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DE DGG SLPM138 848 スヴャトスラフ・リヒテル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番/ピアノと管弦楽のためのロンド
商品番号 34-20117
通販レコード→独チューリップ盤 MADE IN GERMANY
不滅の名盤 ― スビャトスラフ・リヒテルのピアノ演奏は、その内面からくる音楽解釈の深さと卓越した技巧により常に私たちを魅了し続けており、現在でも多くの音楽ファンは楽曲の本質的な演奏をリヒテルに求めています。米ロの冷戦の最中、1960年の西側登場以前、以後ともに豊富な録音が残されていますが西側のオーケストラとの共演はリヒテルには戸惑いが強かったようだ。我こそはと独奏者と指揮者など無視したフランス最高と云われるオーケストラ、ヘルベルト・フォン・カラヤンとの共演は第2楽章のカデンツァが終わったところで伴奏開始の合図を入れるようカラヤンに頼んだが拒否。それが演奏に影響したと不満を明らかにしているのは良く知られている。しかし、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの伴奏での不満は歌手は自身の演奏効果を上げるために子音を強調するので音の流れが途切れ易く、その余情を合わせるのにピアノに遅れ気味に入るように求めたらしくリヒテルは伴奏するのに苦労したようだ。作曲家は楽譜を処分することで満足できるものを残せますが、楽器から一旦放たれた音はやり直せない。豊かさは良いことばかりではありません。リヒテルのレパートリーはバッハから20世紀の同時代の音楽まで多岐にわたる。そうした膨大なレパートリーを誇る一方で、独自の見識に基づいて作品を厳選していたことも特徴的である。例えばベートーヴェンのピアノソナタで言えば「第14番」や「第21番」のような人気曲を意図して演奏しなかったし、5曲の協奏曲の中では「第1番」と「第3番」のみをレパートリーにしていた。それぞれライヴも含め何種類かの録音を遺している。中でもとりわけよく知られているのが「第1番」では1960年、米RCA録音のシャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団、「第3番」がこのクルト・ザンデルリンク指揮ウィーン交響楽団のものであろう。そう、これはあの録音と同じセッションで指揮者を変えての演奏。いずれもオリジナル・ステレオ録音で半世紀余りを経た現在も不滅の名盤として輝いている。
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