「 【ソリアシリーズ】カラヤンのプッチーニ/「トスカ」全曲 DE RCA LSC7022-1/2-C STEREO 2LP」を通販レコードとしてご案内します。
11/25Today’s Topics
カーネギーホールを建設した実業家、アンドリュー・カーネギーが生まれた日(1835年)。自身の鋼鉄会社は1890年代に世界で最も高い収益をあげ、「鉄鋼王」と呼ばれた。そんなカーネギーが後年取り組んだのが社会貢献事業で、その一つがホールの建設だった。こけら落とし公演で指揮をしたのがピョートル・イリイチ・チャイコフスキーで、曲は《戴冠式祝典行進曲》だった。その後数々の名演が生まれ、アメリカが世界に誇る音楽の殿堂となった。
DE RCA LSC7022-1/7022-C レオンタイン・プライス ジュゼッペ・ディ・ステーファノ ジュゼッペ・タデイ フェルナンド・コレナ ヘルベルト・フォン・カラヤン ウィーン・フィル プッチーニ トスカ
- Record Karte
DE レッドレーベル。
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
- 1962年ウィーン、ゾフィエンザールでのセッション・ステレオ録音。
- 1962年の優秀録音。ボックス入りです。
イタリア製のソリアシリーズの豪華解説集付き。
2025年はカトリック教が定める《聖年》、イタリアを耳で感じる100年名盤セレクション
音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュースの〝ラジオ・ドラマ〟的オペラ
- 世慣れしていた伊達男、ジャコモ・プッチーニの大人の男女の愛憎劇。ローマの歌姫、フローリア・トスカの若さとコケティッシュな部分はアイドル的なものではなく、画家でトスカの恋人の、マリオ・カヴァラドッシに女の存在を疑い絵姿に嫉妬する。一方カヴァラドッシもトスカに生やかな優しい言葉をかけるような純情青年でもありません。台本を書いたイタリアの詩人、ジュゼッペ・ジャコーザは「トスカ」を「喜怒哀楽は豊富だが詩情に欠けたドラマ」としました。上演頻度も高く、出演の中核の3人が確保されれば質は担保されます。少ない登場人物で劇性を高める。一方、それは歌手への負担も大きく、その存在感も大きくクローズアップされます。この1962年盤はレオンタイン・プライスを外題役に、カヴァラドッシにジュゼッペ・ディ・ステファノ、ローマ市の警視総監、スカルピア男爵はジュゼッペ・タディでした。ディ・ステファノは、そのトライアングルの一角、理想的なカヴァラドッシ像を築いていました。ヘルベルト・フォン・カラヤンのこの録音の配役への配慮は周到なものです。わずかな場しか登場しない場での歌手の起用や、盤での虚構、演出、それは音盤だけでリアリティを感じさせるものでした。音楽自体はシンフォニックな緊張の部分と、俗受けする部分は甘く、美麗な効果を挙げている。加えて、音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュース作なのです。トスカの投身まで、追いつめていく兵の足音、怒号が入ります。ラジオドラマ的、あるいは音だけでは足りない部分に演出がほどこされるようになってきました。テレビとは違い、ラジオにはラジオ、音盤には音盤のリアリティがあります。こうした演出がステレオ期の特徴。これこそゴージャスな音響、グランド・オペラの俗なる部分にぴたりと焦点を合わせていました。音響上の演出は、オペラの楽しみの一つです。1959年から1965年、カルショウの手がけたカラヤンの録音、その中にはジュゼッペ・ヴェルディの歌劇「アイーダ」「オテロ」という今でも現役として語られる録音の金字塔があります。カラヤンは、オペラでしばしば本領を発揮する。余談になるが、1979年にカーティア・リッチャレッリのトスカ、ホセ・カレーラスのカヴァラドッシ、ルッジェーロ・ライモンディのスカルピアでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で録音。こちらのリッチャレッリは、これまでの強いトスカ像から抒情的な場に焦点をあてたものでしたし、ライモンディのスカルピアなどは確信的です。配役が変われば演奏から変わる。本盤に不満はなく。再録音ではなくて、ふたつ目のアプローチといえます。
― 米 RCA との提携録音。録音は DECCA チーム、DECCA らしい素晴らしい音質です。
- いつの時代も曲、演奏、録音の3つのバランスで統一して、大衆迎合を第一としていたのがヘルベルト・フォン・カラヤンの一流です。本盤はRCA発売ですが、ビゼーの歌劇「カルメン」同様、英DECCA、米RCAの業務提携が生んだ偉大な作品。制作は英DECCAのジョン・カルショウ、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てというショルティの指環制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英DECCA社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作と言えると思います。魅力を列挙しますと「カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音」「カルショウお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション」ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。まず第一にお奨めするトスカ。カラヤンはトスカを2度録音している、この盤は1度目の録音。やはりプライスとステファノの組み合わせが魅力的。それにスカルピアを歌うタッディの悪役ぶりはなかなか凄味がある。そして、カラヤンのドラマの構築がまた見事というほかない。カラヤンやカルショウ・ファン必携アイテム。
プロダクト・ディテール(ソリアシリーズ盤)
-
レーベルRCA
-
レコード番号LSC7022-1/7022-C
-
作曲家ジャコモ・プッチーニ
-
楽曲歌劇「トスカ」全曲
-
演奏者
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ウィーン国立歌劇場合唱団
-
オーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
-
指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
-
録音年1962
-
録音場所ウィーン、ゾフィエンザール
-
録音種別STEREO
-
製盤国DE(ドイツ)盤
-
レーベル世代レッドレーベル
ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)
-
商品番号360614
-
盤コンディション良好です(MINT~NEAR MINT)
-
ボックスコンディション良好です(ボックスにわずかな傷みあり)
-
価格16,500円(税込)
-
商品リンク
-
ショップ名輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
-
ショップ所在地〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
-
ショップアナウンスべーレンプラッテからお客様へ
当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。
CDはアマゾンで購入できます。
from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/pB8rkmI
via IFTTT












