GB CBS SBRG72068-9 ブルーノ・ワルター コロムビア交響楽団 マーラー 交響曲9番+ワルターポートレイト初版特典盤

投稿日:

「 GB CBS SBRG72068-9 ブルーノ・ワルター コロムビア交響楽団 マーラー 交響曲9番+ワルターポートレイト初版特典盤」を通販レコードとしてご案内します。

34-21538

商品番号 34-21538

通販レコード→英ブルー・レーベル Walking Eye 黒文字盤

「さらば、わが糸のすさびよ」の如き、滔滔たるマーラー最後のアダージョ ― マーラーと親密だった弟子として、早くから作品紹介に務めたブルーノ・ワルター(Bruno Walter, 1876年9月15日-1962年2月17日)のマーラー演奏には特別な説得力があります。ワルター指揮、コロムビア交響楽団の名盤、マーラーの交響曲第1番『巨人』と並行して録音されたのが同じくマーラーの交響曲第9番でした。中でも交響曲9番は代表的な1枚で、ワルター自身もこの第9番こそマーラーの遺言であると語っています。マーラー逝去の翌年1912年6月にワルター指揮ウィ-ン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された本曲。約四半世紀後の1938年、同じ組み合わせでの歴史的なライヴ演奏をSPレコードで発売するも、初演者ならではの「絶対価値」的な呪縛からか「9番」の録音は長く封印されていた。その呪縛を解いたのもワルター自身でした。また、マーラーが「交響曲は9曲書くと死ぬ」というジンクスを嫌って交響曲と名付けなかった『大地の歌』もワルターの指揮により初演と初録音が行われた作品です。20世紀の悲劇。数多くの優れた音楽家が、ナチス・ドイツの暴挙を嫌い、憤怒の涙を流しながらヨーロッパからアメリカに亡命した。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーと並び称されたドイツの大指揮者、ワルターもそのひとりである。一度も来日しなかったのに、今もなお日本で最もファンの多いワルターの指揮した『大地の歌』は現在、ライヴも含めると複数の録音が知られています。ワルターはグスタフ・マーラーに才能を認められ、20世紀初頭にウィーンとミュンヘンの宮廷歌劇場で名をあげた。ナチス台頭後もしばらくヨーロッパにとどまっていたが、1939年に渡米、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽顧問を務めた。戦後、ヨーロッパの楽壇に復帰し、ウィーン・フィルなどを指揮。心臓発作で倒れてからは演奏会の数も少なくなり、彼が作り出す音楽をステレオ録音で遺したいという米COLUMBIAのプロデューサーからの誘いに絆されます。その後、ワルターは初演から約半世紀後、晩年の1961年に到ってコロンビア交響楽団で再録音を望んだのが本盤。1938年盤と、1961年盤には、それぞれに録音した時代を背景に感じさせる個性と価値をもつ。いまと違って長大なマーラーの9番に聴衆の集中力を途切らせないために1938年盤は、「きわめて反抗的に」盛り上がる第3楽章ロンド・ブルレスケ(戯れの曲)のあと、第4楽章の速いテンポと感情表出をする斬新なアプローチには強い驚きがある。対して1961年盤ではマーラー草稿最終ページにある「さらば、わが糸のすさびよ」の如き、滔滔たるマーラー最後のアダージョである。このレコードには演奏するだけではなく、ワルター自身によるライナーノーツが載せられたり、ワルター自身によるインタビューやジョン・マックルーアのナレーションほか収めた貴重な特典LPレコードが付いていました。

続きを読む

from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/3tW9jXB
via IFTTT