AU EMI SOELP9499 サー・マルコム・サージェント BBC交響楽団 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ブリテン 青少年のための管弦楽入門 シンプル・シンフォニー ウォルトン ファサード

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34-14665

商品番号 34-14665

通販レコード→豪ダーク・グリーン銀文字盤

ロンドンっ子の熱狂ぶりを今に伝える感動的な演奏 ― イギリスの名指揮者、サー・マルコム・サージェント(1895〜1967)は、プロムスへの長年の貢献により国民的人気を得ていました。もともとオルガニストで作曲家だったサージェントの指揮者デビューは1921年のプロムスのことで、以後、オーケストラの指揮と合唱指揮の分野で活躍して1947年にサーの称号を授与され、翌1948年から亡くなるまでの約20年間に渡ってプロムス(プロムナードコンサート)の首席指揮者を務め、500回以上も指揮をしたことから、多くのイギリス国民に親しまれる存在となっていました。サージェントの指揮ぶりは華麗なスタイルでしたが、実際の演奏の方は洗練された趣味の良いものが多く、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したシベリウスやロッシーニ。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲3番『英雄』、シューベルトの『未完成』交響曲、スメタナの連作交響詩『わが祖国』、ホルストのバレエ組曲『どこまでも馬鹿な男』、本盤のブリテンの《シンプル・シンフォニー》、ウォルトンの《ファサード 第1&2組曲》。BBC交響楽団とのホルストの組曲『惑星』、本盤のブリテンの《青少年のための管弦楽入門》。シベリウス作品等々、かつてLP時代にはサー・トーマス・ビーチャムやサー・エイドリアン・ボールト、サー・ジョン・バルビローリと並んで人気を博していた。彼らの演奏を聴いて改めて思うのは、演奏芸術は時代の変遷を問わないということ。また、サージェントは合唱にも強い指揮者で作曲家でもあったことから合唱大作を好く取り上げており、1928年にはロイヤル・コーラル・ソサエティの合唱指揮者に就任。1931年、ウォルトンのカンタータ『ベルシャザールの饗宴』の初演を指揮しています。得意のヘンデルのオラトリオ『メサイア』に至っては4度も録音(1927、1946、1959、1965年)しているという徹底ぶりでした。ほかに、ハーモニカの名手ラリー・アドラーと共演したレイフ・ヴォーン=ウィリアムズの「ハーモニカと弦楽のためのロマンス」や、サージェントがその普及に情熱を注いだアフリカ系イギリス人作曲家で「アフリカのマーラー」とも称えられたサミュエル・コールリッジ=テイラーの『ハイアワサの婚礼の宴』などといった興味深いレパートリーが代表する有名録音盤としてある。モダン・オーケストラの能力を最大限効果を上げ、英EMIのノウハウを十全に駆使して時にはハッと生演奏のような錯覚すら覚えさせる、聴いた後の爽快感がいい。最もイギリスの聴衆に愛された指揮者ともいわれています。

  • Record Karte
  • ブリテン:シンプル・シンフォニー~ロイヤル・フィル[録音:1961年]/ブリテン:青少年のための管弦楽入門~BBC交響楽団[録音:1959年]/ウォルトン:ファサード 第1&2組曲~ロイヤル・フィル[録音:1961年]、セッション・ステレオ録音。
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