「 JP LONDON SLX3-11 サー・ゲオルグ・ショルティ ジョージ・ロンドン キルステン・フラグスタート ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ワーグナー 楽劇「ラインの黄金」全曲」を通販レコードとしてご案内します。
通販レコード→JP 1962(昭和37年5月)発売キングレコード社製FFSS溝有国内初出, 英国DECCA同一スタンパー 2E/1E/1E/1E/2E/2E 原盤使用 最初期スタンパー フラット180㌘重量盤、3枚組。
冒頭におけるコントラバスの重低音など、迫力満点のサウンド
自然収奪・破壊は世界を終末に導くとワーグナーが鳴らしていた警笛は21世紀の現代も変わらない。そればかりか、ワルハラ城炎上までのシナリオを現代の世界情勢は実行しているように思うのだが。
レコード史上初の壮挙となった、ワーグナーの大作《ニーベルングの指環》のスタジオ全曲録音プロジェクトを担った指揮者、サー・ゲオルグ・ショルティ。オーケストラ、演奏、録音、等全てにおいて、録音から半世紀以上たった現在でも最高の永遠の記録です。
ハンス・クナッパーツブッシュによる、1951年バイロイト音楽祭でのワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」全曲ライヴ録音のリリースを断念したカルーショーは、スタジオ録音を計画。まず、楽劇「ワルキューレ」からその録音は始まったが(1957年10月)、クナッパーツブッシュはカルーショー・チームに非協力的で、結局カルーショーは、断念。その時の、クナッパーツブッシュによる第1幕の録音だけはリリースされたが、ゲオルグ・ショルティに白羽の矢を立て本セットの三幕テスト録音した結果、出来上がりは上々。最終的にショルティを据え、レコード録音の偉業と讃えられた英デッカ社の「指環」全曲録音は完成。当然社運をかけたプロジェクト。1958年の「ラインの黄金」に始まり、「ジークフリート」(1962年)、「神々のたそがれ」(1964年)、「ワルキューレ」(1965年)と、足かけ8年の歳月を費やしてデッカによってスタジオ制作された楽劇『ニーベルングの指環』全曲盤は完成発売後半世紀を経た現在でも、その価値と魅力を失わない永遠の名盤です。イギリスDECCAの名プロデューサー、ジョン・カルショーが情熱と執念を込めて制作したこの『指環』は、レコード史上不滅の金字塔を打ち立てました。最初となった本盤の「ラインの黄金」は、ワルキューレ三幕テスト録音同様、録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達していることは言うまでもない。「指環」は人類史の一時代が没落してゆく、その発端、その過程、その結末を描いた物語だという人が居ます。わたしも其の通りだと思います。ワーグナーは指環によって、愛を失い、権力と富のみを追い求める19世紀の資本主義社会を批判したわけですが、その批判は21世紀の現代にもピッタリ当てはまります。ヴォータンは槍の柄を削り出して世界樹を枯らしてしまい、アルベリヒはラインの河底に潜在していた黄金を強奪し、愛を呪って指環を作り上げます。つまり指環には、世界没落の発端は自然収奪・破壊にあるという、毎日紙上を賑せているテーマをワーグナーは19世紀に警笛を鳴らしていたと云えるのでは・・・この最初の「ライン黄金」の成功がなかったなら、全曲完成は夢に終わったと云えましょう。そうした英デッカ社の史実を連想しながら試聴すると興味深いです。現在も『指輪』の代表盤とされるロングセラー・アルバムの第1作。1958年に録音された当盤のキャストも、フリッカ役のフラグスタート、ローゲ役のスヴァンホルム、ミーメ役のクーエンなど大物がズラリ。名プロデューサー、カルショーのもと、デッカの総力を結集した音響の素晴らしさは、現在も色褪せることがなく、本作の冒頭におけるコントラバスの重低音など、迫力満点のサウンドを響かせてくれます。貴方の部屋が写真のウィーンのソフィエンザールの録音セッション会場に様変わりするくらい鮮明な録音です。
