GB DECCA PFS4333 レオポルド・ストコフスキー チェコ・フィル ニュー・フィルハーモニア管 スクリャービン リムスキー=コルサコフ ドヴォルザーク

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34-196

商品番号 34-196

通販レコード→英レッド・アンド・ホワイト黒文字盤 PHASE4

音の原色の連続。 ― ストコフスキーによる極彩色オーケストラ・アルバム。レコーディングの時にはオーケストラの前にはダミーの指揮者を置いて行った強者。1940年公開の米アニメーション『ファンタジア』では準備に3年間かけて、9チャンネルのマルチ・ステレオ録音という恐るべきことをやった、SPレコード時代から革新的だったレオポルト・ストコフスキーの演奏だが、派手であり、楽しくあり、音の洪水である。〝音の魔術師ストコフスキー〟の偉大にして華麗さは、楽譜にない楽器を加えたり、音を盛ったりたいそうな異形の行いで終わるものではなかった。ヒューストン交響楽団と1959年3月にエヴェレスト・レーベルに録音したスクリャービンの交響曲第4番《法悦の詩》が長岡鉄男氏の「外盤A級セレクション」では『演奏はストコフスキーらしく、スクリャービンも法悦というよりはテレビ演説みたいな賑やかさがあるが、録音は鮮烈で情報量が多く歪みは少なく音像は驚くほど小さく輪郭鮮明、しっかり定位し、音場も広い。』と評価されていた。ステレオ最初期ながら評判が良い。録音が少ない曲だったこそもあろうが、ストコフスキーのアプローチはいやらしくなり過ぎないほど良いエロさ。スクリャービンが神秘主義に傾倒した後期の代表作。日本語の〝法悦〟は意訳で、原語のまま〝エクスタシー〟として理解するとよい。この標題の意図については、性的な絶頂を表すと考えるほかに、宗教的な悦びを表す、あるいは両者を包含しているという解釈もある。2つの動機をモチーフとした主題で曲は展開され、しだいに、大きくうねるように盛り上がり、金管楽器のトランペットによる頂点が繰り返される。かつては、オルガズムを期待してこの楽曲を聴いてみたけれど、ストコフスキーがもたらす〝エクスタシー〟は、もう結構とならず、また強弱のバランスやあっさりしすぎず、もう一度聴いてみたいと思わせる。ストコフスキーはコンテンポラリーを振るときは、大胆な事をせず、真面目に演奏しているが、同時代の音楽家へのリスペクトだろうか。しかし、決して退屈にはならないのがストコフスキーの凄い所で、鈍急、メリハリを付けて、この演奏はかなり良い。エヴェレスト盤から12年隔てた今回の本盤の録音だ。オーケストラの各楽器に光を当て、楽器の輝かしさを徹底的に際立たせる。それがストコフスキー録音の特徴であり、最新のデジタル録音では得られない面白さ。ドヴォルザークの《スラヴ舞曲集》は、ブラームスの強い勧めで作曲されたもので、最初は4手のためのピアノ曲として作曲が進み、途中からは管弦楽曲として作曲された。ブラームスの《ハンガリー舞曲集》に似て軽快で親しみやすい作品に仕上がっており、現在でもしばしば演奏される。

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