「 GB PHILIPS ABL3128 フェリックス・アーヨ イ・ムジチ合奏団 ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集 四季」を通販レコードとしてご案内します。
通販レコード→GB 臙脂 170g重量盤
初代コンサートマスター、フェリックス・アーヨの四季 ― 流麗かつ豊麗でしかも爽快な、イタリアの陽光輝く「四季」。
前期バロック時代の音楽。現在の協奏曲のスタイルを発見した、イタリアの作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディ作曲の「和声と創意への試み 作品8」(Il cimento dell’armonia e dell’inventione)の全12曲。ヴィヴァルディは24曲で構想していたが挫折。1724年から1725年頃にオランダ、アムステルダムの出版社ル・セーヌから6曲ずつ2巻に分けて出版された。大ヒットした「四季」(Le quattro stagioni)は、その第1番から第4番までの4曲です。第5番は『海の嵐』。第6番『喜び』、第7番『ピゼンデル氏のために』、第10番『狩』の名前がついています。また、それらは単独で演奏や録音もされます。ピエモンテの貴族カルロ・ジャチント・ロエロ伯爵の趣向に合わせた曲集なので、すべての曲にストーリーをつけようとしていたのかもしれない。
ヴィヴァルディの名前はクラシック音楽史ではでてこないので、1950年代にはバッハ作曲として聞かれてもいたが、戦前のクラシックファンも蓄音機で聴いていたミーシャ・エルマンのSPレコードがある。わたしが知るヴィヴァルディ作曲とあるレコードは、それ限りですが。ヴァイオリン協奏曲の体はとっていたものの、複数の楽曲から取り合わせた演奏でした。筆写譜で演奏されていたもので、ヴィヴァルディの意図していた録音は2,000年になってから。
オランダ・フィリップス社専属の看板アーティストのレコードを制作、録音ディレクターを手掛けていたヴィットリオ・ネグリは音楽学者としても知られており、指揮者でもあった。バロック音楽を専門とし、楽譜の校訂者、研究者として知られる彼は、これら4曲を「四季」と称したレコードの録音をイ・ムジチ合奏団に推した。創設3年後の1955年に、初代コンサートマスター、フェリックス・アーヨの元で録音したモノラル盤。これは流麗ながらも引き締まった演奏だった。当時22歳のアーヨのソロも同様で、アンサンブルは今聴いても高水準。そして最大の妙味は、アルトゥーロ・トスカニーニに絶賛された創設当時の覇気漲るサウンドを聴けることにある。次が有名な1959年アーヨのステレオ録音。1969年にはアーヨの跡を継いだロベルト・ミケルッチが、イ・ムジチで「四季」を録音している。アーヨとミケルッチは、全12曲の3枚組のレコードもある。4曲で40分台の「四季」はSPレコード時代の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に等しい、発明であり、これが日本で一番売れた、クラシック音楽のレコード。未だ揺るぎない。サルヴァトーレ・アッカルド、ピーナ・カルミレッリ、フェデリコ・アゴスティーニ、マリアーナ・シルブとリーダーが替わる度に、日本各地で演奏会を行い、「四季」をプログラムにするリクエストが有り、レコード録音も行われている。アッカルド、アゴスティーニはイ・ムジチ合奏団以外との録音もあり、カルミレッリ、シルプの「四季」は対象的で、カルミレッリ盤はミケルッチ以外では日本で評価が高い。
本盤は、流麗かつ豊麗でしかも爽快な、イタリアの陽光輝く「四季」である。それに、「秋」は落ち着きがあり、「冬」は表情が厳しい。これぞ日本人も共感を得た「四季」の音楽。古楽器演奏とは路線が違って現代的イタリアの歌にあふれた演奏は聴くものを幸せにしてくれます。
アーヨのヴァイオリンは美しくしなやかだが、ピリオド演奏全盛の中にあっては音楽運びの濃くには欠ける。完璧なアンサンブルよりも「ノリ」を重視した「四季」の名盤中の名盤。音質は刺々しくならず、低弦の動きも明瞭に聴こえる優秀録音です。
ヴィヴァルディの名前はクラシック音楽史ではでてこないので、1950年代にはバッハ作曲として聞かれてもいたが、戦前のクラシックファンも蓄音機で聴いていたミーシャ・エルマンのSPレコードがある。わたしが知るヴィヴァルディ作曲とあるレコードは、それ限りですが。ヴァイオリン協奏曲の体はとっていたものの、複数の楽曲から取り合わせた演奏でした。筆写譜で演奏されていたもので、ヴィヴァルディの意図していた録音は2,000年になってから。
オランダ・フィリップス社専属の看板アーティストのレコードを制作、録音ディレクターを手掛けていたヴィットリオ・ネグリは音楽学者としても知られており、指揮者でもあった。バロック音楽を専門とし、楽譜の校訂者、研究者として知られる彼は、これら4曲を「四季」と称したレコードの録音をイ・ムジチ合奏団に推した。創設3年後の1955年に、初代コンサートマスター、フェリックス・アーヨの元で録音したモノラル盤。これは流麗ながらも引き締まった演奏だった。当時22歳のアーヨのソロも同様で、アンサンブルは今聴いても高水準。そして最大の妙味は、アルトゥーロ・トスカニーニに絶賛された創設当時の覇気漲るサウンドを聴けることにある。次が有名な1959年アーヨのステレオ録音。1969年にはアーヨの跡を継いだロベルト・ミケルッチが、イ・ムジチで「四季」を録音している。アーヨとミケルッチは、全12曲の3枚組のレコードもある。4曲で40分台の「四季」はSPレコード時代の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に等しい、発明であり、これが日本で一番売れた、クラシック音楽のレコード。未だ揺るぎない。サルヴァトーレ・アッカルド、ピーナ・カルミレッリ、フェデリコ・アゴスティーニ、マリアーナ・シルブとリーダーが替わる度に、日本各地で演奏会を行い、「四季」をプログラムにするリクエストが有り、レコード録音も行われている。アッカルド、アゴスティーニはイ・ムジチ合奏団以外との録音もあり、カルミレッリ、シルプの「四季」は対象的で、カルミレッリ盤はミケルッチ以外では日本で評価が高い。
本盤は、流麗かつ豊麗でしかも爽快な、イタリアの陽光輝く「四季」である。それに、「秋」は落ち着きがあり、「冬」は表情が厳しい。これぞ日本人も共感を得た「四季」の音楽。古楽器演奏とは路線が違って現代的イタリアの歌にあふれた演奏は聴くものを幸せにしてくれます。
アーヨのヴァイオリンは美しくしなやかだが、ピリオド演奏全盛の中にあっては音楽運びの濃くには欠ける。完璧なアンサンブルよりも「ノリ」を重視した「四季」の名盤中の名盤。音質は刺々しくならず、低弦の動きも明瞭に聴こえる優秀録音です。
- Record Karte
-
- 英プレス。名演奏の誉れの高いアーヨ盤。最初期モノラル盤なので、再生音は特有艶めかしさがあります。どうかステレオ・カートリッジで聴いて、台無しにしないでください。
CDはアマゾンで
アーヨ(フェリックス)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2001-06-06
from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/B8aKc9t
via IFTTT








