トスカニーニのベートーヴェン/交響曲第5番「運命」、第8番 DE RCA LM-1757 モノラル

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「 トスカニーニのベートーヴェン/交響曲第5番「運命」、第8番 DE RCA LM-1757 モノラル」を通販レコードとしてご案内します。


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坂本龍一が生まれた日(1952年)。作曲家、サウンド・プロデューサー、ピアニストと多彩な顔を持つ。70年代にYMOを結成するとテクノ・ブームの火付け役となり、その後『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』など、映画音楽の分野でも立て続けに受賞。近年ではクラシック、ジャズ、ロック、民族音楽など、ジャンルを横断的に扱いながらプロジェクトを展開し、世界の音楽界のトップランナーであり続けている。

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  • DE RCA LM-1757 – Arturo Toscanini, The NBC Symphony Orchestra – Beethoven – Symphonies Nos.5&8

  • 交響曲第8番が出色 ― トスカニーニの最晩年の演奏がこのような音質で提供されていれば、彼に対する評価は全く違ったものになっていた。

    • 世界的指揮者だったヘルベルト・フォン・カラヤンは来日した際に、「君が代」を聴いて、「世界の国歌の中で最も荘厳な曲」と評価した。1973年にカラヤンがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日公演を開いた初日では、まず君が代、続いて西ドイツ ― 当時 ― 国歌が演奏された。戦時中は演奏会の最初や最後に『星条旗』 ― 星条旗よ永遠なれ ― を演奏することも多かった。『星条旗』を演奏する際アルトゥーロ・トスカニーニは、リハーサルや録音であっても、チェロを含む全員を起立させて演奏したと言われている。イタリアへの母国愛を終生抱き続けたトスカニーニであったが、だからこそ米国人にとっての母国である米国への愛を尊重していたのだと思われ、トスカニーニの人となりがわかる。トスカニーニは戦前・戦中・戦後初期を代表する大指揮者で、ヨーロッパではヴィルヘルム・フルトヴェングラー、アメリカではトスカニーニと人気を二分した。フルトヴェングラーのロマンティックの極みに対してトスカニーニは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州の県都パルマ出身ということから当地で高名なワイン、弱発砲性赤ワイン・ランブルスコのようにすっきり系ですが、すっきりまとめているからといって、そこには軽さは感じられず力強さが感じ取れます。
    • 1867年3月25日、トスカニーニはイタリアのパルマに生まれた。パルマ王立音楽院を卒業後、チェリストになるが、1886年6月30日、ヴェルディの歌劇『アイーダ』南米公演の際に急遽指揮者としてデビュー。以後、トリノ王立歌劇場、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルでキャリアを重ね、1937年には彼のために創設されたNBC響の首席指揮者に就任、数多くのコンサート、録音を行った。
  • アルトゥーロ・トスカニーニ(伊→米指揮者)

    • トスカニーニは1898年31歳の時にはイタリア・オペラの総本山とも言うべきミラノ・スカラ座の指揮者に迎えられます。そのデビュー公演でワーグナーを取り上げ楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」を1ヶ月以上に亘る猛烈な訓練の後に演奏、この公演はスカラ座の歴史に残る程の大成功を収めワーグナー指揮にみせるトスカニーニの才能のほどを内外に確認させる事となった。ドイツ系指揮者以外はまだ誰も足を踏み入れていないバイロイト音楽祭から1930年63歳の時に出演要請を受け歌劇「タンホイザー」と楽劇「トリスタンとイゾルデ」を指揮してバイロイト音楽祭始まって以来の外国人指揮者登場の第一歩を標す。そこにはアドルフ・ヒットラーを嫌い「バイロイトを人種の別なく音楽の聖域としたい」と考えていたリヒャルト・ワーグナーの忘れ形見ジークフリートの思想が働いていた。彼は外国人のトスカニーニに積極的に出演を要請して、このバイロイトを開かれたものとしたのですが生憎トスカニーニが初めてのデビューを飾った、この1930年の夏にジークフリートは突然亡くなってしまいます。バイロイトはナチスの牙城としての色彩を強めていく。トスカニーニは翌1931年には歌劇「タンホイザー」と舞台神聖祝典劇「パルジファル」を指揮し、更に翌々年の1933年にはバイロイトの名誉市民の称号も得て、いよいよ念願の楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮する予定になっていた。演奏会で指揮している分は良かったのですが、「是非今年の公演の折りには直接会ってナチス第三帝国の首相として御礼を申し上げたい」という大変遜った文面の手紙がナチスからトスカニーニに届く。ヒットラーのユダヤ人政策に徹底して反対していたトスカニーニは「現在のような状況のもとではバイロイトに足を運ぶわけにはいかない」と断っており、「この間バイロイトで指揮できたこと、それ自体が私にとっての報酬である。」として、この時のバイロイト音楽祭の出演料は一切受け取らなかった。この当時、利用するだけ利用されたブルーノ・ワルターは演奏活動が出来ないところまでナチスに追いつめられ、娘は娘婿だったナチス将校に銃殺される。危機を感じて帰宅しないで演奏会場に駆け込んだワルターの急場を救うべく指揮を代行したのがトスカニーニだった。
    • 程なくフランス経由でイギリスへの逃避行を手引した。1936年引退を決意してニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を辞任し、イタリアへ戻ったアルトゥーロ・トスカニーニに翌1937年にはラジオ放送を通じて一度に何百万もの人々に演奏を聴いて貰おうと言うアメリカの放送局からの提案を受け入れ再びニューヨークに復帰すると、1937年トスカニーニのためにアメリカRCA社が創設したNBC交響楽団の指揮者となります。ブルーノ・ワルターの晩年にアメリカ・コロムビア社が結成したコロムビア交響楽団の先駆けみたいですが、当時のアメリカの財力は有名指揮者にオーケストラをプレゼントするとは凄まじい。商魂逞しい米国のメディアが投資するトスカニーニには、剛毅で、集中力が高く、熱気にあふれ、人を引き付ける何かがあった証左であろう。後輩のヘルベルト・フォン・カラヤンでさえ持つことが出来なかった強大な影響力を生み社会現象になった初めてのマエストロではなかろうか。
    • ダイナミックこそ無いのはマイクが現代のコンデンサータイプとは違うから。SPレコードの音はシャーシャー言うイメージがあるようですが、それはシェラック盤が鉄針と擦れて立てる音。再生音では聞こえないものです。SPレコードの録音ですが、針音がしないで、どうこうとのコメントはナンセンス。真空管のマイクが捉えた、SP時代に最高と謳われたトスカニーニとNBC響による1939年録音のベートーヴェン・交響曲第5番「運命」は、創立3シーズン目のNBC響による初のベートーヴェン・チクルスの録音で、トスカニーニのベートーヴェン解釈を語る上で重要な名演でした。本盤はトスカニーニ最晩年の実に味の濃いベートーヴェン。今度は、交響曲第8番の演奏が出色。1952年3月22日(5番)、11月10日(8番)録音。
    • ニューヨーク、カーネギーホールでの放送録音。1939年の録音は、私には必要以上に速かったのですが、今回の録音はさらにテンポを上げています。スピード感だけで興奮する人にとっては、これは非常にスリリングな演奏です。しかし、ベートーヴェンの意図を汲んだ解釈としては、ますます疑わしいものになっています。この録音は慌ただしく演奏されており、緩徐楽章は十分に遅くなく、第1楽章の「第2主題」に必要な緩急の妙は味わえず、過剰な激しさが音楽の伝達力を大きく損なっているように感じます。リマスタリングされたCDからは気が付かないほどですが、音質でも前年のヴェルディのレクイエムよりも見劣りする。1952年に期待される水準をはるかに下回っています。1939年の録音と言われても仕方ない。トスカニーニの技量の衰えそれ自体が残念なことですが、この録音と相まって、このディスクは音楽鑑賞向きというよりもドキュメンタリー的な側面が強いものとなっています。
    • わたしはこれを決定版とする。

