ティルソン・トーマスのガーシュウィン/「ラプソディ・イン・ブルー」ほか NL CBS IM39699 STEREO デジタル

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「 ティルソン・トーマスのガーシュウィン/「ラプソディ・イン・ブルー」ほか NL CBS IM39699 STEREO デジタル」を通販レコードとしてご案内します。


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ガーシュウィンによる《ラプソディ・イン・ブルー》が初演された日(1924年)。当時ガーシュウィンはミュージカル音楽やポピュラーソングを手がける人気作曲家だった。この曲はクラリネットのおどけたような旋律で始まり、ピアノとオーケストラが協奏する形で進行する。クラシック音楽とジャズを融合させた曲調は初演後も高く評価されたと言われている。

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NL CBS IM39699 – Michael Tilson-Thomas, Los Angeles Philharmonic – George Gershwin – Rhapsody In Blue • Second Rhapsody For Orchestra With Piano • Preludes • Unpublished Piano Works

優秀録音。見開きジャケット入り。 ― 「ラプソディ・イン・ブルー」はグローフェ編曲版ではなくオリジナル版による演奏

  • エジソン発明による初期的録音機=蓄音器は、アメリカにおけるジャズの創造を促した。バルトークやコダーイは、この録音機を持ち運んで各地の言語や現地の音楽を記録して回り、自身らの新しい音楽のための『語法』を模索した。嘗てより採譜や引用でクラシック音楽史上の名曲に、当時の流行歌や地方民謡のメロディ、和声を見いだせる。バルトークの現代的な作曲「語法」の根底にあるのは、このエジソン発明による初期的録音機を駆使したヨーロッパ全域の民俗音楽の採集から得られた知見にある。その採譜と分析によってバルトークは単に東欧の一地方的な音楽表現に留まらず、世界的な規模での民俗音楽の構成要素を西洋音楽的な語法から語り得るようになった。この出来事は「現代音楽による民俗音楽の再発見」であり且つ「民俗音楽による現代音楽の発見」と見て取れる次代の音楽の創造をリードする発明になる。遂に、この音楽的運動は全世界に発想の種を広めて、アメリカにおけるジャズの創造と同調することになる。ジャズとはアフリカから中南米を経てニューオリンズ周辺に上陸したダンス音楽 ― リズムと旋律の特徴的な非西洋音階性 ― を西洋楽器とその記譜システムによって改めて演奏するところから発展したものだった。しかも、録音は採譜を元にした演奏からでは得られない感興まで具体的に伝えることを可能にした。そしてそのリアルな状況の真っ只中に位置することが出来た作曲家が ― ラヴェルからパリ音楽院入学を断られた ― 黒人音楽に魅了されるユダヤ系白人ジョージ・ガーシュインだったことになる。ガーシュウィンは1898年生まれ。1937年没。米国の作曲家。ロシア移民の子。アーヴィング・バーリンやジェローム・カーンに憧れてポピュラー・ソングの作曲家として出発。その後ロマン派の手法を学び、独自の音楽スタイルを確立、アメリカに根ざした作品を発表する。

