「 カラヤンのプッチーニ/「トスカ」全曲 GB DECCA 5BB123/4 STEREO 2LP」を通販レコードとしてご案内します。
11/23Today’s Topics
スペインの作曲家、マヌエル・デ・ファリャ・イ・マテウが生まれた日(1876年)。マドリード音楽院でスペイン民族音楽を学ぶ。その後パリでクロード・ドビュシー、モーリス・ラヴェル、ポール・デュカスらと交友関係を築き、音楽的影響を受けたと言われる。代表作は、交響的印象《スペインの庭園の夜》やバレエ音楽《恋は魔術師》《三角帽子》ほか、《クラヴサン協奏曲》など。
GB DECCA 5BB123-4 レオンタイン・プライス ジュゼッペ・ディ・ステーファノ ジュゼッペ・タデイ フェルナンド・コレナ ヘルベルト・フォン・カラヤン ウィーン・フィル プッチーニ トスカ
- Record Karte
GB 赤地ED4(スモール)。
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
- 1962年ウィーン、ゾフィエンザールでのセッション・ステレオ録音。
- 1962年の優秀録音です。ボックス入り。(3G/3G, 3G/3G)
2025年はカトリック教が定める《聖年》、イタリアを耳で感じる100年名盤セレクション
音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュースの“ラジオ・ドラマ”的オペラ
世慣れしていた伊達男、プッチーニの大人の男女の愛憎劇。ローマの歌姫、トスカの若さとコケティッシュな部分はアイドル的なものではなく、カヴァラドッシに女の存在を疑い絵姿に嫉妬する。一方カヴァラドッシもトスカに生やかな優しい言葉をかけるような純情青年でもありません。ジャコーザは「トスカ」を「喜怒哀楽は豊富だが詩情に欠けたドラマ」としました。上演頻度も高く、出演の中核の3人が確保されれば質は担保されます。少ない登場人物で劇性を高める。一方、それは歌手への負担も大きく、その存在感も大きくクローズアップされます。この62年盤はレオンタイン・プライスを外題役に、カヴァラドッシにディ・ステファノ、スカルピアはタディでした。ディ・ステファノは、そのトライアングルの一角、理想的なカヴァラドッシ像を築いていました。カラヤンの配役への配慮は周到なものです。わずかな場しか登場しない場での歌手の起用や、盤での虚構、演出、それは音盤だけでリアリティを感じさせるものでした。音楽自体はシンフォニックな緊張の部分と、俗受けする部分は甘く、美麗な効果を挙げている。加えて、音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュース作なのです。トスカの投身まで、追いつめていく兵の足音、怒号が入ります。ラジオドラマ的、あるいは音だけでは足りない部分に演出がほどこされるようになってきました。テレビとは違い、ラジオにはラジオ、音盤には音盤のリアリティがあります。こうした演出がステレオ期の特徴。これこそゴージャスな音響、グランド・オペラの俗なる部分にぴたりと焦点を合わせていました。音響上の演出は、オペラの楽しみの一つです。59年から65年、カルショウの手がけたカラヤンの録音、その中には「アイーダ」「オテロ」という今でも現役として語られる録音の金字塔があります。カラヤンは、オペラでしばしば本領を発揮する。余談になるが、1979年にカーティア・リッチャレッリのトスカ、ホセ・カレーラスのカヴァラドッシ、ルッジェーロ・ライモンディのスカルピアでベルリン・フィルで録音。こちらのリッチャレッリは、これまでの強いトスカ像から抒情的な場に焦点をあてたものでしたし、ライモンディのスカルピアなどは確信的です。配役が変われば演奏から変わる。本盤に不満はなく。再録音ではなくて、ふたつ目のアプローチといえます。
― 米 RCA との提携録音。録音は DECCA チーム、DECCA らしい素晴らしい音質です。
いつの時代も曲、演奏、録音の3つのバランスで統一して、大衆迎合を第一としていたのがカラヤンの一流です。本盤は RCA 発売ですが、カルメン同様、英 DECCA、米 RCA の業務提携が生んだ偉大な作品。制作は英 DECCA のジョン・カルショウ、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てというショルティの指環制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英 DECCA 社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作と言えると思います。魅力を列挙しますと「カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音」「カルショウお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション」ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。まず第一にお奨めするトスカ。カラヤンはトスカを2度録音している、この盤は1度目の録音。やはりプライスとステファノの組み合わせが魅力的。それにスカルピアを歌うタッディの悪役ぶりはなかなか凄味がある。そして、カラヤンのドラマの構築がまた見事というほかない。カラヤンやカルショウ・ファン必携アイテム。
プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)
-
レーベルDECCA
-
レコード番号5BB123/4
-
作曲家ジャコモ・プッチーニ
-
楽曲歌劇「トスカ」全曲
-
演奏者
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ウィーン国立歌劇場合唱団
-
オーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
-
指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
-
録音年1962
-
録音場所ウィーン、ゾフィエンザール
-
録音種別STEREO
-
製盤国GB(イギリス)盤
-
製盤年1971, Stamper(3G/3G, 3G/3G)。
-
レーベル世代赤地ED4(スモール)
CDはアマゾンで購入できます。
from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/RtVmgfY
via IFTTT









