「 マリナーのモーツァルト/初期交響曲集 NL PHILIPS 6769 054 STEREO 8LP」を通販レコードとしてご案内します。
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モーツァルトの《交響曲第1番》が初演された日。神童と言われるモーツァルトだが、本作もわずか8歳の頃の作品だと言われる。急ー緩ー急の3楽章構成。快活な1楽章と、重くゆったりとした短調の調べが特徴のコンパクトな2楽章、弾けるようなパッセージを持つ3楽章で、演奏時間は12分ほど。
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《交響曲第1番》(変ホ長調 K.16)はモーツァルト一家がロンドン滞在中の1764年頃に書かれ、1765年2月21日にヘイマーケットの小劇場で行われたとされている。複数の〝シンフォニー〟がこの日のプログラムに用意されたが他の曲が年であったかは不明で、当日の広告には〝All the Overtures …〟とある。自筆譜には父レオポルトによる修正の跡が数多く見られる。当時のロンドンを代表するシンフォニスト、ヨハン・クリスティアン・バッハやカール・フリードリヒ・アーベルの影響が認められる。3つの楽章からなり、急 – 緩 – 急の楽章配置をとっているものの各楽章の性格は薄く、変ホ長調からハ短調の中間部を経て、変ホ長調に戻る、イタリア式序曲風の仕上がり。その中間部には『ジュピター音型』が初めて登場するのが興味を誘う。静かな音と大きな音、ヴァイオリンのみで演奏されるフレーズとトゥッティ、といった対比が若々しく少年の筆が走っている様子が伝わってきて好ましい。
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― モーツァルトの交響曲は全部で何曲あるのでしょうか? ― 総数69曲になるが一般的に交響曲全集では全46曲!
- モーツァルトの交響曲が何曲あるかは現時点では誰にもわからない。モーツァルトは当時の時代背景の中で機会音楽としての交響曲を多数作曲した。旧全集ではモーツァルト自身が作品目録として番号付の41曲が挙げられているが、これをもって交響曲第41番ハ長調、『ジュピター』となってきたが全部ではない。その中から、偽作と判明した交響曲第37番は第1楽章の序奏部のみモーツァルトの作であり、欠番になった。第2番はレオポルト・モーツァルトの作品説があり、第3番はカール・フリードリヒ・アーベルの作品。新たに発見された作品がある、一方で真偽不明の作品がある、第31番『パリ』と第40番は原典稿と改訂稿がある、などである。またオペラ序曲及びセレナードからの編曲(『ハフナー』や『ポストホルン』、ニ長調 K. 203、ニ長調 K. 204)をどう捉えるかという問題もあり、交響曲として編曲されたのだから交響曲として数えるべきという考えも当然成立する。具体的な曲数であるが、ザスロー教授の「モーツァルトの交響曲」によれば、現存する曲としては、真作として確実な曲が39曲、これに偽作の疑いがある9曲を加えると48曲となる。その他、初期作品で紛失したものが7曲数えられており合わせて55曲。更にセレナードやオペラ序曲からの編曲が合計13曲でこれを加えると68曲となる。これにロンドン・スケッチ帳の中に鍵盤楽曲として残る自筆草案が1曲で総計69曲。これが現在考えられる一応の最大数であろう。なお、この数にはオペラ序曲を編曲なしにそのまま交響曲として演奏した曲はカウントしていない。一般的に、レコードで発売された交響曲全集では全46曲が多い。なお、最新の研究成果を基にしたザスロー教授によるケッヘル番号の新目録作業が現在進行中で、近々その発表がなされるとの由であり、その折には曲数もより明確になることが期待される。
- モーツァルトは後期及び晩年の作品に代表作と言われるものが多く、演奏される機会も多い。しかし、そこに至るまでにはその過程がある。またモーツァルトは意外に深くバロックの伝統にその根を持っており、初期の作品を聴くことによって、このことを感得することができる。交響曲についても同様で、一般にはウィーン時代に作曲したハフナー交響曲以降の6曲、特に三大交響曲のみに光が当てられるが、実際には彼の交響曲作曲は8歳から32歳まで殆ど全生涯をカバーしており、途中の突然の飛躍や停滞も含め、その音楽的変遷の全過程がその中に凝縮されている。最初期の作品から始まって、時代の進展の中で、その人間的成長と作曲技術の向上に伴う音楽的変遷があり、その間、人間的にも作品的にも極めて多様な面を見せる。モーツァルトの人と芸術を理解するためにはこれら全体を捉える必要がある。
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NL PHILIPS 6769 054 – Neville Marriner – Academy of ST.Martin-In-The-Fields – Mozart – The Early Symphonies

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溌剌としたモーツァルト初期の交響曲
- 1970年代、モーツァルトの交響曲のレコードと言えば、後期交響曲ならカール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のドイツ・グラモフォン盤、初期交響曲ならこのアカデミー室内管弦楽団(Academy of St.Martin-in-the-Fields)を率いたネヴィル・マリナーが集中的に録音したオランダ・フィリップス盤というのが定番でした。1980年代に入ると、クリストファー・ホグウッド、トレヴァー・ピノックがヤープ・シュレーダーをコンサートマスターにしたエンシェント室内管弦楽団(The Academy of Ancient Music)、イングリッシュ・コンサート(The English Concert)のイギリスにおける古楽復興に非常に重要な役割を果たしたレーベル、オワゾリール盤で、モーツァルトの交響曲は「古楽器でオリジナルの美しさを味わえる」と思わせてしまいました。
- モーツァルトの時代、その初期交響曲の頃は、貴族の娯楽音楽で、交響曲としての〝シンフォニー〟という概念もあいまいで、機会音楽だったセレナードと同じだったり、行進曲や舞曲、オペラの序曲も単独で演奏されるときは〝シンフォニー〟と呼ばれていたとか。本盤最終面の歌劇『偽りの女庭師』の序曲として使われているK.196や、テレビ朝日の「題名のない音楽会」がテーマ音楽に使用している歌劇『劇場支配人』の序曲は、モーツァルトがウィーンに旅立った後も、ザルツブルク宮廷に残された楽譜が貴族の宴会の伴奏の用途となって、後任の楽長の指揮によって単独で演奏されたことでしょう。そうした有様が常だったモーツァルトの〝シンフォニー〟ですので、わたしたちもベートーヴェンやブラームスのように、精神性や構築性で聴かないことが肝心です。畏まらずにセレナードのように、軽快でノリのいい音楽として聴くと楽しめます。もちろんモーツァルトらしい、神がかり的な瞬間はあります。LPレコード時代から優秀録音として、「マイルドなオーディオ音」を聴かせてくれたアカデミー室内管弦楽団。モダン・オーケストラのコクのある弦の音を堪能できます。
- 収録曲
- A
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- Symphony No. 4 In D, K. 19
- Symphony No. 5 In B Flat, K. 22
- Symphony No. 44 In D, K. 81
- B
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- Symphony No. 1 In E Flat, K.16
- Symphony No. 10 In G, K. 74
- C
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- Symphony No. 6 In F, K 43
