GB DECCA SXL6603 ウラディーミル・アシュケナージ ベートーヴェン ピアノソナタ23番「熱情」、7番

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34-17012

商品番号 34-17012

通販レコード→英ナローバンド ED4盤[オリジナル]

すべてを黄金に変えるミダス王 ―  ウラディーミル・アシュケナージの唯一となるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は、アシュケナージの美しいピアニズムと高度なテクニックが一体となった壮年期の録音で、ベートーヴェンの精神性が浮かび上がる。ショパン国際ピアノコンクールで2位となり、エリーザベト王妃国際コンクールで優勝したアシュケナージは、イギリスEMIやロシア・メロディアからレコードも発売されるなど音楽院在学中から国際的な名声を確立します。1965年には来日も果たし、さらにデッカと専属契約を結んで着々とレコーディングをおこなうなど、活躍の場の国際化とともに政府の干渉や行動制限が増えたため、1974年にはソ連国籍を離脱してアイスランド国籍を取得しています。この時期のアシュケナージの勢いにはすごいものがありました。主にデッカレーベルに膨大な録音をしているアシュケナージは、モーツァルトのピアノ協奏曲全集、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集、同ピアノ協奏曲全集はサー・ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ交響楽団と、ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との2種、ショパンのピアノ曲全集、シューマンのピアノ曲全集、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどのほか、アンサンブル・ピアニストとしてもヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ、ピアノ・トリオ、リートの伴奏などにも参加し、驚異的とも言える非常に膨大なレパートリーを誇っている大ピアニストである。本盤や『ハンマークラヴィーア』(第29番)は、そうした時期に収録されており、30歳になったばかりのアシュケナージの冴えたテクニックによるフレッシュなベートーヴェン演奏を楽しむことができます。なお、全集録音に収められたものとは異なるものとなっています。アシュケナージは一般に、ヴィルトゥオーゾと称されるほど多くの難曲を弾きこなし、その上音色が多彩で、美しい音のピアニストとされ、ピアノの教師や生徒のお手本になる演奏をすると言われている。日ごろ調律のとれたピアノの音に接している聴き手ほど、レコードやCDからのピアノの響きを補完して聴こえていることだろう。吉田秀和氏も「世界のピアニスト」で、アシュケナージの「ハンマークラフィーア」やヨハン・ゼバスティアン・バッハのピアノ協奏曲のLPを例にとって、その音色の多彩さに言及し、少々留保付きだが、すべてを黄金に変えるミダス王、豊麗な美女のようだと称している。わたしも留保付きで奨めている。録音からにじみ出てくるアシュケナージが、大音楽家たちの作品から表現したいことは指揮者としての活動に移され、若いピアニストたちをソリストにして理想を目指しているように思える。

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