「 【未開封】カラヤンのプッチーニ/「トスカ」全曲 DE DECCA 6.35263 STEREO 2LP」を通販レコードとしてご案内します。
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ドイツの画家、ヴィルヘルム・ヘンゼルが没した日(1861年)。ドイツ・ロマン期の著名人の1,000を超える肖像画を描き、その絵は劇場やホールに提供したり、挿絵などに使用された。それらはベルリンを代表する劇場 Schauspielhaus のホールに飾られている。文筆や詩でも成功したが、その成功故に画家としての将来を諦めようとしたこともあったが、31歳のときに、王の後援によりイタリアへ赴き、ラファエロ・サンティの絵画作品の複写に携わった。3年後にベルリンに戻ると、宮廷画家として働いた。また、彼の妻は作曲家のファニー・メンデルスゾーンであり、フェリックス・メンデルスゾーンの義兄にあたる。銀行家の裕福な家に生まれたフェリックス・メンデルスゾーンは音楽と美術の両方で才能を発揮しました。音楽だけでなく美術、文学、語学、哲学も学んでいた。特に西洋古典学に興味を示しており、音楽のみならず絵や語学にも優れていました。彼の音楽は古典派の明快な構造とロマン派の表現力を融合させており、自然や風景に触発された絵画のような音楽も生み出しました。彼は旅先で多くの水彩画を描き、音楽制作においては画家が色彩を扱うように管弦楽を扱ったとも言われます。旅に行く先々では、音楽のインスピレーションはもちろんのこと、水彩画も残しています。〝音楽を奏でる絵〟とでも言えましょうか。今年生誕250年を迎えたイギリスを代表する画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの雄大な風景画に通じるような、自然への畏敬を感じさせるフェリックスの画力については、「メンデルスゾーンは第一級の風景画家だ」とたたえたリヒャルト・ワーグナーの言葉にも納得です。メンデルスゾーンは本質的に画家が色彩を取り扱うのと同じように、管弦楽の技法を取り扱った。劇的で叙情的な旋律、楽器の扱いの巧みさながら、メンデルスゾーンの音楽は、上品で礼儀正しい優等生。メンデルスゾーンの音楽の特徴の筆頭は、心地良い、流麗な旋律にある。多くの作品が瑞々しく、気品に満ちている。そこには悩みや、苦悶はなく、彼が描き、残した水彩画も彼の感性が随所に表れています。メンデルスゾーンの音楽と風景画は温かいぬくもりで育まれています。
DE DECCA 6.35263 レオンタイン・プライス ジュゼッペ・ディ・ステーファノ ジュゼッペ・タデイ フェルナンド・コレナ ヘルベルト・フォン・カラヤン ウィーン・フィル プッチーニ トスカ
- Record Karte
DE 未開封
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
- 1962年ウィーン、ゾフィエンザールでのセッション・ステレオ録音。
- 1962年の優秀録音です。未開封ボックス入り。
2025年はカトリック教が定める《聖年》、イタリアを耳で感じる100年名盤セレクション
音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュースの〝ラジオ・ドラマ〟的オペラ
- 世慣れしていた伊達男、ジャコモ・プッチーニの大人の男女の愛憎劇。ローマの歌姫、フローリア・トスカの若さとコケティッシュな部分はアイドル的なものではなく、画家でトスカの恋人の、マリオ・カヴァラドッシに女の存在を疑い絵姿に嫉妬する。一方カヴァラドッシもトスカに生やかな優しい言葉をかけるような純情青年でもありません。台本を書いたイタリアの詩人、ジュゼッペ・ジャコーザは「トスカ」を「喜怒哀楽は豊富だが詩情に欠けたドラマ」としました。上演頻度も高く、出演の中核の3人が確保されれば質は担保されます。少ない登場人物で劇性を高める。一方、それは歌手への負担も大きく、その存在感も大きくクローズアップされます。この1962年盤はレオンタイン・プライスを外題役に、カヴァラドッシにジュゼッペ・ディ・ステファノ、ローマ市の警視総監、スカルピア男爵はジュゼッペ・タディでした。ディ・ステファノは、そのトライアングルの一角、理想的なカヴァラドッシ像を築いていました。ヘルベルト・フォン・カラヤンのこの録音の配役への配慮は周到なものです。わずかな場しか登場しない場での歌手の起用や、盤での虚構、演出、それは音盤だけでリアリティを感じさせるものでした。音楽自体はシンフォニックな緊張の部分と、俗受けする部分は甘く、美麗な効果を挙げている。加えて、音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュース作なのです。トスカの投身まで、追いつめていく兵の足音、怒号が入ります。ラジオドラマ的、あるいは音だけでは足りない部分に演出がほどこされるようになってきました。テレビとは違い、ラジオにはラジオ、音盤には音盤のリアリティがあります。こうした演出がステレオ期の特徴。これこそゴージャスな音響、グランド・オペラの俗なる部分にぴたりと焦点を合わせていました。音響上の演出は、オペラの楽しみの一つです。1959年から1965年、カルショウの手がけたカラヤンの録音、その中にはジュゼッペ・ヴェルディの歌劇「アイーダ」「オテロ」という今でも現役として語られる録音の金字塔があります。カラヤンは、オペラでしばしば本領を発揮する。余談になるが、1979年にカーティア・リッチャレッリのトスカ、ホセ・カレーラスのカヴァラドッシ、ルッジェーロ・ライモンディのスカルピアでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で録音。こちらのリッチャレッリは、これまでの強いトスカ像から抒情的な場に焦点をあてたものでしたし、ライモンディのスカルピアなどは確信的です。配役が変われば演奏から変わる。本盤に不満はなく。再録音ではなくて、ふたつ目のアプローチといえます。
― 米 RCA との提携録音。録音は DECCA チーム、DECCA らしい素晴らしい音質です。
- いつの時代も曲、演奏、録音の3つのバランスで統一して、大衆迎合を第一としていたのがヘルベルト・フォン・カラヤンの一流です。本盤はRCA発売ですが、ビゼーの歌劇「カルメン」同様、英DECCA、米RCAの業務提携が生んだ偉大な作品。制作は英DECCAのジョン・カルショウ、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てというショルティの指環制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英DECCA社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作と言えると思います。魅力を列挙しますと「カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音」「カルショウお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション」ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。まず第一にお奨めするトスカ。カラヤンはトスカを2度録音している、この盤は1度目の録音。やはりプライスとステファノの組み合わせが魅力的。それにスカルピアを歌うタッディの悪役ぶりはなかなか凄味がある。そして、カラヤンのドラマの構築がまた見事というほかない。カラヤンやカルショウ・ファン必携アイテム。
プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)
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レーベルDECCA
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レコード番号6.35263
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作曲家ジャコモ・プッチーニ
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楽曲歌劇「トスカ」全曲
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演奏者
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ウィーン国立歌劇場合唱団
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オーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
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録音年1962
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録音場所ウィーン、ゾフィエンザール
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録音種別STEREO
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製盤国DE(ドイツ)盤
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レーベル世代未開封
ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)
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商品番号351362
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盤コンディション未開封
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ボックスコンディション未開封
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価格13,200円(税込)
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商品リンク
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ショップ名輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
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ショップ所在地〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
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ショップアナウンスべーレンプラッテからお客様へ
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