「 FR COLUMBIA SAXF119 ダヴィッド・オイストラフ アンドレ・クリュイタンス フランス国立放送管弦楽団 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲」を通販レコードとしてご案内します。
通販レコード→FR DARK BLUE WITH SILVER LETTERING フランス初期棒付きインナースリーブ
FR COLUMBIA SAXF119 ダヴィッド・オイストラフ アンドレ・クリュイタンス フランス国立放送管弦楽団 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
商品番号 34-29549
英国盤SAX2315初期盤の良好なものは入手困難で取引価格も10万円を超えることを考えれば、この音質に優れたフランス盤は大変お買い得。
熟成された濃密な男盛りを味わう
何十年もクラシック音楽を聴いてこられたオールドファンにとって〝オイストラフ〟はやはり ― ソ連の至宝のスケール大きく雄弁な名演奏で ― 特別な思い入れがあるヴァイオリニスト。20世紀を代表する巨匠ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフ。誰もが一度は〝オイストラフ〟の演奏に魅了される。
〝オイストラフ〟は、緩急強弱の表現すべてが万全で、安定感があり、艶やかで美しい音色でも、鬼気迫る切れ味鋭い音色でも、翳りのあるメランコリーな音色でも、人をひきつける。どんなに一流と呼ばれる人でも、作品やその中にあるフレーズとの相性の良し悪しが出ることがしばしばあるが、オイストラフにかかると、そういうことはほとんど起こらない。ヴァイオリニストの王と讃える人が多いのも当然である。
オイストラフは録音を多く遺しているが戦争や冷戦があったために、凄まじい技術を誇っていた若い頃、思うように活動できなかったことが惜しまれる。
1908年ウクライナ、オデッサに生まれオイストラフはソ連を代表するヴァイオリニストとして君臨しました。やがて第2次大戦終了後西側世界での活動が本格的に始まると20世紀を代表する巨匠としての評価を確立しました。息子イーゴリ・オイストラフとはドイツ・グラモフォンにバロック音楽を主にしたデュエット、英EMIにはメジャー・レーベルとして最も多くの有名独奏ヴァイオリン協奏曲の録音を残し、ベートーヴェンやブラームスといった得意のレパートリーは、いずれも名演の誉れ高い演奏です。
なかでもアンドレ・クリュイタンス&フランス国立放送管弦楽団とのベートーヴェンの伝説的名演は、名匠同士唯一の共演にして稀代の名演となった、この大名曲の決定盤。豊麗で伸び伸びとしたオイストラフのヴァイオリンと音楽性豊かなクリュイタンスの指揮がベスト・マッチ、とにかくオイストラフが立派。
一聴すると全盛期の彼の芸風は、より感情の起伏を織り込んでいるようで、かなり感情的な演奏になっています。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にとって初となった交響曲全曲録音を得てベートーヴェンを得意としていたクリュイタンスの伴奏も、感興に富んでいる。
録音会場もパリの音響効果抜群の体育館サルワグラム。この曲の規範ともいうべきもので、オーソドックスで堂々とした演奏を聴かせている。これを超える演奏はおいそれと現れないだろう。おそらく、オイストラフ独特の線の太さも貢献してると思う。
何れにしていも豊満な美音で悠然と歌う、しかし時には威嚇するとでも表現した方が相応しいフレーズも散見される彼の真骨頂が発揮された一枚であることは間違いない。懐の深い雄大な演奏です。
20世紀におけるヴァイオリン協奏曲の一つの頂点を築いた、永遠の輝かしい記録がこのディスクに刻まれています。レコード芸術推薦盤。音質、盤のコンディションともハイレベルです。
〝オイストラフ〟は、緩急強弱の表現すべてが万全で、安定感があり、艶やかで美しい音色でも、鬼気迫る切れ味鋭い音色でも、翳りのあるメランコリーな音色でも、人をひきつける。どんなに一流と呼ばれる人でも、作品やその中にあるフレーズとの相性の良し悪しが出ることがしばしばあるが、オイストラフにかかると、そういうことはほとんど起こらない。ヴァイオリニストの王と讃える人が多いのも当然である。
オイストラフは録音を多く遺しているが戦争や冷戦があったために、凄まじい技術を誇っていた若い頃、思うように活動できなかったことが惜しまれる。
1908年ウクライナ、オデッサに生まれオイストラフはソ連を代表するヴァイオリニストとして君臨しました。やがて第2次大戦終了後西側世界での活動が本格的に始まると20世紀を代表する巨匠としての評価を確立しました。息子イーゴリ・オイストラフとはドイツ・グラモフォンにバロック音楽を主にしたデュエット、英EMIにはメジャー・レーベルとして最も多くの有名独奏ヴァイオリン協奏曲の録音を残し、ベートーヴェンやブラームスといった得意のレパートリーは、いずれも名演の誉れ高い演奏です。
なかでもアンドレ・クリュイタンス&フランス国立放送管弦楽団とのベートーヴェンの伝説的名演は、名匠同士唯一の共演にして稀代の名演となった、この大名曲の決定盤。豊麗で伸び伸びとしたオイストラフのヴァイオリンと音楽性豊かなクリュイタンスの指揮がベスト・マッチ、とにかくオイストラフが立派。
一聴すると全盛期の彼の芸風は、より感情の起伏を織り込んでいるようで、かなり感情的な演奏になっています。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にとって初となった交響曲全曲録音を得てベートーヴェンを得意としていたクリュイタンスの伴奏も、感興に富んでいる。
録音会場もパリの音響効果抜群の体育館サルワグラム。この曲の規範ともいうべきもので、オーソドックスで堂々とした演奏を聴かせている。これを超える演奏はおいそれと現れないだろう。おそらく、オイストラフ独特の線の太さも貢献してると思う。
何れにしていも豊満な美音で悠然と歌う、しかし時には威嚇するとでも表現した方が相応しいフレーズも散見される彼の真骨頂が発揮された一枚であることは間違いない。懐の深い雄大な演奏です。
20世紀におけるヴァイオリン協奏曲の一つの頂点を築いた、永遠の輝かしい記録がこのディスクに刻まれています。レコード芸術推薦盤。音質、盤のコンディションともハイレベルです。
- Record Karte
- ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61」アンドレ・クリュイタンス指揮フランス国立放送管弦楽団、1958年録音。
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