GB DECCA PFS4044 ロバート・シャープルズ ロンドン祝祭管弦楽団 チャイコフスキー 大序曲1812年 くるみ割り人形組曲 Tchaikovsky In Phase Four

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34-17583

商品番号 34-17583

通販レコード→英レッド・アンド・ホワイト Phase 4 Stereo Spectacular 黒文字盤[オリジナル]

〝バトル・ステレオ〟 ― ヴィオラとチェロのソロが奏でる正教会の聖歌「神よ汝の民を救い」にもとづく序奏に始まり、以後木管群と弦楽器群が交互に演奏する和音の強奏で序奏を終えると、ロシア軍の行進が近づいてくる。この部分はボロジノ地方の民謡に基づくといわれている主題。フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の旋律をホルンが演奏するのをきっかけに、金管楽器群が激しい咆哮、戦闘が始まる。「大砲」がフランス軍を撃退すると、教会の鐘が一斉に鳴り渡り、「大砲」は祝砲に変わり戦争の終わりを告げる。最初の録音ははっきりしていないが、1903年にビクター・グランド・コンサート・バンドが、1909年にアーサー・プライヤーが自身のバンドとともにビクタートーキングマシンのために吹き込んだ記録があり、英デッカからステレオ・レコード第1号盤(SXL2001)として発売されたのが、ケネス・アルウィン指揮ロンドン交響楽団演奏の録音でした。このチャイコフスキーの大序曲《1812年》は、グレナディア・ガーズ軍楽隊が参加し、実際の大砲までぶっぱなす、最高にスペクタクルな演奏。FFSSをキャッチ・フレーズとして、自社のステレオ録音の優秀性をアピールする先導役のような盤でした。1958年5月1日録音、この日が記念すべきFFSS STEREO録音栄華の幕開けとなったことは言うまでもない。この後デッカ社は、エルネスト・アンセルメ、マントヴァーニ・オーケストラ等で収益を積み重ね、大作「ニーベルングの指環」をサー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で完成したのは周知の事実。グレナディア・ガーズは創設以来今年で335年間、国王警護の任務を務めてきたイングランドの近衛歩兵連隊。日本語では「擲弾兵近衛連隊」の表記で通っているように、イギリスが参戦した戦争の殆どに従軍している。全部で5個ある歩兵連隊のうち最古の歴史を持つのがこの第一連隊ですから、全連隊でパレードする時は常に先頭を行進します。イギリス国民は儀式を好みます。衛兵交代式、女王誕生日祝賀、戦没者追悼記念式など、どれも軍楽隊は欠かせません。〝300年以上の歴史をもつ、英国女王陛下の軍楽隊 ― ミリタリー・バンド〟というと堅苦しい音楽のように思われがちですが、イギリス国民にとってはごく身近で心和ます音楽グループです。休日の公園の奏楽堂では多くの市民がクラシック、ミュージカル、ポップスなどで居心地のよい一時を過ごします。創設以来、その美しい音と凛々しい服装でロンドンの街を音楽と色彩で満たしてきたグレナディア・ガーズ軍楽隊の音楽は、英国に無くてはならないものとして深く英国国民に親しまれ、また世界中に英国を発信する一翼を担っています。ザ・ビートルズ以後、1970年は英国病真っ盛りといわれた頃で、ポール・マッカートニーとザ・ウィングスのワールド・ツアー、ベイ・シティ・ローラーズのテレビ番組が日本でも毎週放送されたり、ビー・ジーズの歌が前編を流れた、映画「小さな恋のメロディ」が日本では少女たちの間では学校生活に影響が出るほどのブームとなる大ヒット。アメリカのロサンゼルス市警の警部、刑事コロンボがロンドンで事件を解決に導く、「ロンドンの傘」のエピソードは時間枠を拡大して、アメリカのテレビ映画をイギリスでの劇場公開も念頭に製作されました。デッカのレコードは、英国の実力を示すものでもあった。レオポルト・ストコフスキはアメリカのレコード産業を牽引した大指揮者でしたが、彼がデッカで1966年に大砲やクレムリンの鐘の音まで入れて録音した『1812年』にもグレナディア・ガーズ軍楽隊が参加している。アルウィン盤、ストコフスキ盤は共によく知られますが、1963年録音の本盤でも、同軍楽隊は参加しています。〝フェイズ4ステレオ〟は、1963年にデッカ・アメリカが開発した録音方式。20チャンネルのマルチ・マイク・システムで収録した音を、特別なミキサーを通してアンペックスの4トラック・レコーダーで録音、2チャンネルのステレオにミックスダウンするというものでした。クラシック音楽のLPは1964年に初めて発売され、その後約200枚のフェイズ4方式録音によるクラシックLPが制作されています。ブラス系のポピュラー・ミュージシャンであるボブ・シャープルズ指揮による本盤も、よく知られたメロディーが続く《くるみ割り人形》共々、マルチ・マイク録音によるダイナミックで克明なサウンドを楽しむことができます。

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