FR ERATO STU71110 テ・カナワ フォン・シュターデ ストラータス アラン・ロンバール ストラスブール・フィル モーツァルト コジ・ファン・トゥッテ

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「 FR ERATO STU71110 テ・カナワ フォン・シュターデ ストラータス アラン・ロンバール ストラスブール・フィル モーツァルト コジ・ファン・トゥッテ」を通販レコードとしてご案内します。

34-17969

商品番号 34-17969

通販レコード→仏ブラック銀文字盤 GRAVURE UNIVERSELLE

完全に、美しい姉妹 ― とレコードから実感させる。実力派ばかりの歌手で揃えられた演奏。女性歌手陣の良さで名作オペラのベストにチョイスしたい。キリ・テ・カナワ、フレデリカ・フォン・シュターデ、テレサ・ストラータス。これはカール・ベーム指揮フィルハーモニア管弦楽団盤のエリザベート・シュワルツコップ、クリスタ・ルードヴィッヒ、或いは同じベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるリーザ・デラ・カーザ、ルードヴィヒ盤に匹敵するだろう。モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」第1幕第7番 ― スザンナ、バジリオ、アルマヴィーヴァ伯爵の三重唱で、テーブルかけを持ち上げると隠れていたケルビーノが出てきて、伯爵が「こりゃ何たることじゃ!」とびっくり、はたしてスザンナは「ああ、どうしましょう。神のおぼしめしに任せましょう」と腹をくくると、すかさずバジリオが「女はみんなこうしたもの(Così fan tutte)。とりたてて珍しいことではござらぬ」と言い捨てる。「コシ・ファン・トゥッテ」は、このバジリオの言葉を題名にした喜劇です。このような一見ナンセンスとも言える題名と喜劇のせいで、19世紀には大分低俗な歌劇と見られていたそうです。でも、モーツァルトのオペラ作品全てが素晴らしい古典作品となっていますが、これはダ・ポンテの台本にモーツァルトが作曲した三部作だけに、前作からの引用も容易であったと推測しています。その「コシ・ファン・トゥッテ」の中に「ドン・ ジョヴァンニ」を見出し、更に「ドン・ジョヴァンニ」の中に「フィガロの結婚」を見出した訳ですから、モーツァルトのオペラの原点は「コシ・ファン・トゥッテ」にあるというのが私の持論で、「コシ・ファン・トゥッテ」こそモーツァルトのオペラ作品の最高峰であると確信しています。登場人物の数が少なく、しかもそれが一対ずつの組に分けられているために、それぞれが特徴あるアンサンブルとなっており、このオペラ独特の美しさは、このアンサンブルによるものだと思います。このオペラでは、女声陣の良さでチョイスしたい。テ・カナワとフォン・シュターデは声質が似ていて差が出てこないという批判があるが、それがフィオルディリージとドラベッラ姉妹の似ているところと、女の二面性も感じられ易い。耳に頼るレコードとして聴く時に、これは良いと、私はとても気に入った。特に若いころのフォン・シュターデはメゾ・ソプラノなのに透明かつノーブルな声で素晴らしい。おまけにストラータスもいい。あの美しいストラータスがお茶目なデスピーナをどんな表情で歌っているのか、想像するだけでも楽しい。録音のせいもあろうが、弱音部の繊細さはロココ時代のガラス細工を見るようだ。アラン・ロンバール指揮のストラスブールのオーケストラも、遅めのテンポを取っているが、決して弛緩することはない。声高に伴奏が主張することもなく、歌手陣にぴったり寄り添い、その凡庸に思えるほどのバランスが抜群にいい。テ・カナワとフォン・シュターデのような色んな大指揮者と組んで演奏している手練れた歌手だけに、清新なロンバールの音造りと相まみえて、聴き手を退屈させないものとなっています。1970年代にしては表情が濃厚で、ぞくぞくとさせてくれる瞬間を多くもっている。

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