「 DE DGG 2532 019 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ホルスト 組曲「惑星」」を通販レコードとしてご案内します。

通販レコード→DE BLUE LINE STEREO DIGITAL盤
DE DGG 2532 019 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ホルスト 組曲「惑星」
商品番号 34-21077
完璧なアンサンブルよりも「ノリ」を重視した奔放な表現。
カラヤン=ベルリン・フィルは20世紀クラシック界最高の組合せでした。1956年ベルリン・フィルの終身常任指揮者に就任して以来、カラヤンはこの超一流オーケストラを完全に手中に収め、素晴らしい名演を世に送りつづけます。
ベルリン・フィルならではの凝縮された高密度の音が、最初の曲「火星」から鮮烈。1961年にカラヤンはウイーン・フィルで演奏しており、20年振りに、しかもベルリン・フィルでデジタル録音したもの。カラヤンの録音を振り返るときには欠かせない存在のレコードです。
このデジタル初期のドイツ・グラモフォンは頭一つ抜けた高音質で、当時の再生機器の限界を超えていたため正当な評価を得られていない感があります。当店では機器の音質チェックのリファレンス盤になっています。オーディオファイル必携!
ある対談の中でカラヤンは、『自分が指示を出さない時にオーケストラが群れをなす鳥のように天空を羽ばたく瞬間がある』と言っています。このレコードでも命令に従う集団以上の自発性がベルリン・フィルにはあり、指揮者もある程度それを楽しんでいる。
ただ、カラヤンの理想の振り幅の中にあるから、カラヤンの音楽になっている。カリスマ的芸術性と器用な職人気質を併せ持ったカラヤンは、一回性の熱情と、それに相反する録音芸術としての綿密な音楽設計を両立できた指揮者でした。
ある録音でホルン奏者の音の上ずりに気がついたエンジニアが、録り直しを確認したらカラヤンは、その自然さを良しとした話が象徴している。
アナログ録音末期の1980年前後はステレオレコード録音の爛熟期でマルチマイク、マルチトラック録音で録音後、複雑なミキシング、トラックダウンを経てレコード化されていた。一方、初期のデジタル録音は2トラック録音でマルチトラック録音が出来ず、その場で最小限のミキシングで録音。録音テープを切り貼りするといった自由もできず。初期のデジタル録音が、当時のアナログ録音に比して良くも悪くもクリアだったのは、メディアの差だけでなく録音手法の違いもあったようだ。
まして、分刻みのレコーディング・スケジュール。この《惑星》と同時に、モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525、プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調作品25《古典》、グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)作品40(以上3曲、1981年1月28、30日、2月20、23、24日)、ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93(1981年2月20、23、27日)、ニールセン:交響曲第4番作品29《消し難きもの》(1981年2月21~23日)、モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427(1981年1月28、30日、2月20、23、24日)を同時進行のセッションで録音している。《惑星》に登場する太陽系の地球以外の7つの惑星が、どの順番で録音されたのかを思考するのも面白いだろう。ちなみに「ミサ曲ハ短調」の合唱はウィーン楽友協会合唱団である。
- Record Karte
-
- 演奏:ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、RIAS室内合唱団(合唱指揮:ウーヴェ・グロノスタイ)
- 録音:1981年1月27~31日、2月26日、3月20日ベルリン、フィルハーモニーザールにおける、ギュンター・ヘルマンスによるセッション録音。
- 曲目
- グスターヴ・ホルスト作曲 組曲「惑星」
from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/401AUOo
via IFTTT


