「 GB COLUMBIA SAX2411 ダヴィッド・オイストラフ オットー・クレンペラー フランス国立放送管弦楽団 ブラームス ヴァイオリン協奏曲」を通販レコードとしてご案内します。
全盛期オイストラフの奇跡の共演 ― 何十年もクラシック音楽を聴いてこられたオールドファンにとって〝オイストラフ〟はやはり ― ソ連の至宝のスケール大きく雄弁な名演奏で ― 特別な思い入れがあるヴァイオリニスト。導入から、オーケストラの重量感が凄い。フランスのオーケストラにイメージしていること次第だが、これがフランスのオーケストラかと思わされるだろう。とはいえ、後にも先にもこんなに重厚な音をだしたフランスのオーケストラは聴いたことがない。まるでドイツのオーケストラを聴いているような響きに驚かされる。このオットー・クレンペラーの巨大なスケールにも一歩も退かず、ダヴィッド・オイストラフの太く暖かく柔らかなヴァイオリンが即興を交えて、きらきら輝いて堂々と受けて立つ様は、正に千両役者。20世紀を代表する巨匠ヴァイオリニスト、オイストラフ。音だけで誰だか分かるヴァイオリニストの最右翼です。こんなに堂々たる風格があって、気品も漂う滴るような美音のヴァイオリンはオイストラフ以外には聴いたことがありません。誰もが一度は〝オイストラフ〟の演奏に魅了される。緩急強弱の表現すべてが万全で、安定感があり、艶やかで美しい音色でも、鬼気迫る切れ味鋭い音色でも、翳りのあるメランコリーな音色でも、人をひきつける。どんなに一流と呼ばれる人でも、作品やその中にあるフレーズとの相性の良し悪しが出ることがしばしばあるが、オイストラフにかかると、そういうことはほとんど起こらない。ヴァイオリニストの王と讃える人が多いのも当然である。オイストラフは録音を多く遺しているが戦争や冷戦があったために、凄まじい技術を誇っていた若い頃、思うように活動できなかったことが惜しまれる。1908年ウクライナ、オデッサに生まれオイストラフはソ連を代表するヴァイオリニストとして君臨しました。やがて第2次大戦終了後西側世界での活動が本格的に始まると20世紀を代表する巨匠としての評価を確立しました。息子イーゴリ・オイストラフとはドイツ・グラモフォンにバロック音楽を主にしたデュエット、英EMIにはメジャー・レーベルとして最も多くの有名独奏ヴァイオリン協奏曲の録音を残し、ベートーヴェンやブラームスといった得意のレパートリーは、いずれも名演の誉れ高い演奏です。パリ、サル・ワグラムで録音されたアンドレ・クリュイタンス&フランス国立放送管弦楽団とのベートーヴェンやクレンペラー&フランス国立放送管とのブラームスなど、ヴァイオリニストのオイストラフと指揮者クレンペラーによる歴史的名盤。持ち前の美音を駆使して大家の芸を繰り広げるオイストラフを、クレンペラーは雄大なスケールで支え、風格ある中にも美しい限りのブラームスが展開される。この協奏曲を聴くならまずは本盤です。
1960年11月パリ、サル・ワグラム録音。
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