「 GB DGG SLPM138 024 オイゲン・ヨッフム バイエルン放送交響楽団 ベートーヴェン 交響曲5番「運命」 「フィデリオ」序曲」を通販レコードとしてご案内します。
GB DGG SLPM138 024 オイゲン・ヨッフム バイエルン放送交響楽団 ベートーヴェン・交響曲5番「運命」、歌劇「フィデリオ」序曲
商品番号 34-19090
通販レコード→独初期チューリップ赤文字 フラット盤 ALLE HERSTELLER [オリジナル]
あなたはこの演奏の背後に、偉大なる巨匠の姿を見ることだろう。 ― オイゲン・ヨッフムは〝ベートーヴェンの交響曲〟をブルックナーと同様重要なレパートリーとしており、交響曲全集についても1952〜61年に本盤を含むドイツ・グラモフォンへ録音、1967〜69年にはPHILIPSへ、そして1976〜79年にはEMIへとメジャー・レーベルで、実に3度にわたって制作。また、すでにSPレコード時代に4曲の録音があることからも判る通り、彼にとってはキャリアの最初からその最晩年にいたるまで、レパートリーのメインに据えられた重要な作品群が、ほかならぬこの〝ベートーヴェンの交響曲〟であったことは疑いようの無いところです。第1番、第2番、第4番、第5番、第8番と序曲集がステレオ録音、第3番、第6番、第7番、第9番がモノラル録音。オーケストラは第1番、第5番、第9番がバイエルン放送交響楽団、それ以外はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団となっています。音響の良いイエス・キリスト教会とヘルクレスザールでのセッション録音のため、モノラル・テイクも聴きやすい音質で、ドイツ的なサウンドによる正統的な演奏を味わうことができます。1952年に始まる録音なのでヴィルヘルム・フルトヴェングラーの存命中である。なのに負けない、負けてない。ヨッフムは当時50歳で、内面に育っていた音楽は、すでに世界のトップレベルだったのだ。ベートーヴェン、ブラームスは特に往年のフルトヴェングラー時代のオーケストラの渋い響きが魅力的で、活力が満ち溢れる。フルトヴェングラーが亡くなったのは1954年11月30日。フルトヴェングラーの入院は伝えられていただろうが、その死は唐突だったと多くの人が語っているから。団員たちはフルトヴェングラーの思いを胸に演奏していたぐらいだろうし、フルトヴェングラーやベルリン・フィルの団員たちだけでなく、バイエルン放送響の楽団員もともに生きていた思いが同じだったろう。昔の指揮者には学者的風格があった。今の指揮者はスターであり、ロック歌手と同じだ。なかには舌をペロペロ出して戯けてみせる、分別世代さえ増えた。演奏が良ければいいのだが、外見はその実を表してしまいがちだ。表紙の写真に見る通り、ヨッフムの本質は〝中庸〟にある。しかし、その奥にはゲルマン人の熱い血がたぎっている。ヨッフムは生涯一貫してブルックナーに愛情を注いできたといって過言ではない人であり、残された録音の多さにもそれは示されている。有名な2つの全集 ― バイエルン放送響&ベルリン・フィルとのドイツ・グラモフォン盤。ドレスデン・シュターツカペレとの英EMI盤を、ベルリンのイエス・キリスト教会とミュンヘンのヘルクレスザールの二箇所で録音セッションが行われていた、そうしたブルックナー全集制作の最中、収録したベートーヴェン。ブルックナーのソノリティが録音スペースに充満していた中でもあってか、ベートーヴェンをより自然に近づけ心暖まるものにする感じで、ベートーベン創造の原点はここにありと云わんばかりの錯覚を起こさせる稀有な名演だと思います。後年のEMIとのロンドン録音よりは風格より若い情念が前に出て意外にフルトヴェングラーなどを思わせるような大胆さも見える瞬間があり、面白い。この演奏を聴いて、あなたは演奏の背後に、偉大なる巨匠の姿を見ることだろう。ドイツ的な風合いの再現という意味では、質実剛健なサウンドによるヨッフムのベートーヴェン演奏の面白さがダイレクトに迫ってきます。
- Record Karte
- 1959年4月ステレオ録音。
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