- Symphony No. 55 In B Flat, K.E. 45b (K. App.214)
- D
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- Symphony No. 7a In G, K.E. 45a (K. App. 221)
- Symphony In G “Neue Lambacher”
- E
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- Symphony No. 9 In C, K. 73
- Symphony No. 42 In F, K. 75
- F
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- Symphony No 8 In D, K. 48
- Symphony No. 43 In F, K. 76
- G
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- Symphony No. 11 In D, K. 84
- Symphony No. 45 In D, K. 95
- H
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- Symphony 46. In C, K. 96
- Symphony No. 47 In D, K. 97″
- I
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- Symphony No. 14 In A, K. 114
- Symphony No. 13 In F, K. 112
- J
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- Symphony No. 15 In G, K. 124
- Symphony No. 16 In C, K. 128
- K
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- Symphony No. 12 In G, K. 110
- Symphony No. 17 In G, K.129
- L
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- Symphony No 19 In E Flat, K. 132
- Andantino Grazioso(2nd Movement Of The First Version)
- M
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- Symphony No. 18 In F, K. 130
- N
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- Symphony No. 20 In D, K.133
- O
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- Symphony in D, K.E. 141a
- Symphony In C Overture “Il Re Pastore,” K. 208 And Finale, K. 102 (K.E. 213c)
- Symphony In D Overture And Andante Grazioso From “Ascanio In Alba” K. 11
- P
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- Symphony In D Overture “La Finta Grardiniera” K. 196
- Symphony In D, K. 45 Excerpts From “La Finta Semplice”
- 録音:1972年〜1973年ロンドン、アビーロード・スタジオ
- オリジナル盤は、1973年リリース(9500 732)。
プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)
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レーベルPHILIPS
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楽曲初期交響曲集(1, 4〜20, 42〜47, 55ほか全31曲)
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レコード番号6769 054
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作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
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オーケストラアカデミー室内管弦楽団
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指揮者ネヴィル・マリナー
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録音年1972, 1973
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録音場所ロンドン
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録音種別STEREO
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製盤国NL(オランダ)盤
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製盤年1980
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レーベル世代紺地に白文字レーベル
ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)
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商品番号374478
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レコード盤コンディション良好です(MINT~NEAR MINT)
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ジャケットコンディション良好です
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価格38,500円(税込)
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商品リンク
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ショップ名輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
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ショップ所在地〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
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ショップアナウンスべーレンプラッテからお客様へ
当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。
CDや参考本がamazonで購入できます。
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