GB DECCA SXL2002 クリフォード・カーゾン ハンス・クナッパーツブッシュ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番「皇帝」

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「 GB DECCA SXL2002 クリフォード・カーゾン ハンス・クナッパーツブッシュ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番「皇帝」」を通販レコードとしてご案内します。

34-19666

緊張感と厳しさに貫かれた名演 ― 相性の良いクリフォード・カーゾンと、信念あるハンス・クナッパーツブッシュの指揮が呼応した、両者を代表する名盤。

情熱的なピアノが感動を呼ぶ。

どちらも一歩も引かない印象が強いことと、キャラクターが異なる印象を与えるためか、ちぐはぐな演奏を想像しがちですが、実際は相性が良く、オーケストラを含めて方向性が合致した熱演を繰り広げています。カーゾンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。エッジの効いた冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。クナッパーツブッシュも巨大なスケールで描き切っています。クナッパーツブッシュがソロに寄り添った端正な佇まいだが、時々見せる悪魔的な深淵がいかにもクナッパーツブッシュらしい。天才ピアニストと唯我独尊の巨匠の対決が生み出す緊張感が冒頭から最後まで漲っています。

ズシリと腹に響く低音の凄みから繊細な高音域まで

英デッカ社はffrr録音の優秀さを知らしめようと指揮者は御大ハンス・クナッパーツブッシュと既に制圧したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を起用、長身で気取ったところがなかったズボン吊がトレードマークのクナッパーツブッシュが、晩年ウィーン・フィルとスタジオ録音として残した数少ない録音の一つ。デッカ最初期のステレオ録音も極めて優秀、永遠の名盤です。ズシリと腹に響く低音の凄みから繊細な高音域まで、デッカならではの生々しいサウンドに捉えられており、どこまでも高揚する崇高な音楽が見事なマッチングを見せた、クナッパーツブッシュとしても滅多にないほどすごい演奏をかなりの情報量で伝えてくれているのです。指輪全曲をこの彼で企てようとした英デッカ社の目の付け所がわかるほど。クナッパーツブッシュのわが道を行く強烈な個性は永遠に誰も真似することは出来ないと体感できる、巨大なスケールと金管の迫力、低弦の凄みには言葉もありません。

  • Record Karte
  • 1957年6月ウィーン、ゾフィエンザール録音。

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  1. GB DEC SXL2002 カーゾン&クナッパーツブッシュ…
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調
カーゾン(サー・クリフォード)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2009-11-11


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