ハンス・クナッパーツブッシュによる、1951年バイロイト音楽祭でのワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」全曲ライヴ録音のリリースを断念したカルーショーは、スタジオ録音を計画。まず、楽劇「ワルキューレ」からその録音は始まったが(1957年10月)、クナッパーツブッシュはカルーショー・チームに非協力的で、結局カルーショーは、断念。その時の、クナッパーツブッシュによる第1幕の録音だけはリリースされたが、ゲオルグ・ショルティに白羽の矢を立て本セットの三幕テスト録音した結果、出来上がりは上々。最終的にショルティを据え、レコード録音の偉業と讃えられた英デッカ社の「指環」全曲録音は完成。当然社運をかけたプロジェクト。1958年の「ラインの黄金」に始まり、「ジークフリート」(1962年)、「神々のたそがれ」(1964年)、「ワルキューレ」(1965年)と、足かけ8年の歳月を費やしてデッカによってスタジオ制作された楽劇『ニーベルングの指環』全曲盤は完成発売後半世紀を経た現在でも、その価値と魅力を失わない永遠の名盤です。イギリスDECCAの名プロデューサー、ジョン・カルショーが情熱と執念を込めて制作したこの『指環』は、レコード史上不滅の金字塔を打ち立てました。最初となった本盤の「ラインの黄金」は、ワルキューレ三幕テスト録音同様、録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達していることは言うまでもない。「指環」は人類史の一時代が没落してゆく、その発端、その過程、その結末を描いた物語だという人が居ます。わたしも其の通りだと思います。ワーグナーは指環によって、愛を失い、権力と富のみを追い求める19世紀の資本主義社会を批判したわけですが、その批判は21世紀の現代にもピッタリ当てはまります。ヴォータンは槍の柄を削り出して世界樹を枯らしてしまい、アルベリヒはラインの河底に潜在していた黄金を強奪し、愛を呪って指環を作り上げます。つまり指環には、世界没落の発端は自然収奪・破壊にあるという、毎日紙上を賑せているテーマをワーグナーは19世紀に警笛を鳴らしていたと云えるのでは・・・この最初の「ライン黄金」の成功がなかったなら、全曲完成は夢に終わったと云えましょう。そうした英デッカ社の史実を連想しながら試聴すると興味深いです。現在も『指輪』の代表盤とされるロングセラー・アルバムの第1作。1958年に録音された当盤のキャストも、フリッカ役のフラグスタート、ローゲ役のスヴァンホルム、ミーメ役のクーエンなど大物がズラリ。名プロデューサー、カルショーのもと、デッカの総力を結集した音響の素晴らしさは、現在も色褪せることがなく、本作の冒頭におけるコントラバスの重低音など、迫力満点のサウンドを響かせてくれます。貴方の部屋が写真のウィーンのソフィエンザールの録音セッション会場に様変わりするくらい鮮明な録音です。
- ジョージ・ロンドン(Bs:ヴォータン)
キルステン・フラグスタート(Sp:フリッカ) - クレア・ワトソン(Sp:フライア)
- ヴァルデマール・クメント(T:フロー)
- エバーハルト・ヴェヒター(Br:ドンナー)
- オーダ・バルスボルク(Sp:ヴォークリンデ)
- ジーン・マデイラ(Ms: エルダ)
- イーラ・マラニューク(Ms:フロースヒルデ)
- ヘティー・ブリューマッヒャー(A:ヴェルグンデ)
- セット・スヴァンホルム(T:ローゲ)
- パウル・クーエン(T:ミーメ)
- ヴァルター・クレッペル(Bs:ファゾルト)
- クルト・ベーメ(Bs:ファフナー)
- グスタフ・ナイトリンガー(Bs: アルベリヒ)他
- ゲオルグ・ショルティ (指揮)
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- ウィーン国立歌劇場合唱団
- Record Karte
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- 1958年9月-10月、ウィーン、ゾフィエン・ザール録音。
- 1962(昭和37年5月)発売キングレコード社製FFSS溝有国内初出。フラット重量盤180g3枚組。初期キングレコード・オペラシリーズ重量級のカートンで、LP黎明期の息吹が聴こえてきそうな訂装、ハンドメードの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。今でも一級のオークションファイル盤であると断言できます。高価な英国デッカ盤に負けないと・・・重量盤溝有から普通盤溝無に移行するのは1971年になってからです。
CDはアマゾンで
Vienna Philharmonic Orchestra
Decca
1997-10-14
from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/8vbu3Hh
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