「 US CAPITOL P8402 レオポルド・ストコフスキー ヒューストン交響楽団 グリエール 交響曲第3番「イリヤ・ムーロメツ」」を通販レコードとしてご案内します。

通販レコード→米ダーク・グリーン金文字盤
US CAPITOL P8402 レオポルド・ストコフスキー ヒューストン交響楽団 グリエール・交響曲第3番「イリヤ・ムーロメツ」
商品番号 34-18565
ロシア版太平記。
SPレコード時代から革新的だったレオポルド・ストコフスキー。レコーディングの時にはオーケストラの前にはダミーの指揮者を置いて行った強者。楽譜にない楽器を加えたり、音を盛ったりたいそうなことをしたけど、レインゴリト・グリエールのこの曲をレコード1枚に収めるために半分に切り詰めたのは大した技量だ。ロシアの英雄伝説に基づく交響曲第3番『イリヤー・ムーロミェツ』は1911年アレクサンドル・グラズノフに献呈。ストコフスキーがアメリカで盛んに指揮して広めた。このグリエールの交響曲第3番『イリヤー・ムーロミェツ』は今でこそ見向きもされないが、かつてはラフマニノフの交響曲第2番と並んでチャイコフスキー以降の代表的交響作品として世界的に知られていた。評価の定まった音楽より、新しく評価をすることは面白いし、何よりどう時代の新しい音楽は刺激がある。既に何十枚も録音のある独墺の過去の音楽をレコードにすることは虚しいものだ。時代が下ってザ・ビートルズの最初のレコードが、一件のレコード・ショップが自費制作したことから始まることに等しいだろう。戦前のSPレコード時代ストコフスキーが、これをフィラデルフィア管弦楽団と録音しており、戦後も同じストコフスキーがステレオで再録音したほか、シェルヘン、フェレンツ・フリッチャイ、ユージン・オーマンディらが相次いで録音を残している。ジョゼフ・コーネルは自ら制作した無声映画の伴奏音楽としてこの曲を指定している。ただし、全曲が70分以上を要する大曲なので、SPレコード録音に際してストコフスキーが拵えた短縮版(45分程度)が専ら親しまれ、LPレコード時代にこれをオリジナルの全曲版で録音したのはヘルマン・シェルヘンだけだったと記憶する。さて、戦前の日本におけるストコフスキーの代表盤と言えば、ドヴォルザークの交響曲第5番「新世界より」とリストの管弦楽曲「ハンガリアン・ラプソディ」でしょう。1937年に製作された映画「オーケストラの少女」でも使われました。この映画の大ヒットのおかげで、それまでクラシック音楽に縁のなかった多くの大衆が、その楽しさに開眼したそうです。当時の日本のレコード店には、それまで流行歌しか聞かなかったような半纏姿の丁稚さんが、このレコードを買いに押しかけて来たそうです。
- Record Karte
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- 演奏:レオポルド・ストコフスキー指揮、 ヒューストン交響楽団
- 1957年3月録音、3トラック・ステレオ・テープを使用して話題となったキャピトル盤。
- 曲目
- グリエール・交響曲第3番「イリヤ・ムーロメツ」
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