「 現代音楽の孤島 自分のスタイルをチューニングした彼の全盛期の作品は、未だに創造の神秘的な魅力に包まれている。」を通販レコードとしてご案内します。
最前衛を突破した作品群!
3月29日
ポーランドの作曲家、クシシュトフ・ペンデレツキが没した日(2000年3月29日)。ペンデレツキといえば、映画で音楽が使用されることも多く、とりわけスタンリー・キューブリックが監督を務めた映画『シャイニング』がよく知られている。その他、広島の原爆投下、同時多発テロなど歴史上の悲惨な事件をテーマとした音楽も残している。
ペンデレツキ没 ― 2000年3月29日
Krzysztof Eugeniusz Penderecki
前衛的な響きを追求しつつも、唯一無二の作風を確立させたペンデレツキ。
(1933.11.23〜2000.3.29、ポーランド)
彼の最初期の作風は「十二音技法」から始まり、その後〝すべての伝統からサウンドを解放する〟ために編み出した「音の塊(ト―ン・クラスター)技法」を試み、その代表作が1959年~60年に作曲された「アナクラシス(Anaklasis)」や「広島の犠牲者の追悼のための哀歌」であった。まだ20歳代半ばで作られた、彼の代表作となりました。
1965年、創作の頂点とされる《ルカ受難曲》を書き上げた。16世紀のポリフォニー音楽に遡るスターバト・マーテルなども含まれるこの受難曲には、実験的なテクスチャーと、バロック的な形式、さらには伝統的な和声と旋律を使用するなどし、全体的なバランスが取られています。
楽器の演奏法の開拓や、珍しい楽器の使用など、チャレンジ精神旺盛で、1971年には、フリージャズで知られるトランペット奏者のドン・チェリーと、「The New Eternal Rhythm Orchestra」を組み録音を残しています。
響きとしては、最前衛にいる伝統の破壊者として知られますが、同時に古典的な形式を守るタイプの作曲家でもあります。例えば、《広島の犠牲者に捧げる哀歌》《ポリモルフィア》は共にABA’の古典形式があり、後者に至っては本来の前衛作曲家ならばもっとも嫌うはずの、典型的なハ長調の和音(ドミソのこと)が最後に使用されています。
過去の自分のスタイルを踏襲をすることに興味はなく、1970年代半ばになると、「自分は伝統への回帰によって、形式主義の前衛的な罠から救われたのだ」と結論づけ、いわゆる現代音楽とはほど遠い、エクトル・ベルリオーズさえ感じさせる、ロマン主義的な方向性へ傾倒した。
2020年3月29日、長い闘病生活の末、自宅のあるポーランド南部クラクフにて死去。当時の最前衛を突破した作品群は、誰も到達し得なかった特異点であり、その演奏はいつも強烈な力を孕んでいます。
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