    • 交響曲第5番「運命」の一週間後、交響曲第9番「合唱付き」は3月31日に第4楽章を録音。4月1日にオーケストラだけの楽章が録音された。ベートーヴェンの9曲のうち最後に録音されたこの曲は、素晴らしい録音だった ― と報告できれば良いのですが、何らかの原因不明の障害に悩まされ、ビクターはまたしても当時の最高水準に達する録音を制作することができませんでした。それでもなお、ベートーヴェンの楽譜にふさわしいこの録音は、私が知る限り他に類を見ません。陽気な小曲が満載の、陽気なカドリーユとして扱われがちな、決して真摯な作品とは言えない交響曲第8番がトスカニーニの演奏では、この作品は本来の地位を取り戻し、前作の第7交響曲に匹敵する力強さと強烈さを持つスコアとなっています。したがって、音質の欠陥にもかかわらず、トスカニーニの管弦楽演奏の芸術の極みはここにある、と私はこれを決定版と呼ぶに値します。第1楽章の提示部を繰り返すことで、大きな違いが生まれていることに注目してください。この必要性を見抜くことで、トスカニーニは卓越した形式感覚を披露しています。
    • 1954年4月4日、カーネギー・ホールでのコンサートを以て引退。1957年1月16日にニューヨークで亡くなった。
LM-1757

プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)

  1. レーベル
    RCA
  2. レコード番号
    LM-1757
  3. 作曲家
    ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
  4. 楽曲
    交響曲第5番「運命」、第8番
  5. オーケストラ
    NBC交響楽団
  6. 指揮者
    アルトゥーロ・トスカニーニ
  7. 録音年月日
    1952年3月22日(5番)、11月10日(8番)
  8. 録音場所
    ニューヨーク・カーネギーホール
  9. 録音種別
    MONO
  10. 製盤国
    DE(ドイツ)盤
  11. レーベル世代
    赤地に銀文字レーベル

ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)

  1. 商品番号
    351148
  2. 盤コンディション
    良好です(MINT~NEAR MINT)
  3. カバーコンディション
    良好です(おもて右上に”R”スタンプ、四辺にわずかな傷みあり)
  4. 価格
    5,500円(税込)
  5. 商品リンク
  6. ショップ名
    輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
  7. ショップ所在地
    〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
  8. ショップアナウンス
    べーレンプラッテからお客様へ
    当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。
ベートーヴェン:交響曲第7番・第8番
アルトゥーロ・トスカニーニ
ソニー・ミュージックレーベルズ
2024-04-24


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
アルトゥーロ・トスカニーニ
ソニー・ミュージックレーベルズ
2024-04-24


ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(期間生産限定盤)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団
SMJ
2016-09-21


ヴェルディ:歌劇「オテロ」(全曲)
アルトゥーロ・トスカニーニ
ソニー・ミュージックレーベルズ
2024-07-24


ヴェルディ/歌劇「ファルスタッフ」全曲
マダーシ(アントニオ)
BMGメディアジャパン
1998-03-21


ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ/スメタナ:モルダウ
アルトゥーロ・トスカニーニ
ソニー・ミュージックレーベルズ
2024-06-26


Rapsodie Espagnole / Daphnis Et Chloe
Ansermet
Polygram Records
1992-04-14


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