの重厚感がたまらなくいいし、豪華絢爛なベルリン・フィルも健在。ベルリン・フィル伝統のアンサンブルは健在で他に得られない圧倒的なものです。 ー それほど気合が入っているのは、この時カラヤンとEMIそれぞれの思惑が大きく存在しています。そして、このレコーディングにはリヒテルが再録音を主張していますが、長くなるので改めて書きます。 ー カラヤン好きにはオススメの1枚。 … 念を押しますが、ベートーヴェンの三重協奏曲の面白さがわかるようになってから聴きましょう。

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