「 カラヤンのプッチーニ/「トスカ」全曲 GB DECCA 5BB123-4 STEREO 2LP」を通販レコードとしてご案内します。
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ロシアの作曲家、アルフレート・シュニトケが生まれた日(1934年)。ジャーナリストおよび翻訳家の父親は、1926年にヴァイマル共和国からソビエト連邦に移住してきたフランクフルト出身のユダヤ系ドイツ人で、母親はヴォルガ・ドイツ人だったシュニトケは、少年時代からドイツ語を使う家庭環境に育つ。モスクワ音楽院を卒業し、10年間講師を務めた30歳代。その後は主に映画音楽の作曲により糊口をしのぐ。「フルシチョフの雪どけ」の時代に青春を過ごし、西側から大挙して押し寄せてきた、現代音楽や実験音楽の渦に巻き込まれているシュニトケの作風は、初期は同時代のドミートリイ・ショスタコーヴィッチらの影響を受けながらも、民族音楽やポピュラー音楽など他ジャンルへの関心も高かった。さらに、音楽様式も中世、ルネサンスから現代に至り、シュニトケの作風は「多様式主義」と呼ばれる。本人の言によると「セリーによる自己否定というお年ごろの儀式」に飽き足らなくなり、「多様式」と呼ばれる新しい作曲様式に突き進んだ。多様式による作品では、新旧の作曲様式による音楽が、きわめて密接して積み重ねられていく。当時テープ音楽からの影響を強く受け、オーバーダブを用いて擬似無限カノンを作り出す極めて個性的な音色を発案する。ほとんどの楽曲素材が映画音楽の転用であり、シュニトケの作曲様式の発展において映画音楽の影響力が歴然と示されている。シュニトケはかつて「私の生涯の目標は、芸術音楽と軽音楽の統一なのです。そうしたら、たとえ私の首が折れてしまうとしても」と記したが、これは70年代の流行をいち早く察知し、自らがそれを最上の形で表明したことへの自信でもあった。また、映画音楽も多数作曲しており、近年ではフィギュアスケートの浅田真央のプログラムにも彼の「タンゴ」が使用された。1980年代になると、シュニトケの音楽は国外でもLPリリースで広く知られるようになった。これは、ギドン・クレーメルやマルク・ルボツキーのような亡命音楽家の応援であるが、ペレストロイカやグラスノスチの恩恵を良いタイミングで被ってもいる。63歳没。交響曲第9番は未完成のまま遺された。シュニトケが脳卒中の発作と戦いながら最後には左手だけで書いた絶筆で、3楽章までの解読困難なスコアが残された。
GB DECCA 5BB123-4 レオンタイン・プライス ジュゼッペ・ディ・ステーファノ ジュゼッペ・タデイ フェルナンド・コレナ ヘルベルト・フォン・カラヤン ウィーン・フィル プッチーニ トスカ
- Record Karte
GB 赤地ED4(スモール)。
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
- 1962年ウィーン、ゾフィエンザールでのセッション・ステレオ録音。
- 1962年の優秀録音です。ボックス入り。(4G/7G, 4G/4G)
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音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュースの〝ラジオ・ドラマ〟的オペラ
世慣れしていた伊達男、ジャコモ・プッチーニの大人の男女の愛憎劇。ローマの歌姫、フローリア・トスカの若さとコケティッシュな部分はアイドル的なものではなく、画家でトスカの恋人の、マリオ・カヴァラドッシに女の存在を疑い絵姿に嫉妬する。一方カヴァラドッシもトスカに生やかな優しい言葉をかけるような純情青年でもありません。台本を書いたイタリアの詩人、ジュゼッペ・ジャコーザは「トスカ」を「喜怒哀楽は豊富だが詩情に欠けたドラマ」としました。上演頻度も高く、出演の中核の3人が確保されれば質は担保されます。少ない登場人物で劇性を高める。一方、それは歌手への負担も大きく、その存在感も大きくクローズアップされます。この1962年盤はレオンタイン・プライスを外題役に、カヴァラドッシにジュゼッペ・ディ・ステファノ、ローマ市の警視総監、スカルピア男爵はジュゼッペ・タディでした。ディ・ステファノは、そのトライアングルの一角、理想的なカヴァラドッシ像を築いていました。ヘルベルト・フォン・カラヤンのこの録音の配役への配慮は周到なものです。わずかな場しか登場しない場での歌手の起用や、盤での虚構、演出、それは音盤だけでリアリティを感じさせるものでした。音楽自体はシンフォニックな緊張の部分と、俗受けする部分は甘く、美麗な効果を挙げている。加えて、音による演出の巧者、ジョン・カルショウのプロデュース作なのです。トスカの投身まで、追いつめていく兵の足音、怒号が入ります。ラジオドラマ的、あるいは音だけでは足りない部分に演出がほどこされるようになってきました。テレビとは違い、ラジオにはラジオ、音盤には音盤のリアリティがあります。こうした演出がステレオ期の特徴。これこそゴージャスな音響、グランド・オペラの俗なる部分にぴたりと焦点を合わせていました。音響上の演出は、オペラの楽しみの一つです。1959年から1965年、カルショウの手がけたカラヤンの録音、その中にはジュゼッペ・ヴェルディの歌劇「アイーダ」「オテロ」という今でも現役として語られる録音の金字塔があります。カラヤンは、オペラでしばしば本領を発揮する。余談になるが、1979年にカーティア・リッチャレッリのトスカ、ホセ・カレーラスのカヴァラドッシ、ルッジェーロ・ライモンディのスカルピアでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で録音。こちらのリッチャレッリは、これまでの強いトスカ像から抒情的な場に焦点をあてたものでしたし、ライモンディのスカルピアなどは確信的です。配役が変われば演奏から変わる。本盤に不満はなく。再録音ではなくて、ふたつ目のアプローチといえます。
― 米 RCA との提携録音。録音は DECCA チーム、DECCA らしい素晴らしい音質です。
いつの時代も曲、演奏、録音の3つのバランスで統一して、大衆迎合を第一としていたのがヘルベルト・フォン・カラヤンの一流です。本盤はRCA発売ですが、ビゼーの歌劇「カルメン」同様、英DECCA、米RCAの業務提携が生んだ偉大な作品。制作は英DECCAのジョン・カルショウ、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てというショルティの指環制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英DECCA社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作と言えると思います。魅力を列挙しますと「カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音」「カルショウお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション」ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。まず第一にお奨めするトスカ。カラヤンはトスカを2度録音している、この盤は1度目の録音。やはりプライスとステファノの組み合わせが魅力的。それにスカルピアを歌うタッディの悪役ぶりはなかなか凄味がある。そして、カラヤンのドラマの構築がまた見事というほかない。カラヤンやカルショウ・ファン必携アイテム。
プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)
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レーベルDECCA
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レコード番号5BB123/4
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作曲家ジャコモ・プッチーニ
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楽曲歌劇「トスカ」全曲
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演奏者
- レオンタイン・プライス
- ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
- ジュゼッペ・タデイ
- フェルナンド・コレナ
- ウィーン国立歌劇場合唱団
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オーケストラウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
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録音年1962
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録音場所ウィーン、ゾフィエンザール
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録音種別STEREO
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製盤国GB(イギリス)盤
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製盤年1971, Stamper(4G/7G, 4G/4G)。
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レーベル世代赤地ED4(スモール)
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