ロシア風のロマンティックでピアニスティックなところと荒々しさを融合させて、現代的に洗練した協奏曲

20世紀に活躍したアメリカの作曲家、サミュエル・バーバーのピアノ協奏曲が初演された日(1962年)。ニューヨークにあるリンカーンセンターのエイヴリー・フィッシャー・ホールの杮落としの音楽祭でブラウニングのピアノと、エーリヒ・ラインスドルフの指揮、ボストン響による初演。テクニカルな第1,3楽章と比べ、メロディアスな第2楽章がバーバーの真骨頂。生涯で唯一のピアノ協奏曲である。

自身の耳と心で感じた音楽の質を率直に著す

「批評とは主観的だが社会的責任のある仕事」というジャーナリストとしての信念のもと、音楽のすばらしさと魅力の源を探り続け、若い才能を見つけ、伝える…世間の評価に左右されずに自身の耳と心で感じた音楽の質を率直に著す吉田の豊かな言葉は、人々の道標となった。

音楽性が言葉の端々にも滲み出ている

作曲家、ピアニストの高橋悠治が、戦後日本と西洋との橋渡し役としての功績は大きい。まだ日本で馴染みの無かった作曲家の作品を多く取り上げたり、執筆活動も旺盛で、その研ぎ澄まされた感性が言葉の端々に滲み出ている。

〝斎藤メソッド〟を創り出した斎藤秀雄が没した日

斎藤秀雄が没した日(1974年)。戦後日本のクラシック音楽の世界を支え、技術の向上に貢献した。小澤征爾、秋山和慶、飯守泰次郎などの逸材を輩出した〝斎藤メソッド〟は、今もなお世界中の指揮学習者のバイブルとなっている。

「ブラックリスト」に載っている国際的作曲家

韓国の作曲家、尹 伊桑(ユン・イサンが生まれた日(1917年)。武満徹と並んで、20世紀アジアを代表する作曲家である。激動の時代に翻弄されながらも、独自の音楽語法を確立し、彼の作品は同時代ののみならず、後世にも大きな影響を与えた。光州事件の犠牲者に捧げられた≪光州よ 永遠に≫、韓国の伝統楽器の奏法や音世界を取り入れた≪ピリ≫などが知られる。

音楽には不思議な力があります

NHKのラジオ番組「音楽の泉」の初回が1949年9月11日、放送された。静かな休日の朝をクラシック音楽とともに過ごすというテーマのもと、歴代パーソナリティは堀内敬三、村田武雄、皆川達夫が務め、現在は奥田佳道が担当。番組テーマ曲は当初からシューベルト作曲「楽興の時第3番」で、演奏者も時代ごとに異なり、現在はマリア・ジョアン・ピレシュの音源である。