英デッカのオペラ第一黄金期を象徴する傑作。ウィーン・フィルの美音は他とは全く別次元の高みに達している。ソニックステージ効果満点。歴史悲恋が身に迫る。
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【オリジナル盤、モノラル】カラヤンのヴェルディ/「アイーダ」抜粋 GB DECCA LXT5597 モノラル
英デッカのオペラ第一黄金期を象徴する傑作。ウィーン・フィルの美音は他とは全く別次元の高みに達している。ソニックステージ効果満点。歴史悲恋が身に迫る。
小澤のアイヴス/「宵闇のセントラルパーク」、交響曲第4番 DE DGG 2530 787 STEREO
辛辣な批評で知られたハロルド・チャールズ・ショーンバーグは、「アイヴズの音楽は、それ自体がアメリカ音楽史である」と記している。今日は名声を嫌ったアイヴズが生まれた日。音楽を評価するうえで忌まわしい言葉の一つが「素敵」 (nice) であり、「大人のように自分の耳を使え」と語ったアイヴズ語録は有名。
ケンペのワーグナー/「タンホイザー」序曲ほか FR TRIANON UTRE6160 STEREO
堅固な構成感、優れたバランス感覚、そして作品の深い読み、どれをとっても抜群で、しかも表現力豊かなのがわかる。また各声部の透明で豊かな響きは、もともとオーボエ奏者であった感性から来るものだ。
アドニのショパン/ピアノ作品集 GB EMI HQS1251 STEREO
1970年代のEMIは若手ヴァイオリニストやピアニストの紹介に熱心だった。特にピアニストは鬼才として名前の残る演奏家が多い。ダニエル・アドニも録音が盛んだった。ゆったりと旋律を歌わせて情感の籠った演奏です。
メータのシェーンベルク/「浄められた夜」ほか GB DECCA SXL6325 STEREO
わかり易さを信条にグラマラスな掴み方でありながら、存外リズムはシャープで、荒れ場でも手綱をゆるめず音楽的な緊張感が終始持続しているフレッシュな演奏。
バレンボイムのドビュッシー/「海」ほか DE DGG 2531 056 STEREO
パリ管弦楽団は1967年の創設以来次々と音楽監督が代わったものの、1975年にバレンボイムがその地位に就任してからは、得意のフランス音楽を中心に積極的な活動を展開した。
ベロフ、コラールらのサン=サーンス/「動物の謝肉祭」、七重奏曲 DE EMI 26 236-0 STEREO
SQクワドラフォニック盤。各誌絶賛。仲間といる楽しさを感じさせる。チェロ独奏の「白鳥』が際立つ、サン=サーンスの動物の謝肉祭(室内楽版)。
仏エラート・レーベルなどでお馴染みのフランスの名手たち豪華メンバーによる「動物の謝肉祭」の室内楽版。顔なじみどうしだから、仲間といる楽しさを感じさせるのはこのアルバムです。
ヨーヨー・マ、マゼールのサン=サーンス/チェロ協奏曲ほか DE CBS 35848 STEREO デジタル録音
ヨーヨー・マの記念すべき本格的なデビュー・アルバム。マゼールの語り口爽やかで、軽やかなタッチのヨーヨー・マ奏でるチェロで、軽妙さや流麗さが、とっても清々しい。ヴァイオリンを聴いているがの如く流暢で雄弁で華麗だ。
チョン、コンドラシンのベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 DE DECCA 6.42606 STEREO デジタル
ソビエトの大物指揮者コンドラシンがアムステルダムで亡命し、ウィーンフィルによる録音でしかもその2年後に亡くなったということで話題になった話題盤。
ナタン・ミルシテイン ピエール・フルニエ イェラン・セルシェル ヨハン・セバスティアン・バッハ 器楽作品集 DE ARCHIV 413 094-1
いくつかあるフルニエの「無伴奏チェロ」の中でも演奏・音質の両面で最高傑作。何度も再販され、LP、CD、SACD、復刻LPやハイレゾ配信まで発売されていることが、時代を超越したフルニエの名演奏とその録音の優秀さを証明している。技巧家故時代による魅力はあるが、50年聴き続けても聴く度に凄い、と思うこの曲の第1位にあげる評論家もいるほどのミルシテイン、2度目の「無伴奏ヴァイオリン」。そして、11弦ギターの響きに浄化されるセルシェルの演奏は、ひたすら淡々と水のごとく音が流れるバッハ。いずれも、バッハのポリフォニックな声部の動き方が腹にストンと落ちます。