ガーシュウィン自演録音から起こしたオリジナル版演奏

  • 大ヒットしてブームを開いた『のだめカンタービレ』アニメ版及びテレビドラマ版のテーマ曲に使われた《ラプソディ・イン・ブルー(Rhapsody in Blue)》はアメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが作曲。この曲が作られることになった発端は、1924年1月3日、新年早々から他の仕事で多忙だったガーシュウィンが兄のアイラとビリヤード場に息抜きに行った際、手にとった新聞で「ホワイトマンがガーシュウィンに曲を発注した」という記事を見つけたことだった。見に覚えのないガーシュウィンは驚き翌日、抗議のためホワイトマンに電話をかけるも、実はこの記事はポール・ホワイトマン(Paul Whiteman)がガーシュウィンを呼びつけるために作った偽記事だったらしく、まんまと策にはまり「新聞記事になってしまったから作ってくれ」とホワイトマンに押し切られた。ガーシュウィンは、この曲を約2週間で一気に書き上げることになるが、作曲の期間が限定されている上に、当時のガーシュウィンはまだオーケストレーションに精通しているとはいえなかったという事情も加わり、代わって『大峡谷』で知られるファーディ・グローフェが編曲として手伝うことになる。まずガーシュウィンが2台のピアノを想定しながら作曲し、随時グローフェがオーケストラ用に譜面化をした。演奏の現場で完成された部分もある。劈頭クラリネットの低音からのグリッサンドで始まる。楽譜では17音の上昇音階でしかなかったが、ホワイトマン・バンドのクラリネット奏者がふざけてグリッサンドで演奏したところ、ガーシュウィンが気に入り書き改められたと伝えられる。一種のピアノ協奏曲風の雰囲気もあるピアノ独奏と管弦楽のための音楽作品だが、劈頭のグリッサンドをはじめとして好まれている曲風はジャズの要素を多く含んでいる。ピアノと小編成のジャズバンド向けの版が完成されたと共に、2台ピアノ版をガーシュウィンは2重録音の手法を使い、自らのピアノ演奏によってピアノロールに録音している。マイケル・ティルソン・トーマスが、このガーシュウィン自身の演奏の録音を使用して1976年にレコード発売したことで、ガーシュウィン自身のピアノ演奏は50年の時を超えて世界中に聴かれるものとなった。その後、グローフェはクラシックのピアノとオーケストラ用に編曲したり、ピアノがなくても演奏可能としたオーケストラだけで演奏できる編曲版もある。現代ではグローフェ稿を基本としつつ、フランク・キャンベル=ワトソンが改訂した1942年稿で演奏されるのが一般的だ。
  • ハリウッドで生まれ育ったティルソン・トーマスはガーシュウィンとは関係が深く、祖父と父はガーシュウィンにピアノを習い、叔父がガーシュウィンの親友でした。そんな恵まれた環境に育ち、指揮者、ピアニストとして幅広い分野で活動をおこなってきた彼が兄アイラ・ガーシュウィンのアドバイスのもとピアノの弾き振りによったガーシュウィン・アルバムを録音、ガーシュウィンへの深い愛情が溢れた名盤です。ティルソン・トーマスは、1974年から1998年にかけて、CBSとSONY、RCAにガーシュウィン作品を多数録音しており、『ラプソディ・イン・ブルー』は3種あり、それぞれのレーベルにおよそ10年間隔で異なるアプローチで録音、同じ版を3度録音したのではない。「ラプソディ・イン・ブルー」が初演されたのは1924年ですが、その翌年に作曲者が残したピアノ・ロールがある。1976年6月、コロムビア・ジャズ・バンドを指揮して行った最初の録音は、ガーシュウィンはソロだけでなくオーケストラ部分も演奏してしまっているので、そのオーケストラ部分の穴をすべて埋め、ソロだけを演奏するように苦労して加工したのだそうです。1982年2、10月本盤の録音は、1924年の初演当時のオリジナル・スコアを細部に至るまで忠実に復元したもの。初演に立ち会ったアイラの助言や意見を参考にしている。ガーシュウイン自身の演奏を手本にした、とガーシュウィンの完璧な再現を目指した自信のピアノ演奏。三度目は1997年1月、ニュー・ワールド交響楽団との録音は初演時にホワイトマン楽団が演奏したジャズバンド版。クラリネットのソロが、アドリブ風に開始する不思議な構成の曲の魅力解明と膝を叩いてしまうでしょう。このこだわりっぷり、〝のだめ〟が手本にしたい先輩かもしれない。
    • Recorded At – Dorothy Chandler Pavilion
    • Recorded At – RCA Studio A
    • Engineer – Bud Graham (tracks: A1, B1, B4), Tim Geelan (tracks: A2 to A4, B2, B3)
    • Producer – Steven Epstein
    • Recording Supervisor [Remote Technical Supervisor] – Hank Altman
IM39699

プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)

  1. レーベル
    CBS
  2. レコード番号
    IM39699
  3. 作曲家
    ジョージ・ガーシュウィン
  4. 楽曲
    1. 「ラプソディ・イン・ブルー」(オリジナル版)、ピアノの為のラプソディ、ショート・ストーリー、ヴァイオリン・ピース
    2. セカンド・ラプソディ、フォア・リリー・ポンス、眠れぬ夜、プロムナード
  5. 演奏者
    マイケル・ティルソン=トーマス(ピアノ)
  6. オーケストラ
    ロサンゼルス・フィルハーモニック
  7. 指揮者
    マイケル・ティルソン=トーマス
  8. 録音種別
    STEREO DIGITAL
  9. 製盤国
    NL(オランダ)盤
  10. 製盤年
    1985
  11. レーベル世代
    ブルーレーベル

ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)

  1. 商品番号
    363915
  2. 盤コンディション
    良好です(MINT~NEAR MINT)
  3. ジャケットコンディション
    良好です
  4. 価格
    6,600円(税込)
  5. 商品リンク
  6. ショップ名
    輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
  7. ショップ所在地
    〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
  8. ショップアナウンス
    べーレンプラッテからお客様へ
    当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。
Michael Tilson Thomas Conducts Gershwin (Sony Classical Masters)
Michael Tilson Thomas
Sony Classical
2016-04-15


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